
小さい頃は神様がいて
不思議に夢を叶えてくれた
とユーミンが歌っていましたが、生まれも育ちも沼津のボクには、小さい頃は富士山は神様の家なのでした。そしていつも沼津から見ると北側に位置する富士山は、いつも北側にあって方位を知るすべだったり、そこにあるべきものであったと思います。
そんな山であったため、いまだかつて登ったことはありませんでした。
今回、ゆーさんが富士山に登ると決意して、それを良い機会にご一緒させていただきました。一応、学生時代はワンゲルで登山していましたから、少しでも力になれればと思ったからでもあります。
日本最高峰3776メートル。なんとも実感の湧かない数字でありますが、間違いなく日本で一番高い場所であります。厳しいであろうことは分っていましたが、事実、とんでもない体力と意思を必要とする登山でした。
現役時代にも3000メートルを超えると頭痛がしていましたので、高山病に対する不安。今年は不幸な事故が続きましたので、無事に帰ってこれるかどうか。富士山に登り始めてからは、とにかく4人で無事に下山することを念頭において登っていました。まだ頂上についてないのに降りることを考えていたのかと思われそうですが、登山は下山しなければ登山にはなりませんのでね。
風が強く、ヘッテンの明かりに砂埃が雨のように見えるバッドコンディションでしたが、幸いそれ以上天候が崩れることはなく、とにかく無理は避けて休みながら登りました。細かい山男の反省点は多々ありましたが、フォトギャラを作った時に細かく書いておきますw
山頂に着いた時にはとにかく「ホッとした」という気持ちでいっぱいでしたが、下山してきて話をしているうちにジワジワと実感が湧いてきました。あそこに登ってきたんだなぁと。日本で一番高く、一番美しい山に登ってきたんだなぁと。
ワンゲル時代の山登りはもう、山にいるときは「肉~肉~」と煩悩の塊になっていましたがw、数々の思い出は残していますが…もうなんでワンゲルに入っていたのでしょうかw…今回はかつてない、達成感を感じております。
残念ながら剣が峰の最高地点には…御覧の通りの渋滞で(汗)日本一の男は次回以降にお預けですw…しかし、ゆーさんの「登ったという事実が一番大事」という一言に納得してw。
人生観を変える…まだそこまで自分にはやってきていませんが、少なくとも気持の上では変化があるような気がします。天の邪鬼な自分ですが、今回、本当に思ったことは、
1人では間違いなく成功できないということ
素直に他人に感謝できるようになったかもしれません。
すこし照れくさいところはあるかと思いますが…
ゆーさん、大変良い機会を与えていただいてありがとうございます。意思の強さというものを感じました。ご来光を見ているゆーさんを見ていましたが、お父さんと会話されていたかもしれないのに、声をかけてしまいまして申し訳ございません。その後もずっとご来光を眺めていた様子は、なかなか忘れられません。
ブログを拝見して、その時の様子を思い出して目頭が熱くなりました。
若いもん二人がだらしなくてすみませんw
ピボちゃんを見直しました。いや、馬鹿にしていたとかではなくw。今回、行く前に何度かメールでやり取りをしていたのですが、数日前に「仕事がいろいろとあって行けないかもしれない」という感じになってきたときのこと。仕事に関する不満とかって愚痴こぼして終わりって人が多いじゃないですか。
彼はそれを「生きている実感が湧いてきて楽しくなってきました」と表現しました。
なんて…イイオトコだったんだ君はwww
このハートの強さが、前へ進む原動力となったのだね。この一言に自分はグッときましてね。返事を出すのに躊躇してしまいました。このまま、前を向いて突き進んでほしいなぁと。なんか最近の若いもんは…なんて年齢になってきましたが、Jun君やらピボちゃんを見ていると、その認識は誤りなんだと気がつかされます。自分たちの方がよっぽどダメかも知れない。うん、負けてられませんw
そしてタカさん、今回は不本意だったとは思いますが、ボクが登頂できたのは間違いなくタカさんのおかげです。「まだ追いつけるから行って来い」というひと押しが無ければあきらめていたかもしれません。そしていつもその経験の豊富さから、旅が分厚くなって楽しいものになっています。なんだかまた登りたくなってきましたw
ともかく今回の富士登山は実に実りのあるものになりました。再び、ボクを山男にするかもしれない。それだけではない感慨にふけっています。
まだドタバタしてまして纏まりのない状態ではありますが、まずは8月中に一筆記しておこうと思いました。今年はフジロックに正直「行けなかった」ということでなんだかフワフワしていましたが、今年の8月は多くの仲間たちとの交流でそれを補って余りある素晴らしい夏になりました。
何はともあれ
Yes! We Can!
であります。政権が民主党に変わったとて、実際には自分たちがChangeしなければ何も変わらないのであります。これから少しずつ、この事実を踏み台にしてChangeしていければなぁとコバマは思いますw
ありがとうございました。
Posted at 2009/08/31 22:45:51 | |
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大切なあなたへ | 日記