ショウジのブログ一覧

いつも行くスナックの姉ちゃんが、お店を変えたので、来て欲し

いと電話があり、渋々新しい店に足を運んだ。

この姉ちゃんとは、友達みたいな間柄なので、彼女の旦那もよく

知っている。店で、女の子を紹介された。

未だ、水商売には慣れていないのが、一目で解る垢抜けしていな

い子だ。何度か通い、仲良くなり、デートをするようになった。

日に何度も電話をして来ては「何時に仕事終わるの、頑張って

ね」とか、夜には「何をしているの、誰といるの、本当に一人な

の」熱烈なラブコールが続いた。

人によれば重いと嫌う人が多いが、私はこう言うの好きです。

付き合う人全てがこんな感じなので、逆に普通の人だと物足らな

いのです。

別に告白も無ければ、しもしないけれど、自然と付き合ってる感

じがした。何度目か店から帰りに家の近くまで車で送って行った

時に、別れ間際にキスされた。４０頃なので、もう若くはない。

けれど、金棒君は健在だった。

彼女は友達と割りかんでマンション住まいだった、何度か家を

訪れては晩飯をご馳走になっていた。助かった、なんせ一人住ま

いだったもんで、飯を作るのが面倒くさい。

ある日、彼女から、「今日は仕事に行く気がしない、休んであな

たと一緒にいたい。泊まっていい？」と行ってきた。

2つ返事で「いいよ、向かいにいくから♪」と言って向かいに行っ

た。そう言えば一度も私の家に呼んだ事がないな、それに、

金棒君、オヒサだしと思いながら彼女の家に着いた。

ニコニコしながら彼女はお泊りセットを持ってきた。

途中、レンタルビデオ屋に寄りビデオを3本ほど借りて家に着く

やもめ暮らしなので、部屋を掃除、方付けや晩飯などして貰って

ビデオ鑑賞、その後彼女はお風呂へ・・。

煙草を煙らせながら、色んな事考える、今宵の金棒君、ご機嫌い

かが？勿論、絶好調♪クックックッ苦しゅうないきに、もちーい

との辛抱じゃき、入れ替わりに風呂入ったら、腕によりかけて

磨いてやるけん、ほんのこつ辛抱でごわす。

で、二人共お風呂を済まし肉弾戦に突入、進撃ラッパも勇ましく

高地を目指し、茂みをかき分け重機関銃（すんません見得です）

の乱射、時には狙撃手の様に狙いを定め、時間を置いて単発で、

もう、勘弁して下さい、後は想像におまかせします(T0T)

無事、原始爆弾が落とされ終戦。

後は爆睡、1時間ほど寝た頃ドアが開く音が、「バーン」と激しく

締める音がした。隣の住民いいかげんにしろよ、何時やと思てん

ねん。と思いながら又、寝た。

何分もしないうちに又、ドアの開く音と共に、激しい足音がし、

「あんた、何してんのん、起きろー！」

彼女だった。喧嘩してお互い数ヶ月連絡を取り合っていない。

なんで、喧嘩してたか忘れたがこちらも電話しようとはしなかっ

たが、よりによってこんな日に・・。

「あんた誰？」彼女の○江が隣の○○香にそう言い放って頭から

足先までをまるで値踏みをするように睨みつけた。

「友達の○○香ちゃんや、それより、なんやお前、なにしに来て

ん」「何しに来てんて、なんや、連絡もよこさんから心配して

来てんやろ、なんで女引き込んどんねん。ちょとあんた、彼女が

いてるて、この男から聞いた？私が彼女やねん解る？」

「電話も無いから、別れたと思てたわ」「いつ、別れる言うた

いつや、何月、何日、何時、何分。」

「いや、言うてへんけど」「別れるちゅうのんは、どちらかが

別れるって言うた時に成立するんじゃー、言うてへんから別れて

へんやろ。ほんで、この子は何処の店の子や」

「いや、いや、この子は関係ないやろ、悪いのは俺やねんから」

「関係ない事あるかー！人の男寝盗って関係ないとは言わせへ

ん」「寝盗るって人聞き悪い、ビデオ一緒に見て、そのまま寝て

もうただけや、なんもヤッてへんて、ほんまやで～」

「あほかボケ、誰が信じるねんそんな事、お前腕枕して寝とった

やんけ、ビデオ見てただけ、ワレ、ようそんな嘘つけるなぁ、

情け無うて涙が出てくるわ」


ゴメン、長くなったので続きは明日。