週末は快晴だとわかっていた。
この場合、本当なら断崖絶壁に挑みたくなるところだが、生憎我が家の長男は未だ骨折が完治していない。そんな彼と
唯一一緒に行えそうなアウトドアは釣りだ。
早朝、突然進路を海に取る。
小国ベルギーでは1時間程で海に出る。
クルコンを時速120キロにセットすると、高速の自動航行が始まる。
家族の食卓とは違う少年と父の話が始まる。
アベンシスにはそれなりの静粛性が備わっているし、直進安定性が優れておりレーンキープ機能がなくとも安心して会話に時間を割ける。
自分とは違うやり方で人生を進んでいる長男。
でも、子供の目線で感じている大人たちが作っている社会の矛盾などについては当時の自分と同じように感じている部分が見受けられた。子供は子供なりの世界観で真剣に社会に対峙しているし、将来に対する夢や希望をたくさん持っている。
釣りしかできないのは残念だが、それでも僕は自分の子供との時間の共有を優先したい。
正味4時間の釣りだ。
たいした釣果にはならない。
それでも鱈もつれた。
太陽の下、子供と共に童心にかえる時間があった。
それでいい。
太陽光にさらされて少しけだるさを感じつつの帰路となったが、早朝着昼過ぎ発の行程のため渋滞にもあわず、快適な旅路を得た。
ハンドリングはいつもどおり素直で、クイック過ぎないところに安心感。
トランクスルーで釣竿も楽に収納できる。
アベンシスは旅車としてやはり秀逸だなと思った。
何年後先か分からないが、次に手に入れる旅車はアベンシスよりよくあって欲しいが、アベンシスというハードルは結構高いかもしれないと感じたのだった。
Posted at 2014/03/12 08:43:50 | |
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