奇妙な告白２

小学生の頃の私と長女と次女これで勘弁して下さい！
古い？

私の住んでた町では、６のつく日と８のつく日に、夜店が出店す

るのです。６のつく日は本町通りで、８のつく日はトキワ通りで

ね、記憶違いで逆かも知れない。

トキワ通りの夜店の方が大きくて、近くの中学合わせて3校の学生

がやって来る。

私達、幼馴染4人は悪ガキで有名なので、他校の男子はビビッて、

目も合わせない（一人がメチャメチャ喧嘩が強くて有名なだけだ

が、いつも4人一緒なので、多分全員が喧嘩強いと勘違いされてた

のだろう）

この日もいつものように、夜店で遊び９時か１０時頃に家に帰っ

た。

暫くして、妹が私の居る２階に上がり「お兄ちゃん、女の子が呼

んでるでぇ～」「誰や女の子て？」「知らん！とにかくお兄ちゃ

んを呼んでるねん」「解った、行くわ」

玄関を出ると、見た事も無い女の子が弟と二人で立っていた。

「すいません、夜店で見かけて後をずっと、つけてました。

つきあって下さい」

「はあ？あんた誰やのん？いきなり、つきあってくださいってい

われても・・」

弟が凄い顔で私を睨みつけた。まだ小学生なので、お姉さんが怒

られてるのと勘違いしたのだろう

「今日は、もう遅いので帰り、話は明日しよう、電話番号あげる

さかいに」

次の日に電話が掛かってきて、友達付き合いをしようと言った。

彼女からは３日め位から電話は無くなった。

あの晩、必死で私に告白し、私を震えあがらせた情熱は一体なん

だったのだろう？

今にも飛び掛ろうとするような目つきで私を睨んだ弟は、何年

かして見かけて、むこうが挨拶してくれたが、イッパシのヤンキ

ーになっていた。