車検場の近くにプジョーやシトロエンのディーラーがあるので108やC1を見てきた。
大凡考えていたとおり、
実車の出来はプジョー108が圧倒的に良かった。
外装:シトロエンはプレスティージ性をDSシリーズに集約しているため華美なクロム使いなどには制限がある。個性的な表情だけでは商品の魅力に訴求性がない。他方、プジョーは今現在は負けブランドである事を自覚したため、原点に立ち返って小粋で少しキラキラ感のあるハッチバック造りに回帰している。208の小型化しかり。108のテールランプは造形的には類似するポロより華美、ベンツのAクラスよりおしとやかで大変な好印象。
内装:フランネルっぽい生地で地味にまとめてかつ妙にスポンジーなシトロエンのシートよりやや硬めのチェック柄のプジョーのってもう色彩的にゴルフGTIのチェック柄を凌駕している(笑)
エンジン:そうそう、この108は新たなダウンサイジングエンジン1.2ピュアテック(仏語的にはピュールテック)も持っていて、こいつはそこそこ走ると巷で噂(笑)
こうなるともう208の存在意義まで危ぶまれるか、と言うくらい108は輝いている。(まあ、208にはGTiがあるけど)
自分的には106の再来だ!と評価したい。姉妹車のトヨタ・アイゴがぶっ飛び路線をいったのはむしろ正解と思えてくるくらい。2流おしゃれ雑誌や不可思議トレンド系雑誌が時折散りばめる「エスプリ」という仏語をまさに具現化したような外観・内装であり、フツー極まりない中間所得層から、正統派アイドルや細身のイケメンくらいまでが運転しても似合ってしまう、まるでアニエスベーのマリンボーダー(ってちょっと古い?)みたいな車だ。
プジョー・ジャポンさん、これ日本に入れてみ。部品の耐久性はトヨタレベルだろうから故障もすくないだろうしバカ売れだよ(ってまあ、無責任発言だけど)
これをMTで乗ってる山ガールみたいなのがいたらおじさんもうメロメロ(爆)
さて、ついでにみたシトロエン・カクチュス。
いやあ、スゴいねえなんちゃってSUV。ルノー・カプチュールより変態車ですなあ。今更ながらに80年代のウレタンバンパーを進化させて散りばめるという発想もフランス的だけど、これってパリとかフランスの主要都市ではバンパーとかぶつけながら路駐しますよってのを地でいってるよ(爆)これほどリアルな発想、ちょっとバンパーこすったらブルーになっちゃう日本人には絶対でてこないね。しかも、変態ぶりはこれだけじゃなくて、ウォシャー液はワイパーから直噴!
エアバッグは天井からと来たもんだ。
これらは軽量化に貢献してるらしい。内装も超独自路線でDSの高級路線ともまた違う感じだがチープさはない!そこがすごいと思う。
かつてのBXみたいにプラスチックを多用した市販車をいきなり売り出して他社メーカーをぶったまげさせたようなやり方。気になるお値段も15000ユーロあたりからって、ねらってる路線は日産ジュークあたりかな。
メルセデスGLAと並んでも負けないインパクトの強さはこれからの新しい方向性かも知れない。こういう車がバカ売れするようなら、まだまだ欧州もすてたもんじゃないねえ。
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2014/11/04 05:42:31