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すみません。マニアック過ぎる話で申し訳有りません。

EVにとって、バッテリーの次に大切な部品は、
モーターだと思っています。

メルセデスAMGが、採用したモーターにはとても驚きました。
そのモーターは、メルセデス傘下のイギリスのYASA社の作った物で、
ヨークレスのアキシャルフラックスモーター（通称パンケーキモーター）
このモーターは僅か13kgで1000HPを発揮するので、
（4輪分採用すると4000HPという事になるバケモノマシンが可能。
マクラーレンやケーニヒセグやフェラーリーの最新ハイブリッドにもYASAのモーターは採用されている。高価なハイパフォーマンス専用）

このモーターは、効率も良く軽量でハイパワーという優れたモーターだが、
パンケーキ型という事で、薄く径が大きいと言う特徴が有り、製造がとても大変で3Dプリント技術により、量産化も可能としているが手巻きより安いと言っても、通常の量産モーターより高くなってしまう。

そんな中、出現したのが、DeepDrive GmbH（BMW等が出資したスタートアップ）が開発した。ヨークレス、デュアルローターラジアルフラックスモーターです。まだ何処まで軽く何処まで出力を出せるのか不透明ですが、構造的なアドバンテージとして、YASAのアキシャルフラックスモーターと同程度に効率が高く、大きな違いは生産性が高く＝低価格が期待出来る。それと幅を広げる事で外径が小さく出来るのでEVに採用する際に設計の自由度が高く、最低地上高が確保しやすい。


このモーターの出現により、一般の車両でも、超高性能モーターの採用が現実味を帯びて来た。非常に楽しみです。

EVでは、圧倒的に強い中国メーカーに対し、アメリカやドイツ、韓国のメーカーがバッテリーでも、モーターでも驚く様な革新的な物を出してるのに、日本は地味に進歩はしてるけど、差が開く一方なんですよね。

天才肌のケーニヒセグは、YASA製から自社製に切り替えようとしている。
YASAのモーターは、最適化が進んで驚異的なパホーマンスを出してる。
金に糸目を付けず性能に拘るスーパーカーメーカーで有る以上は、
それと同等以上の物が出来なければ、内製化は行わない筈、
ケーニヒセグは何かアイディアが有ると思う、どんな手を使うのかも楽しみです。