
奇跡的に真面目なハナシ。
生まれながらにして大統領の私は、プレジデント12月18日号を読んでいたら、ちょいと気になる記事がありまして…。
米ぬかを使ったセラミックスがあるというのです。
米ぬかとは籾殻を取り除いたあとの「玄米を白米にする時」に出る外皮のコトで、その米ぬかは油分を含んでいると。米ぬかを脱脂すると良質の「米油」が取れるんだそうです。
おいしいポテトチップスは、この米油で揚げているんだとか。お米から油が取れるんだ…とボクはココでもう驚き。その後、脱脂した米ぬかにフェノール樹脂をちょっと混ぜて炭化焼成すると、米ぬかセラミックスの粉体ができあがると。ガラス質の立派なセラミックスなんだそうです。
コレにまたフェノール樹脂を混ぜて射出成形と焼成をして製品に生まれ変わる訳です。
この米ぬかセラミックス、表面は滑らかで驚くほど固く、しかも弾力性があると。なので摩耗しにくいので、無潤滑の軸受けになるのだそうです。機械の軸受けは金属と相場が決まっているそうです。ただし、金属の欠点は摩耗。例えばチェーン。スリーブと言う金属の軸受けを使ったチェーンは、摩耗でグリスは真っ黒になり、摩耗が進むとチェーン全体の長さが伸びてしまうと。
また金属の軸受けでは多かれ少なかれ錆が出ます。なので食品工場や精密機械の工場ではステンレス製のチェーンを使うそうですが、ステンレスは硬度が低いのが問題なんだとか。そこで硬度の高い米ぬかセラミックスをスリーブに使用したりしているのだとか。
へぇぇ。
また微細な部品の成形は、フェノール樹脂の熱分解によるガスの発生でひび割れという問題がつきまとうそうなのですが、脱脂米ぬかは微細な気孔を無数に含む多孔質で、それがガス抜きとして作用しているのだとか。つまり加工がしやすいのですな。
さらにゴムに配合して靴のソールに使われていたり、すごいぞ米ぬか。
と、まぁこんなコトがプレジデントの仕事に使える技術の話(著:中野不二男さん)というコラムに書かれていたりする訳で、なかなかプレジデントおもしろいです。
しかし、お米って凄いですね。食べるだけでなく、今まで捨てていた部分も遂に材料として使用されるようになってきたと。今はバイオマスエタノールなんつってサトウキビからエタノールを作り出して環境に優しいを売りにしていますが、ブラジルがコレで一歩先きんでているなら、日本は米油を加工したナニカを作り出せるのではないでしょうか。
またグッドイヤーのタイヤはトウモロコシを原材料に使っているという事を売りにしていますが、米ぬかセラミックスの多孔質を利用して、スタッドレスタイヤとか、雨に強いタイヤなんかも出来るんじゃないかなぁ。
日本がほぼ唯一、自給自足できているのがお米。生産量は年間1000万トン。精米して出る米ぬかは90万トンにも及ぶそうで、資源の少ない日本は、コレを有効活用しない手はありませんね。
日本は稲作に適した気候で、かつては食事の中心で、経済もお米を中心に回っていました。今だって、日本はお米が食事の基本です。ですが、炭水化物は太るからとお米が敬遠されたり、パンがどーの、パスタだなんだとお米が日本食が蔑まされて、悲しい事です。
私はお米を愛しています。
私はお米をリスペクトしています。
だから
私は…
ラーメンライスを(爆
戸塚の松壱家。壱六家の流れを組むという店なので、あのコッテリ感を想像していたら信じられないほどのライトボディ(爆
まるで生ゴミみたいな豚骨のかすを出しながら抽出されるw壱六家のスープの正反対で、小さい鍋に移されて温められてから器に注がれるスープは、澄み切った豚骨と言ったところかw
塩はシーフードヌードルの様な味わい。ボクの発注した特製ラーメン「国」はにんにくのマー油入りって書いてあったので、菊地家のパンチを想像してたら…こんな白ですよ。もの凄いにんにく臭があるのであまりおススメできないかも。。。でもおもしろい味だとは思いましたが。デフォでもやしとメンマが入っているのは素晴らしい。
麺は壱六家より細くてコシのあるタイプ。なので固めにする必要はありません。見てたら女子の方などは「柔らかめで」と発注している人がいるぐらい。
レンソウ増しにのり増しで、体に気遣ったラーメソになりましたw
あれ?
お米の話はドコいった?(爆
Posted at 2006/12/04 01:16:23 | |
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