2012年04月11日
燃料入れ間違いに注意!
仕事の関係で、車のトラブル、メンテナンスなどに関する話題に接することが多いので、拙い文章でありますが、その対処方法や解消方法など触れてみたいと思います。今回はその第1弾として、意外と多い『燃料入れ間違い』に関することについて記します。
燃料の入れ間違いですが、ガソリン車に軽油を入れたか、ディーゼル車にガソリンを入れたことを言います。JAFに勤めている知人によると、最近、セルフのスタンドが増え、燃料価格が上がっていることもあって、燃料を入れ間違えるケースが増加傾向にあるようです。その多くが、ガソリン車に軽油を入れたというケースだということで、比較的多いケースとしては、軽自動車に軽油を入れたというものだそうです。軽自動車は、日本のみの車両規格で、ガソリン車しかありませんが、意外とそれを知らずに軽油とは、軽自動車用の燃料と思い込んでいる方がいるそうです。また、ハイエースやキャラバンといったガソリン車とディーゼル車、両方の規格のある車両で、入れ間違えるケースも多いようです。
燃料を入れ間違った場合の対処方法ですが、すぐに入れた燃料を抜いてタンクやフィルターの洗浄を行う必要があるそうです。その場で入れ間違いに気づいて、エンジンを掛けなければ、燃料を抜くだけで済むケースもあるようですが、基本的には、タンク、フィルターなどの洗浄はした方がよいそうです。エンジンを掛けてしまった場合は、ディーラーや整備工場に運んで、タンク、フィルターの洗浄のほかに、エンジンの点検を受ける必要があるそうです。ガソリン車に軽油を入れた場合は、エンジンをかけて走行した場合でも洗浄と点検で済むケースが多いようですが、ディーゼル車にガソリンを入れた場合、走行してしまうとエンジンの焼き付きを起こしてしまい、最悪エンジン自体を破損するケースもあるようなので特に注意が必要とのことです。
燃料の入れ間違えによって路上で立ち往生してしまった場合、その場で燃料を抜くなどの処置は、消防法などの規定によりできないそうで、設備のあるディーラー、整備工場、ガソリンスタンドに運ぶことになるそうです。一番悲惨なのは、高速道路のセルフスタンドで入れ間違えをして走行してしまったケースで、路肩で立ち往生してしまい、救援で待たされ、高額の費用がかかったという事例も少なくないようです。ディーラーや整備工場などが営業時間内であれば、不幸中の幸いで、持ち込んで作業はしてもらえるようですが、深夜や早朝などディーラーや整備工場が営業時間外の場合、JAFや民間のレッカー業者などを呼んでも、安全な場所までの移動のみとなって、ディーラーや整備工場が営業を始めるまで待たなければならないという状況になるようです。燃料の入れ間違いを防ぐ方法としては、燃料価格はリッターあたり数円高いですが、スタンドの従業員が給油してくれるところで給油することです。特に、普段あまり運転をしない人は、セルフスタンドでの給油はしない方が無難です。
なお、ガソリンのレギュラー車にハイオクを入れた場合や反対にハイオク車にレギュラーを入れた場合、信号待ちなどで、普段より強いノッキングを感じるケースはあるようですが、エンジンを破損したり、走行ができなくなることはないそうです。
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2012/04/11 22:33:39
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