パリのアメリカ人!?でもないだろうけど、欧州でアメ車はかなり浮く。というか、設計・開発を欧州でやる欧州フォードもの以外アメ車はほとんど見かけない。でも、そんな中それなりに健闘していた車がある(過去形!)PTクルーザーだ。クラシック然とした風体のせいか存在感もあるし前方後円墳的に押し出し強で眼力もすごい。「分かってもらえる人だけに分かってもらえればいい」がキャッチフレーズだったようで当時我が世の春を謳歌していた日本メーカーの友人は「そんなことだからアメ車は売れない」的発言していた。確かに当時は正論だったと思ったのだが、それでも少し違和感があったのは、万人に受ける車はないと云うことも知っていたからだ。ソレを証拠に一世代前までのルノーは「幌馬車形状」のかなり奇抜な造形(メガンヌやモデュス等)に取り組んでいた。これは売れないだろうと思っていたら、一定層から支持されていた(笑)さて、PTクルーザーが出てから十年くらいたった。でも、この車って今でも輝きを失わない希有なアメ車だと感嘆してしまう。内外装デザイン以外を知る必要のない車だと思うけど。その外観が多くを訴えている。でも、アメ車を買うことは無いだろうなあ・・・