2005年08月02日
【日帰り温泉・調査隊 Vol,3】(北海道内)
今回も懲りずにやらせていただきます!【26】~【35】までです。
<入浴料・露天風呂・ドライヤー・シャンプー・サウナ・ビールの値段(350ml)の順>
【26】北湯沢温泉郷湯元名水亭(大滝村)
〔700円・有・有・有・有・300円〕
以前北海道のCMで「また来たい温泉1位」とうたっていた高級旅館。温泉群の中で一際大きく立派な外見なので、日帰りで入るのには少し戸惑ったが、日帰り専用の出入口があるので不安は解消。内風呂については、非常に広く、プール(やはり水着着用)までついているのでとても立派。しかし「1位」を期待しすぎたせいか、立派な割にはボディーソープ、綿棒、ブラシもついていなく(01年に行きました)、備品関係は正直なところドライヤーくらいしか使うものはない。またCMで見た、自慢(?)の大きな露天風呂も、実際見ると、CMで感じたほど大きくもなく塀も高すぎるので、景色も周囲の山くらいで(その山には結構住宅が並んでいる!)、道沿いの美しい川の景色も見えず、とにかく最初イメージしていたことがことごとく期待外れの結果になった。しかし、あまり深く考えずに行くなら非常に良い温泉だとおもうが、「1位」を売りにしていたのは、少し・・・どうかな?
【27】丸駒温泉(千歳市)
〔1000円・有・有・有・有・400円〕
支笏湖畔にある大正時代創業の有名な旅館。古い印象が強かったせいか、想像していたより改装されてきれい。湖畔にあるということで、やはり露天風呂は魅力的。2ヶ所あるが、まずは湖が一望できる桧(たぶん)で出来た露天風呂は、お湯も濃く、景色も最高で文句ナシ(樽前山、最高でした)。もう一ヶ所は、岩でできた湖水とつながる天然の露天風呂で、春だったせいか、お湯はぬるいというより冷たく、長く入っていられなかった(景色もみえず)。しかし、札幌ではこのような自然の地形を利用した露天風呂にはなかなかお目にかかることはないと思うのでそれだけでも貴重で楽しかったです。
【28】十勝岳温泉凌雲閣(上富良野町)
〔600円・有・無・有・有・250円(発砲酒)〕
大雪山系十勝岳登山道入口にあり、車で行ける最終地点。いわば、登山の愛好家にはとても有名な「山小屋」であるようだ。お湯の色は、黄銅色で、鉄臭い匂いがあり少々汚い感じがするが、温泉の「源泉」を感じられる(濃い!)ので、非常に個性的。露天は大雪山系が一望で、登山道入口とはいえ、北海道の中で一番標高の高いところにある温泉なので、山頂から町を眺め、雲(本当は霧かも。でも雲の気分で)は平行に見えていた。キャッチフレーズも「雲の上の温泉」、う~んそうかも。とにかく私としては文句なし! サウナ、泡風呂まであって少しビックリ。
【29】天然温泉PIA(苫小牧市)
〔700円・有・有・有・有・480円(中ジョッキー)〕
温泉情報誌にもなかなか載っていない温泉だが、国道沿いで隣がゴルフ場なのでよく目立つ。外見は3、4階建ての煉瓦張りで銭函の大きな某ラブホのようで、入るのに初めは抵抗があったが、中に入ったら、清潔感、高級感がある。浴場内はピンクのタイルでおおわれていて、外見同様少々いやらしい感じがするが、設備は充実している。各湯船の中には、座れるように段差があり、ゆっくりくつろげるようにできている。また一番のお薦めは、すぐそばに海があるので、露天風呂の景色は最高!(砂浜に人がいたら丸見えです)。景色を見ながら長く入っていられる。サウナも大きく、テレビもあり、内風呂全体はガラス張りなので開放感も感じられ、海のそばであることを十分に活用しているのがわかる。剃刀、タオル貸しだしも無料で、休憩室も座敷、ソファーなど多種類あり、値段の割には至れり尽くせり。唯一気になったのがお湯は結構「塩素(プール場)」の匂いが…(しかし、洞爺湖温泉と成分は同じらしい)。しかしそれを気にしなけばとってもオススメ!一度いってみたらどうでしょう。
【30】エルム高原温泉ゆったり(赤平市)
〔500円・有・有・有・有・300円〕
市内の丘にそびえたつ(と言うより目立つ!)お城(役所の人は「徳川城」と言ってました)の近くにエルム高原というオートキャンプ場があり、それに隣接している。そのため周囲は非常に整備されていて、市内も一望でき、建物もログハウス風できれいでした。お風呂は若干「塩素」の臭いを感じるが、浴室全体は木目調の壁できれい。露天は非常に小さく、また石垣が高いため湯船につかりながらの景色は見えず、むしろ内風呂から眺める景色の方がよかった。食事もカツ丼(750円)とざるそば(650円、手打ち!)を頼んだが結構ウマいのでオススメ。今度は毎年恒例のクラシックカーフェスティバル(7月第1週の土日)の帰りにでも寄ってみたい。何度来てもよいと思います。
【31】虎杖浜温泉オークラスパランド(白老町)
〔1000円・有・有・有・有・500円(ジョッキー)〕
国道36号線沿いにあります。まず入口に入って驚いたのが、大きいプールがガラス張りになって見えたことで、温泉ではないのかと思ったが、建物の左奥に隣接。内風呂はそんなに大きくなく2つしかなかったが露天が最高で、お湯につかっていても海が平行に見える。また、お湯はぬるいのだが、若干緑色で「ヌルヌル」しているのが特徴。長く入れて気持ちよい(見た目、 感触は「生茶」みたい)。食事はざる天丼(780円)を食べたが、ホテルなので味は問題なし。えびよりも白老名産の「椎茸」が美味かった。タオル、浴衣は無料で借りられます(でもデザインが・・・)。
【32】恵庭温泉ラフォーレ(恵庭市)
〔500円・有・有・有・有・400円(ジョッキー)〕
内風呂は温泉の雰囲気がまるでなく、「銭湯」の印象が強い(お湯も塩素の臭いが)。しかし、露天はお湯が黒くてしょっぱく(長沼温泉に近い)、また少し温めなので、長く入っていられる。
【33】レ・コードの湯 (新冠町)
〔500円・有・有・有・有・250 円〕
大きなログハウスの外装で、非常に清潔感が感じられ、中も明るい造りになっている。通路には温泉名に関して、古いレコード(美空ひばり「悲しい酒」や、古いレコード針、そして「ニッパー」てわかるかな?)などがガラス張りに展示していて、観光客もひきつけるように工夫がされている。浴場は、男女で洋式、和式に分かれていて、今回男湯は洋式だったが、天井窓の光で明るい印象。しかしきれいすぎるせいか、お湯はまた「塩素」系の臭いが・・・。露天はこの場所が国道より内陸側にあったので、海がすぐそばには見えなかったが、丘の上なので、新冠全体が見渡せて景色は良かった。また、休憩場は畳の和室があるのはもちろんのこと、外に出ることができ(オープンテラス状態)、すぐそばに馬もいるので、露天の景色同様、全体を見ながら、馬も見ることができ、そこでビールを飲むと最高である(ベンチ、テーブル当然あり)。宿泊施設も有るので、温泉+馬を満喫したい人にはとってもおすすめである。
【34】ルスツ温泉(留寿都村)
〔200円・無・有・無・無・350円〕
ルスツ高原(「リゾート」とはあえて言いません!)を通りすぎ、町の中心部を抜けて道路両端が畑になってきたところで、小さな看板のみがあるだけの地味な温泉です(最初は、通りすぎると思います)。200円はあくまで清掃料としていただいている。
浴室は非常に狭く、おそらく20畳位かも(間違えていたらすいません)。しかし個人的にお湯はグットなので、今度詳しく調べておきます。
【35】森のゆ、花神楽(東神楽町)
〔600円・有・有・有・有・350円〕
これも大きなログハウス風の作りで、大きくて、キレイな温泉。宿泊をメインにしているような感じだが、休憩室もあることから、日帰り客がかなり多かった(来るのも納得)。2階が浴場、休憩、軽食の部分なのだが、全部屋で感じられることは天井を高くしていること。豪華で、広々とした明るい感じをもつ。また浴室内は、脱水する(体を洗う)場所は、1箇所ごとに5~60㎝程の仕切をしていて、体を洗う時に安心感がある。泡風呂はほどよく温くて、長時間入っていられる。露天風呂は、2箇所、2段になっており、2段の意味はあまり感じられなかったが、平野部分が眺められて、露天独特の狭い仕切の圧迫感もなく、夜に来たら、星空がきれいに見られると思います。少し遠い(要は旭川!)ですが、これはオススメです。(最近できた温泉は、どこも「塩素(プールの臭い)」が感じられるのですが、行政は衛生管理にうるさくなったのでしょうか・・・)
北海道日帰り温泉推進の会会長:けんたん。
【次回は最終回。勝手に「ランキング」をつけさせていただきます】
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Posted at
2005/08/02 23:59:31
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