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タケラッタのブログ一覧

2023年03月31日 イイね!

空飛ぶクルマを考える

空飛ぶクルマを考える今日で3月も終わりですね。


3月ですので、単なる月末ではなく年度末でもあります。


TVでは、番組編成で最終回を迎えた番組も多く、その中にはNHKの“朝ドラ”もありました。





NHKの 朝の連続テレビ小説「舞いあがれ!」


朝8時という放送時間は、一般的には勤め人が視聴できない時間帯ですが、コロナ禍で始まったテレワークのお陰で視聴可能になりました。


まぁ、我が家では丁度ニャンコたちにご飯をあげる時間なので、チャンネルは合わせていても、真剣には観ていませんでしたけど…


ところで、今回の“朝ドラ”ってどんな内容でしたっけ?



女性パイロットの話だっけ?


いや、確か離島の生活がどうとか…(Dr.コトー?)


違うな、町工場の話だったな。(下町ロケット?)


いやいや、インサイダー取引とか言ってたから金融関係のドラマの筈だ。(半沢直樹?)


おっと違った、短歌だとか出版だとか言ってたし 作家さんの話だよね。(芥川賞作家の大先生も出演していたし…)



真剣に観ていなかったとはいえ、設定が理解不能ですよ。(よくここまで脈絡もない話を詰め込んだな)


結局、亡き父の遺志を継いで町工場を守る為、自らの夢だったパイロットを諦めますが、会社が軌道に乗ると 飛行機でもロケットでもない、今 流行りの “空飛ぶクルマ” の開発を成功させて、めでたしめでたし………って、こんなストーリーで感動できるのか?





一通り毒を吐き終えたところで、クルマの話題です。


今週は EVネタばかりでしたが、今回の話題は “空飛ぶクルマ” です。


そもそも “空飛ぶクルマ” の定義ってなんでしょう?


もちろん、こういう事ではありませんよ。(笑)







ドラマの最終回で、「あれじゃヘリコプターと変わらんじゃないかっ!」って思いましたが、そもそも “空飛ぶクルマ” は、車道を走る『自動車』ではなく、航空機として分類されています。


いつ頃決まったのかは知りませんが、正式には「電動垂直離発着型無操縦者航空機(eVTOL:electric Vertical Take-Off and Landing)」というのだそうです。


つまり、従来のエンジンを動力源とするヘリコプターに対し

 1) 電動=少ない部品数(機体、及び 整備費用の節約)
 2) 騒音の軽減(環境面の向上)
 3) 自律飛行・遠隔操縦(人件費・運用コストの低減)
 4) 垂直離着陸(インフラ面の制約が少ない)

といった特徴があるわけです。


航空機と言うより、ドローンと言った方が良さそうですね。(言うなれば、『有人飛行が可能なドローン』ですな)


うーん、「クルマの話題」 って書いたのに、全然クルマじゃないんだが……。(汗)






“空飛ぶクルマ”に関しては、2018年8月より経済産業省・国土交通省が「空の移動革命に向けた官民協議会」を立ち上げ、議論が進められてきたようです。


新たなモビリティ・ビークルとして、脚光を浴びる “空飛ぶクルマ”


よく言われる「都市部の道路渋滞の影響を受けない」という事に関しては、自動車の保有台数が増えたから渋滞しているのであって、同じくらい “空飛ぶクルマ” の台数が増えたら、空だって混み合います……って言うか、そんな勢いで空を飛ぶ機体が増えたら危険過ぎますがな。


アメリカの様に、元々広大な国土を持ち、国内移動に航空機が使用されてきた国とは違います。


となると、過疎・山間部・離島などを結ぶ交通手段ですかねぇ…


新たなモビリティ・ビークルと言うより、ニッチな乗り物って気がする…。


EVと同様、次世代の乗り物ではあるけど、現在の乗用車に取って代わるような代物ではないよねぇ。





ところで……


「舞いあがれ!」の最終回で、主人公が操縦しちゃってましたけど、“空飛ぶクルマ” の特徴である『自律飛行・遠隔操縦』はどこに行っちゃったんですかね?


簡単に流行りに乗っちゃうから話が破綻するんだよ。


おとなしく航空機を作っておけば良かったのにねぇ……。
Posted at 2023/03/31 23:13:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2023年03月30日 イイね!

EVが自動車を白物家電化する…

EVが自動車を白物家電化する…本日もEVに関するブログです。


100年に一度の大変革期にあると言われる自動車産業。


EUによるエンジン車の販売禁止は一先ず見送られましたが、基本的には主流はEVへと移行していくのでしょう。


その事で、我々ユーザーが自動車に向ける思いも変わっていくと思います。





トヨタ自動車の現社長である 豊田章男氏の言葉に、「数ある工業製品のなかで『愛』がつくのは車だけ」と言うものがあります。


自動車だけではなく、冷蔵庫や洗濯機を購入する際にも、消費者は各社の製品についてカタログで吟味し、より良い製品を購入します。


しかし、選び抜いて購入した冷蔵庫に愛着を持って接する人はいないでしょう。


購入した洗濯機を「愛洗濯機」と呼んだりはしませんし、「みんなの洗濯機ライフ」なるSNSなんて成立しません。


何より、40~50年前の製品を使い続けたり、自分が生まれる前に生産された製品を購入したりするのも自動車くらいのものでしょう。


それは、当時の製品には当時の製品の良さ、“味”ともいうモノが自動車という製品にはあるからだと思います。





しかし、EVに置き換わったクルマは、その時代なりの魅力を将来的に維持できるのでしょうか?


バッテリーやモーターの性能は日進月歩でしょうし、古いバッテリーは劣化もします。


新品に置き換えようにも10年も経てば、当時の規格のパーツなど効率悪過ぎて生産されていないでしょう。





結局、EVに置き換わった自動車は、スマホやPCの様に 世代が変わると性能的に存在価値が無くなってしまうのでしょうね。


あるいは、冷蔵庫やエアコンの様に、効率の良い最新機種に買い替えていくのかもしれません。


「いや、俺は旧い製品を大事にするんだ」と思ったところで、修理代と新車価格が大して変わらないなんていう状況になっているかも。





ここからは、私の想像でしかないのですが……


EVは世代が変わると性能が格段と向上する為、車検の度に新車に買い替える様になります。


数年で買い替えるEVは、中古車になると製品力無い為、殆どが廃車となるでしょう。


数年で廃車になるなら、真面目に耐久性を保証するような製品にする必要はありません。


製品開発時に大事になるのは、高品質よりも開発スピード。


こうなると、日本の真面目なモノづくりはオーバークオリティでしかなく、開発サイクルの遅れとなって、中国や韓国の自動車メーカーの後塵を拝す事に……





国策として、EV普及に舵を切るというのは、自動車生産国=日本を 家電や半導体と同じ道を歩ませる事になったりしないかって思うのだが……。


そう考えると、今の日本の政治家の誰よりも、この人は日本の事を考えていますよねぇ。

Posted at 2023/03/31 00:35:21 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2023年03月29日 イイね!

EVの向き不向き

EVの向き不向き昨日のブログでEVに関して後ろ向きな事を書きましたが、決してEVそのものを否定している訳ではありません。


昨日も文末に書いた様に、“性急に“、”全て” をEV(ここで言うEVは、バッテリーに蓄えた電気だけで動くBEVの事)に置き換える事に否定的な意見を持っているだけです。


EV自体の充電性能(時間)から、インフラ(発電キャパ、送電ロス、充電器不足)、そしてバッテリーがもたらす環境負荷(鉱物の採掘、製錬時や、廃棄時の環境破壊)など、全てをEVに置き換えるまでに解決しなければならない問題が解決出来ているとは思えない、と言うのが1つ。


もう1つには、そうは言っても化石燃料は有限であり、いずれは再生可能エネルギーに変えていかねばならない、というのが理由です。


なので、限りある化石燃料を有効に使いつつ、今の生活への負荷を最小限にするべく徐々にEVに置き換えていくべきだと思うのですが……





徐々にEVに置き換えるのであれば、EVに向いているモノから置き換えていけばいい。


というのも、「EVには向き/不向きがある」というのが私の持論です。


EVの弱点は、航続距離、充電性能(≒充電時間)、価格、重量だと思います。


もちろん、エンジン車にもネガがありますが……。(都市部に多いストップ&ゴーや渋滞時の燃費悪化はエンジン車特有の欠点でしょう)


では、EVに向いているのはどんなシチュエーションかというと……






やはり、都市部を走るシティコミューターでしょう。(注:タケラッタ説です)

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シティコミューターならば、


航続距離:短距離
充電:   自宅での一晩充電でOK
価格:   バッテリ搭載量が少ない → 安い
重量:   バッテリ搭載量が少ない → 軽い


と、EVのネガが目立ちません。


また、EVなら渋滞中もアイドリングで燃料消費はありませんし、ストップ&ゴーに至っては減速時に発電出来る為、効率が落ちるどころか 逆に効率が良くなります。


宅配業者の車などはEVが最適でしょうね。





逆に、長距離を走るシチュエーションはEVには向いていないです。(注:あくまでタケラッタ説です)


航続距離:長距離
充電:   急速充電器、若しくは 長時間の充電が必要
価格:   大量のバッテリ搭載量が必要 → 高い
重量:   大量のバッテリ搭載量が必要 → 重い


長距離トラックなんぞは、EVにするのは以ての外です。(注:くどいようですが、タケラッタ説です)

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定速走行だと減速時の発電(エネルギー回生)が出来ない為、EVの利点が生きません。


また、長距離を走った後は出先で充電しないといけない訳ですが、急速充電器が確保できないと大変な事に…。


GWやお盆休みに遠く離れた実家や観光地に旅行する場合、EVをマイカーにしている人は、EVを選んだ事を後悔するかもしれませんね。


なお、高速道路を一定速度で走るようなケースでは、エンジン車は効率が上がります。


もし高速道路のみを走るのであれば、ハイブリッドカーである必要すらなく、日本では環境破壊の代名詞的な存在になってしまったディーゼル車が、実は一番エコ(エコノミーでもあり、エコロジーでもある)な車になるんですよね。





今までの話は、日本をはじめとする先進国での場合です。


通常の生活においても安定した電力供給がなされない地域や、そもそも送電線が届いていない未開な地では、EVなんて使い物になりません。


向き/不向きではなく、エンジン車でないとダメな地域も地球上にはたくさん残されているんですよね。







EUが全てのエンジン車の販売禁止を宣言したり、環境活動家がエンジン車を作り続けるメーカーに対して「環境の事を考えない、無責任な会社だ」と言い放ったりしていますが、あなた達こそ “真実”に目を瞑り、“自分だけの理想” を他人に押し付ける「無責任な人々」だと思いますがね。


それに、無計画にEV化を推進していくと、廃車になったEVの処分に困る事になりますよ!?




環境を考えて推進したEVが、深刻な環境汚染の元凶になるって、何の冗談ですか?


EVは将来有望な車だとは思いますが、暫くは “EVに向いている” 分野に留めておいた方が良いと思いますがねぇ。
Posted at 2023/03/29 19:57:12 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2023年03月28日 イイね!

EV普及のためのインフラは…

EV普及のためのインフラは…昨日のブログでは、EUのエンジン車容認の話をしましたが、今日は日本でのEV普及に関する話です。


先日、EVsmartなるサイトに、急速充電設備が増加している事を紹介した記事がありました。


ただ、EV普及にはまだまだ道のりが遠いと思わせる内容でしたが……





EVsmartとは、電気自動車(EV)またはプラグインハイブリッド自動車(PHEV)ユーザー向けの、普通・急速充電器検索サイトとの事です。


そのサイトにあるブログにて

1. eMP(e-Mobility Power)は2025年までに、2023年2月時点で約7800口あった急速充電器のコネクター数を約2倍の1万5000口まで増やすべく、高速道路のSAPAなどには複数基の設置を進めている事。

2. 2022年12月に47基(65口)、2023年1月に115基(160口)、2023年2月に108基(150口)の急速充電器を設置している事

を紹介。


実際に、関越自動車道の上里SA(上り線)に設置された6口のマルチコネクターを取材に行ったそうなのですが…






関越道上里SAに新設された6口器で満車に遭遇&いきなりの不具合で全滅も




取材に行った上里SAで、6口器の急速充電器が全て塞がったそうです。


まぁ、EV(とPHEV)が普及すれば、そうなるでしょうねぇ。


ただ問題なのは、6台中2台は「充電終了後も放置」していたのだとか。


何でも、取材に訪れた筆者到着の10分~15分前には充電が終わっており、そのうちの1台は、持ち主が一旦は車に戻ってきたのに、コネクターを外すことなく、車内の荷物を取りに戻っただけで、再びSAの施設に戻って行ってしまったんだとか。


何か、日本人ってマナーの良さを外国人に驚かれるのに、車関係となるとマナーが悪くなりますねぇ。


煽り運転もそうですが、煽られる側も追い越し車線を延々と走り続けたりしているし……


こういう充電終了後の放置は、EV普及が進めば絶対に増えるだろうし、それによるトラブルは 煽り運転並み、いやそれ以上の大問題になる気がします。






マナーの問題もさることながら、充電器のハードウェアとしての問題も露呈した様です。


取材に訪れた数日後、上里SAの上り/下りと、4口基になっている三芳PAの下りに設置されている急速充電器が、全て使用出来なくなっていたのだとか。


それは、6口基、4口基というマルチコネクタータイプは 電源部本体と充電コネクター部に分かれており、電源部本体側がトラブると、例え充電器が複数あっても全てが使えなくなるわけです。




さらに、充電器の最大出力は90kWに対し、システム総出力は200kWで、20kWの電源ユニット10台で構成されているらしいのですが……


3台の充電器使用時は1、2台目が80kW(20kW×4台)使うと、3台目は40kW(20kW×2台)となります。


これが6台全ての充電器の使用となると、電源ユニット10台を6台で分け合う形となりますから、当然 充電器の最大出力での充電など出来る筈もありません。


こういう点も、EV普及が進めば進むほど、問題が顕在化するんですよねぇ。






以前から言っている事ですが、EVそのものを否定する気はありませんが、性急に全てをEVに置き換える事には無理があると思います。


充電インフラもそうですが、全てをEVに置き換えれば発電キャパも足りなくなるでしょうし、EVの廃車(バッテリーの廃棄)の問題だって顕在化するでしょう。


一部をEVに置き換えるくらいが丁度いいんじゃないかねぇ…。
Posted at 2023/03/28 20:17:05 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2023年03月27日 イイね!

EUがエンジン車容認へ

EUがエンジン車容認へ2035年以降、ハイブリッド車を含む全てのエンジン車の新車販売を禁止するとしていたEUですが、条件付きでエンジン車の販売を認める事になりましたね。


あれだけ環境にやかましかったEUが何故?


まぁ、ウクライナ戦争の影響でエネルギー不足(&価格高騰)となりましたし、色々と行き詰っているのでしょうね。


もちろん、建て前としての環境優先は保持しないといけないので、e-fuel(二酸化炭素と水素で製造する合成燃料)を使用する場合に限る、という条件付きですが……。





エンジン車の継続販売を求めたのは、自動車産業を抱えるドイツが自国の産業界への影響を懸念しての事だと言われています。


ドイツの自動車産業と言えば、昨年VWの会長が EV推進派のヘルベルト・ディースが退任し、e-fuel肯定派のオリバー・ブルーメが就任していました。


なので、この流れは昨年から容易に想像は出来ていたのですが……





「CO2の排出量が実質ゼロになる燃料だけを使う場合、2035年からもエンジン車が許可される」


“実質ゼロ” ねぇ。


燃料を燃焼させれば、当然 CO2を排出します。


しかし、「燃料製造時に CO2を使用するので プラマイゼロ ですよ」って事らしいのですが……


だったら、燃料製造時じゃなくても、その他でCO2を削減できれば、化石燃料を使ったっていいんじゃね?


そもそも、e-fuel の原料となる水素を生成する時の電気代や、さらに水素とCO2と反応させなければいけない事を考えると、どう考えたってコストは割に合わないよねぇ。





別の側面からは、EV用バッテリーの製造は中国に依存してるし(特にリチウム精錬)、EV化100%に懸念が生じているんでしょうね。


結局、今回の様にもっともらしい理由をつけて “化石燃料の使用も許可する” って事になるんじゃないのかねぇ。
Posted at 2023/03/27 19:42:11 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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