
実は結構前のことなのですが、5月の末に軽井沢に行った帰りでした。
関越道の上里SA付近を走っていたときに、クルマの左から小さな影が視界に飛び込んできました。咄嗟に視認できたのはスズメと思われる二羽の小鳥の背中でした。ほんの1mあるかどうかの距離です。
コンッという小さな音と、ステアリングに伝わる小さな衝撃。避ける暇もありませんでした。(避けようとしていたら、ひどく危険だったとは思いますが)
1羽は私の車に接触寸前で乱気流に巻き込まれたように、きりもみで視界から消え、残る1羽がクルマにぶつかってしまいました。
ひどくドキドキして、嫌な感じでした。虫以外の生き物をクルマで轢いたのは初めてでした。パニックを起こしたりはしませんでしたが、なんだか落ち込んで帰ってきました。
東京に着いて、おそるおそるクルマをチェックしてみたら、写真のように小さな羽がバンパーに挟まっていました。
ゴメンナサイ。スズメサン・・・。
これが狭い路地から飛び出してくる子どもというケースもあるかと思うとぞっとします。かといって路地の度、5m毎にいちいち一旦停止をするというのも現実的ではありませんし、どうしたものでしょうね。
そういえばドライビングレコーダのニュースをテレビでやっていたとき、下り坂になっている狭い路地から車道にノーブレーキで飛び出した小学生4年生くらいの男の子と、ゆっくり走っていたクルマの接触事故の映像が写っていました。見た感じでは自転車の方がスピードが出ていたくらいで、避けようもない状態でした。
あらためてクルマの運転の怖さを実感させられた事件でしたが、しばらくの間はこの件についてブログに書く気になれず放置していました。
羽虫がバンパーにこびりついているくらいはなんとも思わないのですが(ゴメン。ムシさん。)、小鳥レベルになると命を奪ってしまったという実感があります。
Posted at 2006/07/23 10:35:59 | |
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運転 | 日記