コンバンハ。少し長いですが、気持ちを引き締めようと思った事件が私の身近で起こりました。
つい先日のことですが、6月12日木曜日未明。私の実弟1号が転落事故を起こしました。
原因は居眠りとのこと・・・orz
早朝に母親からの連絡で、緊急搬送先の病院へ行きました。
状況はおおかた電話で聞いたとはいえ、怖かったですね。
現場は、救急車・パトカー・消防車・レスキュー車などが来て、谷底から滑車のようなもので弟を釣り上げたといいます。雨も少し降っていましたし、真っ暗中での救出作業だったと、弟2号から聞きました。
私が病院へ付いて少ししてから、救急病棟からICUへ移りました。
ひとまず、何もすることがないので、先に到着していた実弟2号と、救急車で一緒にきたという母親と一旦実家へ。
実家への線上に弟が転落した現場があるのですが、トンネルからの出た先、緩やかな左カーブの内側に待避所のような場所があり、その先はガードレールのない崖。下はダム湖へとつながる川が流れており、川までは凡そ30メートル近くあります。弟はそこへ転落したようです。待避所へ車を入れてみると、新しく草がなぎ倒されたような跡、そのずっと下にサイドミラーのようなものが見え、さらにその先、ほとんど見えないような場所に弟の車と思われるシルバーの塊が見えました。
その当日のうちに、引き上げを依頼したのですが、保険会社へきちんとこちらが状況を伝えたにも関わらず、やってきたのは4tのセルフ。30メートルある谷底へなどクレーンが届くはずもなく、その業者さんから、大型を手配していただき、翌日の交通量の少ない早朝に引き上げたそうです。
引き上げた車がこちら。
・・・転落した時の凄まじさがうかがえます。
画像に映っているのは、弟です。幽霊とかではありませんので。
結果から言いますと、この状況で、
弟1号、無傷でした。
事故を起こした本人と現場にいた弟2号から状況を聞きました。
帰宅が夜中になってしまい、気を張っていたが、あとわずかで自宅というところで少し気が緩んだ模様。気付いた時には車が崖を落ちていた。しばらく落ち始めたところで、大きな岩があったようで、大きくバウンド。何回転も転がったそう。本人、とにかくガードしなくてはと思ったそうで、あまり身動きの取れない運転席ではありましたが、なるべく体を小さくしてガードしたそうです。
崖下まで落ちて、着水したと同時にシートベルトが自然に外れたそうです(今の車はそうなっているようですね)ひとまず、ここで弟2号・母親に電話し、状況を伝える。真っ暗な中で手探りで車内にあった100均ライトであたりを照らし、近くにあった免許証などを回収し、車外への脱出を試みるも、ドアが重くてあかず、リアハッチが空いたのでそこから脱出したそうです。
そうこうしていいるうちに弟2号・母親現場着。弟2号がしきりに橋の上から「大丈夫か~」と叫んでるのが聞こえたので、返事をしてみたが、川の流れの音に消されて上には聞こえないようなので、ケータイで「大丈夫」と伝える。弟2号が救急車やら警察やら手配。その間一旦母親自宅へ戻り、父親を起こして再び現場へ。ほどなく緊急車両Sが到着し、救助作業に。担架のようなもので釣り上げられ救急車へ。母親一緒に救急車に乗せられました。救急車内では、服を全部切られ、色々と付けられる。救急車内で「寒いですか?」と聞かれたので、「寒い」と答えたら骨折の可能性が・・・とか言われていたようですが、服を切られ毛布もかけられていない中で単純に寒いのだと伝えたそう・・・弟やけに冷静。
夜中ということもあり、速やかに病院へ搬送されたそうです。
そこから、検査等があり、私のもとへと連絡がはいったのもこのころでした。が、私も前日1時まで仕事をしていたため、爆睡orz
検査を終えてひと段落した間に再び私に連絡をし、ようやく電話に出た私でした。スマン弟。
退院した弟に、「アンタじぃじとばぁばにお礼しに、お墓参りにいきなさいな」と伝えたところ、
毎日仏壇に手を合わせ、毎週日曜日は必ず墓に参っていると言う。どこまでもすごいよアンタ。おかげで守ってもらえたのかもしれません。
当たり所が悪かったのか、車はエアバックが一つも開かなかったとうのですから、何かに守られているとしか言いようのない奇跡でした。
父親はあまりの心配でその日の食事はのどを通らなかったというのに・・・。
退院したその日に、しばらくは早く帰宅するようにお灸をすえられたとか。アタリマエだね。
事故発生から数日しか経っていないのですが、笑いながら話せる状況で、私含め家族一同本当にホッとしています。
しかし、身近に起こった大事故に、改めて気を引き締めなければと思いました。
日曜日は父の日ということもあり、実家に集まり、その帰り際に弟1号から
「落ちるなよ!」と一言。
全員に
「それはお前だ!」と返されてましたけどね。
病院での弟1号・・・と弟2号。
緊急搬送されて間もなく、弟1号が担架に横たわっている中、弟2号登場。すれ違う人たちがみな弟2号を見て「え!!!」と驚きの表情。弟たち、3つ子(一人は女)なので顔そっくり。所見の人では見間違うほど似てるらしく、先ほど運ばれてきた人が歩いてる~!!と騒然となったようです。
また、ICUに移ってからは、医者の心配をよそに、動き回り、ICUから抜け出し、空腹と退屈のために院内の売店へ行っていて行方不明事件を起こし、看護師さんに叱られたようです・・・どこまでもやらかしてくれる弟でした。
バスフィッシングが趣味の弟。いつでも釣りが出来るようにと沢山の道具を乗せていたようですが、どうも落ちているとき(引き上げのとき?)に結構散らばって、失くなっているものが多かったようでがっかりしている弟1号の背中に、物や道具は買いなおせても、あんたの命は一つなんだからと心の中で訴えた姉でした。
皆様、くれぐれも安全運転で。
疲れているときはご無理をせずに、たとえ数分でも仮眠を取る、車を止めて軽い体操など気分転換や休息をしてくださいな。
急いで事故を起こすよりは、少し遅れても皆に余計な心配をかけずにすみますから。
Posted at 2014/06/16 20:44:39 | |
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