本日、ほぼ1週間ぶりにコスモを動かしました。
今日は、午前中に仕事をして、午後には職場を抜け出してコスモん家へ。
今日のコスモくんは比較的機嫌がいいようで、珍しく1発で始動。
駐車場を出てから路肩で10分以上暖機。
その間にポータブルナビをセットして、出撃準備完了。
目指すは伝統の8スポークホイールで有名なRSワタナベ本社です。
実は、コスモくんのホイール交換作戦が密かに進行していたのです。
旧車によく似合う8スポークホイールを生産するRSワタナベですが、通常販売品でコスモスポーツにポン付けできるサイズはさすがに無い。
そこで、ホイールマッチングを調べ、どのような加工を施すかを決めるために、RSワタナベ本社へ行くことになったのです。
ここがRSワタナベ本社。
住宅街の隅に立つ社屋は、予想外にこじんまりとしていて、町工場のようです。
ホイールを生産している工場は別にあり、本社ではホイールの加工等を行っているようです。
早速、純正ホイールを外して・・・と思ったら、まず最初にジャッキアップポイントがわからない。
仕方なくサスペンションアームの付け根をフロアジャッキで持ちあげます。
次はホイールキャップの外し方がわからない。
純正鉄っちんホイールは、キャップを外さないとホイールナットが外せません。
キャップの隙間にマイナスドライバーを差し込み、おっかなびっくりこじっていくと、パカッと外れました。
さて、いよいよマッチング用のホイールを付けてみて、オフセット等を決めていく工程に入りました。
ところが・・・なんと付かない!
RSワタナベ社内の過去の記録によれば、コスモスポーツに14インチの8スポークを付けたことがあるというのですが・・・。
ところが、キャリパーが干渉してしまう。
スペーサーを4枚入れて20㎜もの調整をして、やっと干渉しなくなったものの、クリアランスは1㎜程しかありません。
ここで、14インチは装着不可能という結論に至りました。
メカの方は、「過去に14インチをコスモスポーツに付けた記録が社内にあるということは、付かないはずがない。ブレーキディスクとキャリパーが他車流用品で純正ではないのではないか。」とのこと。
このコスモを購入した際、そんな話は聞いていません。
あの手この手でホイールを付けることを試みますが、一向に解決策が見つからず、2時間が経過しました。
そこで、改めて記録をよく調べると、14インチ8スポークを付けたコスモは1967年式だったとのこと。
これってL10A(前期型)。
私のは1970年式のL10B(後期型)。
後期型はパワーアップされており、ブレーキも大型化され強化された可能性が浮上。
だから合わないのか・・・。
2時間も試行錯誤をしてくれたメカさんは、コスモスポーツのことをあまり知らない様子で、私にいろいろと質問をしてきました。
「前期型と後期型って、どこがどう違うんですか?」
「エンジンがパワーアップされています」
「排気量が上がったんですか?」
「いえいえ、ポートタイミング等の変更です」
「???・・・見た目も区別付くんですか?」
「フロントの開口部が大きくなって冷却性が向上していて、ホイールベースが延長されてます」
「ええっ?そんなに大きな変更があったんですか!じゃあ、ブレーキが大型化されていることも十分考えられますね」
そこで、急きょ14インチは諦め、15インチへ変更。
マッチング用の15インチは用意されていなかったため、またの機会に再びマッチングに来なければいけないことになりました。
あ~あ、疲れました。
帰り際、メカさんが、「すみません。写真撮ってもいいですか?こんな珍しい車、今後二度と扱うことはなさそうなので・・・」と言うので、「どうぞどうぞ」と快諾しました。
ちなみに、今日初めて高速道路走行をしました。
コスモスポーツって、高速道路を走っても楽しいですね。
途中、SAでトイレに行って戻ってくると、一人の男性がデジカメで私のコスモくんを撮っていました。
また、料金所では、係員に「素晴らしい車ですね。いつまでも大切に!」なんて声をかけられました。
コスモスポーツって、やっぱりインパクトがスゴイんだなと改めて思いました。
Posted at 2012/03/26 21:48:02 | |
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コスモ生活 | 日記