ショウジのブログ一覧

はじめの１～２時間は皆で、喋って行くのですが、
出発が１２～１時と遅い為、時間が経つにつれ、一人、寝。
２人、寝。３人寝と睡魔が襲って来て、車内は静まりかえり
運転手と助手席の二人が睡魔への闘いに備えるのが恒例でした。
いつも運転の順番は公平に、あみだくじで決めていた。
その日の私の順番は、３番目、まあ、まあ、ましな方だと
胸を撫で下ろしていました、あんな恐ろしい事が怒るとは
思わずに・・。
いつも通り初めは笑い合いながら楽しく、さざえ、いっぱい
採れるかなぁ～。壷焼きうまいのぉ～とか言いながら
(注：魚貝類は、許可なく採集すると法律により、罰せられます。
私達はこの頃、採集禁止の看板が無い所は採ってもいいものだと勘違いしていました。関係者の方ごめんなさい。）
これから起こる恐ろしい事が、だれも予想出来ずに時間が
過ぎて行った。
３番目運転の私の番が来る頃には、後席の人間は全て寝ていた。
助手席には、０野。
大人しい性格で、真面目、１円の狂いも許さない。
だから、経理はいつも０野がしている、ちゃんと、ノートに
高速代、ガソリン代、おやつ代と付けている。
泳げないから、火の当番もしている。
採ってすぐ、壷焼きに出来るので、無くては為らないメンバーだ。

後先になったが、仲間の紹介をしましょう。
００パン、リーダー的存在。０野、経理係り。
０井、ハンサムで、気が優しい大工。
従兄弟、同じ歳で、小さい時からの遊び相手、身長が１８６ｃｍも有る大男。
いつもこの５人で、キャンプに行っていた。
さざえを求めて地図を見ながら、さざえの居そうな場所を転々と変えながら。
日本海まで、大体５時間位掛けて行ってました。
もちろん休憩も挟みながら。
私達は１時間交代で運転していました。ローテーションは、運転した者は、運転席の後ろへ助手席の人間が運転席へと時計回りで変わっていました。
寝起きで、運転したら危ないと言う理由で、助手席の人間は、
運転手が,眠くならない様に出来るだけ、話相手になり時間が経てば運転手と交代すると言うようなシステムになっていました。
一見効率が良さそうですが、助手席に当たればたまったもんじゃなかった。
毎日顔を合わせて喋っているので、二人きり（後席は眠っている）
になれば、話す内容がない、黙っていると眠いのなんのって、
寝てしまうと、運転手から怒られる。
眠った、眠ってない、と言い合いになるのがしばしばでした。