ショウジのブログ一覧

若い時には、毎週土曜日にディスコ行ってた。

年末のディスコ帰りに「温泉行きたいなぁ～」「ほんまや、行き

たい」「ほんなら、行こうぜぇ」と言う事になり温泉へ。

場所は湯村温泉。

この当時の皆の車はシャコタン。フェンダー叩き出しでタイヤと

フェンダーの間は指も入らないので、当然チェーンなど付かない

って言うか幅広タイヤに合うチェーンなど無い。

なんとかなるやろと言う事で、いざ出発。

途中、睡魔に襲われながらも（この時私は居眠り運転初体験）

近くまで来た、このトンネルを抜けると、もう着いたと同然。

川端康成では無いけど、トンネルを抜けると雪国だった。

「雪や」「ほんまや、きれいなぁ」この後に恐怖が訪れるとは

知らずに呑気に雪を眺めてた。

スピードは、当然落としてた。雪が積もって初めて通るのは、

私達の車だからタイヤ跡など無くゲレンデ同然だから。

下って行けば、目的地だが、この下りが怖かった。

最初のコーナーの手前でブレーキ。ロックしてフロントが流れた

「うわー！」「ギヤー！」「殺す気か～」

なんとか難を逃れたが、1速で下ってもスピードは上がるは、ブレ

ーキを掛ければ車は横を向こうとするか真っ直ぐ突っ込もうとす

るわで、もう大変。

運転手よりも横や後ろに乗っている者の絶叫と体を支える力で疲

労困憊したに違いない。下りきった所で、全員お爺さんみたいな

疲れた顔をしていた。

年末に、いきなり来たので、宿探しから始まった。

何とかなるものである、１０軒も満たない内に見つかった。

とり合えず、今居てる客が帰るまで、この宿の従業員用の休憩室

のコタツで全員寝た（8人）

10時過ぎに起こされて部屋へ、何もする事が無いので外に出た。

格別見るところも無いので、パチンコを打った。

そうこうする内に夜になり、期待して夜の温泉街へ繰り出す。

何も無いと思ったら、八百屋のお婆さんが「ええ子居るで、シナ

の子と琉球の子や」おいおい、どうすると皆で相談。

結局、ストリップ小屋に入る事になり、観賞した。

おばちゃんがチャイナドレスで踊ってた（涙）

おばちゃんが沖縄民謡衣装で踊ってた（滝涙）

なんか、おばちゃん2人の踊り見て次を期待したら、またチャイナ

ドレスのおばちゃんが出てきて「あんたら、さっき見たやろ、

もう終わりやで、出て行き」と言われ出された（怒）

仕方が無いのでおもちゃ屋で車のプラモを買って、宿に帰り

作って寝た。明日帰ろうと言いながら・・。

帰りは、もっと恐怖だった。渋滞だった。

坂道で、止まったら、もう発進出来ない。お尻がアッチコッチに

滑りだしてコントロール出来ない。ようやく、コントロール出来

る頃に、また止まる。今度は後ろに下がって行く。

後ろの車がクラクション鳴らすが止まりまへん。

慌てて発進するが車は右に左にダンスしながら横を向いて行く。

なんとか、体勢を整えた頃にはまたストップ今度は前の車との

車間距離が無い。また、ズルズルと下がって行く。

後ろを見ると、後ろの車はかなり離れたところで止まっていて

くれてた。そりゃ、怖いわな、こんな車が前にいちゃ。

下がって行くスピードが増して運転手以外全員降りた。

後ろに廻って、3人が車を支えたが止まる訳などない。

かなり離れて止まっていてくれた後ろの車が目前にせまった。

時に、車が止まった。

今度は止まらないように前の車がかなり行ってから、お尻をフリ

フリゆっくりと1速でノッキングするかしないかのギリギリの

アクセルワークでなんとか登りきった。

後続車には、多大な迷惑をかけました。ごめんなさい。

雪国には、最低チェーンを持って行きましょう。て事が嫌でも

解からされた。