ショウジのブログ一覧

子供の時って、親に内緒で、花火しませんでしたか？

それも、爆竹とか爆弾とかで、爆弾は２種類あって、導火線が

付いているものを、ダイナマイトと呼び、マッチの擦る所で、

火を点けるのをシュリ弾と呼んでました、多分、擦る弾が訛って

シュリ弾になったと思いますが（汗）

シュリ弾にも種類があって、２B弾とかBB弾とか、爆発の強さが

違うのです。確か２B弾が１番強かったような。

とにかく、悪ガキには、爆発の強いものしか興味が無かった。

今日も、お待ちかね、T坊の出番です。

なんか、T坊が可愛そうになってきたので、良い事もしたぞという

お話です。

シュリ弾は擦って火を点けると煙が出てきます。

初め白い煙が黄色い煙になり、何秒後かに爆発します。

その当時、コンバットが流行っていて、チームに分かれ手榴弾の

様に投げあってました。敵の投げてきたシュリ弾を投げ返す

これは、勇気のいる行為で、投げようとして途中で爆発したら

指は痛いは耳がキーンとなって耳鳴りするわで、泣きべそかいて

しまう。泣いたら格好悪いので、平気な顔して遊んでいたが、

次はもう怖くて投げ返せない。

この遊びは敵の陣地に攻め込み捕虜を取り最後は死刑。

死刑方法は地べたに座らせて股を開けさせ、股の近くにシュリ弾

を置く。めっちゃ怖いし、めっちゃ痛い。半ズボンなので、足に

土やら破片が当たり、とにかく痛いので、負けたら怖いので、

この遊びは、必死で半泣きになりながらやってました。

話は変わって、小人数で遊ぶ時はネコやねずみの死骸につけて

やったが、肉や血が飛び散る様を見たいのだが、爆発の時、

少し動くだけで、ダメージが付かないので面白くなく、

T坊が、「うんこに付けたら、飛び散るでぇ～、それも柔らかい

したばかりのうんこやったらな」と言ったので、したてのうんこ

を皆で探した。

「あったぞ～、それもでかい、まだ、湯気が立った～る♪」

T坊は、胸を張って、叫んだ。

「ほんまやでかいわ～、湯気立って、やりたてのホヤホヤや～」

見つけた者がシュリ弾を爆発させる権利を持つ。

T坊は得意げにマッチ箱で、シュリ弾を擦りうんこに差した。

「皆、離れろ、爆発するでぇ～、うんこ爆弾や」

皆が一斉に逃げ振り返った、その時、ヨチヨチ歩きの子がうんこ

に向かって歩き出した、煙に興味を持ったようだ。

良く見ると、私の妹だ。

「わー、わー、危ない、行ったらあかん」

皆が叫ぶ中、T坊は走って妹の両肩をつかみクルッと１８０度

回転し妹の脇に手をやり抱きかかえた。

と、同時に爆発バーン！

「うあーいったー（痛い）足と頭になんか付いた」

T坊は妹を私に渡し、後ろを見せた。

「T坊、うんこや、うんこ一杯ついてるでぇ～、足や背中それに

頭もやで～」

「うわ～ん、おかあちゃんに怒られる～」

T坊は泣いて家に帰った。

暫く遊べなくなったのは、言わなくても、もう解るだろう。

T坊、あの時、妹を助けてくれて、ありがとう。

傷者にならず、お嫁にいったでぇ～。

しゃーけど、よお考えたら、お前が言い出してお前がしたんやか

ら、しゃーない（仕方ない）わな。