
柄(がら)にもなく、同僚(男1、女1)と社外の友人1の計4人でバレエ鑑賞してきました。大阪フェスティバルホールは満席、90%以上は女性です。バレエのお稽古をしている幼稚園児からおばあちゃんまで、超ワイドレンジな客層で、みなさん「ここぞ」とばかり着飾っていらっしゃいます。一応ジャケットは羽織っていったものの、私はちょっと
場違い?
バレエ鑑賞は、実は2回目。昨年の秋、同じKバレエ・カンパニー(熊川哲也のバレエ団)の
「ドン・キホーテ」が最初でした。火事になったディスカウントスーパーではありません(爆) 会場に行って、パンフレットを見るまで「ドンキ・ホーテ」⇒「ドンキー=ロバ の物語と思っていた」というのは冗談ですが、「・」で区切る場所が違うのに気づいて下さい。
白鳥の湖の見どころはたくさんあるそうですが、なんといっても3幕で見せた熊川哲也の
「超人的」かつ「鳥人的」ジャンプには、思わず息を飲みました。 滞空時間、キレ、美しさは抜群! ダンサーというより
研ぎ澄まされたアスリートという感じ。あちこちから「ヒョーッ」とか「キャーッ」とか悲鳴のような感嘆の声が聞こえてきます。 彼は回転系も「超絶技巧」です。 あそこまで超高速で回られると、舞台の床にキリモミしながら沈んでいくのではないかと思うほどスゴイです(爆) 他のバレエダンサーは彼の引き立て役にしか見えません。
比較すると「ドン・キホーテ」のときの方が、熊川哲也の見せ場は多く、バレエ初心者の私でも楽しめました。あと、舞台装置、衣装はやや派手な演出でちょっとやりすぎとの感もありますが、そこは革命児の熊川さんですから許されるんでしょうね。わりと権威ある
朝日舞台芸術賞をバレエ界で初めて受賞したそうですし・・・。
あと、音楽は
生のオーケストラですから、迫力と臨場感たっぷり。最初はCDかテープが流れてるんだとばっかり思ってました。舞台の前のピットでオーケストラの面々が観客席から見えないもので・・・。
「バレエは世界最高の総合芸術」と熊川哲也は言っていますが、文章ではなかなかご理解いただけないと思います。ただ一度ご覧になると、バレエに対する偏見が取れる・・・かもしれません。
最後に、初心者の私と同僚から
バレエ界に対する提言、
観客席を広くとってもらって、ビールかワインでも飲みながら鑑賞できるようにしてもらいたいです。座席が窮屈なところに2時間以上じっと座っているのはつらいものがあります(バレエを馬鹿にするな、と怒られそうな提言ですが・・・。)
Posted at 2005/07/03 09:17:37 | |
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