最近、SANC.東京にちょっと気になる車両がある。
いずれも、巷で見かけることは無いと思われる車両で、”所有”となると可能性は低いが、乗ったら楽しそうだと思う。
先日4回目の車検のついでに、話を聞きながら見てきた。
【PLYMOUTH Prowler】
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米国クライスラーのブランド『PLYMOUTH(プリムス)』から、1993年のデトロイトオートショーで発表されたコンセプトカーをほぼそのままの形状で販売されたのが『Prowler(プロウラー)』だ。
アルミスペースフレームのシャシーは専用に作られ、往年のホットロッドスタイルともレトロッチックとも見える独特なもので、サイクルフェンダーを有するフロントホイールが17インチ、リアホイールが20インチと前後異径になっており、前傾姿勢を強調しているデザインだ。
エンジンは3.5LのV6 SOHCで、トランスミッションはMTモード付AT。
1280kgの車両重量に、253ps/6,400prm、35.2kg-m/3,950rpmとあれば、パフォーマンスは良い部類に入るだろう。
(数値は後期型)
また、駆動方式がFR形式で前後の重量配分を50/50にする為に、トランスミッションは後方に配置されている。
コンセプトカーとして全米で大反響となり、販売期間を5年と限定して1997年に市販化を開始。
販売開始後はオーダーが殺到してプレミアム価格で取引されるほどの人気となったが、部門閉鎖の噂が絶えなかったというプリムスは、再建叶わずに4年後の2001年に閉鎖されることになり、2002年の販売には”クライスラー”として販売された。
5年間の生産台数は11,479台で、ボディーカラーが11色あり、僅差ではあるものの最も台数が多かったカラーは黒だったという。
黒で色彩的には控えめな感じだが、デザインがデザインだけにフェラーリやランボルギーニ以上に目立つだろう。
全体のイメージとしてはスーパー7に近いものの車幅が1940mmということで、車体サイズはスーパー7の2回りは大きい。
MTモードは有るが、米国製だからATなのは仕方がないが、これがMTだったら本気で考えてしまいそうだ。
パワステにパワーウィンドー、キーレスなど一通りの快適装備はあるが、走行中の風の巻き込みは半端じゃないらしく、ホロを使う雨天などでは後方視界が絶望的だともいわれている。
メンテナンスも一筋縄でいかないだろうけど、現環境なら長年世話になっているメカニックのI氏なら何とかしてくれそうな気がする。
ちなみに、この個体の年式は2000年製で、走行距離は14,000kmと少ない。
★外観
この個体は、横に飛び出したようにナンバープレートが設置されている。
中には中央のグリルに付けたものも有るが、ナンバープレートの設置位置などハナから考えてはいないのだろう。
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★前部
先端を鋭く絞り込んだフロントは、他の類似をみない独特のデザインでちょっと強面だ。
先端部の空間には、バッテリーが配置されている。
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★エンジン
3.5L V6 SOHCのエンジンはボディに綺麗に収まっている。
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★コックピット
ちょっとお洒落でスポーティー感もある。
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★リア
この個体はテールランプとウインカーがブラックスモークになっており、ボディ色と同一色に見える。
ヘッドライトのカバーもスモークタイプだ。
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★リアタイヤ
現在なら20インチも普通だが、1990年代なら異様に見えたことだろう。
当時、このサイズのタイヤの価格は相当高価だったことだろう。
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☆主要諸元☆
■エンジン:3.5L EJG型 V6 SOHC
■総排気量:3518cc
■最高出力:253ps/6,400prm
■最大トルク:35.2kg-m/3,950rpm
■ミッション:オートステック式フロア4AT
■駆動方式:FR
■車両重量:1280kg
■サイズ:4200×1940×1290mm
●現在価格:
約430万円(中古) 売約済
【Norton COMMANDO 961 SE 】
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バイクは私のテリトリーではないのだが、ちょっと気になる。
1898年に設立された英国のNorton Motorcyclesが1961年に発表したCOMMANDOは、以後数十年に渡って累計5万台を売り上げた。
1970年代になると、景気後退と外車(日本メーカーなど)との競争が激化し、英国のバイク産業は衰退して絶滅寸前となって1976年にCOMMANDOは生産終了となった。
Nortonは、20年後の1989年に英国スーパーバイク選手権でレース界に復帰して英国タイトルを取り、
その後はロータリーエンジン搭載バイクでの世界最速記録の樹立やマン島タイムトライアルなどにも復帰する。
Nortonのバイクは永らく日本に上陸することが無かったが、近年になって数社が正規販売代理契約を結んだことで、新しいCOMMANDOが日本でも販売されることになった。
3モデルが用意されている中、Norton Motorcyclesの復活を記念して限定200台用意されたのが「COMMANDO 961 SE」で、日本には15台が割り当てられた。
全体的なイメージは、往年のデザインを周到して現代的にアレンジされており、一見すると懐かしくも感じるが、前後輪のホイールやマッドガード、チェーンガードなどはカーボン製であったり、足周りは最新のオーリンズ製であったりと細部に目を凝らせて見ると正に現代車である。
バイクに興味は無い私から見ても、何やら雰囲気というか佇まいが素敵に見えてしまった。
■車両価格:3,223,500円
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★カーボンホイールには目を奪われる。
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★サスペンションのデザインと配色が良い・
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★パーツの一つ一つの仕上がりも素晴らしい。
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★リアランプは奥まって配置されている。
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詳細→
コチラ
Posted at 2013/11/10 17:43:04 | |
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