5月末にに31年目の車検と整備を受けるために贔屓の日産ディーラーへ出向いた日の事。
到着して窓を閉めようとすると、運転席窓の方で鈍い音とガラスのガタンという大き目の音が聞こえました。
よく見るとガラスが大きく傾いており、一瞬何があったのかと考えつつ、よくよく考えてレギュレータの故障だなと悟った次第。
早速内張りを外して中を覗くと無残にもローラーの姿は無く、ボスとレールが違う所にいました。
なんとかボスがレールの溝に納まっている時は、ガタはある物の手を添えれば何とか開閉できることが判明しました。
普通の車なら「レギュレータも交換してね」で済むのですが、そこは31年物の910ブルーバードで、かつ4HTですから在庫なんてある筈もなし。
仕方ないので「ガラスはこのまま」で車検整備を依頼し、出来たときには「運転席窓あけるな」と書かれていました。
これから暑くなる時期し、取りあえずは使えるということで涼しくなるまで先送りとしましたが、その間に部品を準備しなければなりません。
同時期の日産車といえばR30のスカイラインかS110のシルビア、430のセドリックでしょうが、やはりタマ数の豊富なR30に絞ってヤフオクでレギュレータを探したところ、左右が1000円ずつのリーズナブルな物があったので早速落札しました。
心配したローラーの径と厚みも同じだったので、早速ローラーを軸ごと摘出することに。
彼岸も過ぎ、なんとか日中でも作業出来る様になってので思い腰を上げることにしました。
R30用の軸とローラーを一体のまま、910用のアームから軸をはつってカシメ直そうかと考えましたが、レギュレータを取り出さずに狭いドアの中でするのは至難なのと、『ローラー単体を軸に圧入できたら楽かな』という考えが浮かんだので簡単な後者を選ぶことに。
ローラーと軸とはボール状に嵌合しています(ガラスが上下するとガラスとアームとの相対角度が変化するため)ので通常では抜けません。 ここはハンマーと当て棒で強制的に抜きましたが、3個中1個は割れてしまいました。
あとは単体になったローラーを910のレギュレータの軸に嵌めるだけですので、内面にグリスを塗ってウォーターボンブプライヤーでグィっと圧入しましたが、外周面に見覚えのない傷があったので割れているかも知れません。 それはそれで割れたローラーでもどれだけ持つかの耐久試験とします。
(ドアが赤いのは、この車が元は赤色だった証です)
そのままではローラーはレールに嵌まっていないので、一旦ガラスからレールを外して横にずらしてレールの溝に嵌めてレールをガラスに固定します。
あとは摺動部をグリスアップして組み立てれば完了です(約1時間)
リヤガラスは冬になると閉まらなかったので他のドアもグリスアップし、4枚とも滑らかに開閉出来る様になりました。
やはり普段のメンテナンス(給脂)が大事なのを痛感した4ヶ月でした。
Posted at 2013/09/28 22:28:12 | |
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