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2016年01月12日 イイね！

年末年始の大修理！！

年末年始の大修理！！毎度～　(´∀｀*)
年末年始の大修理！！というわけですね。
JB4型ライフダンクのタイミングベルトを
DIYで交換しました！
分かっていたことではありますが、
あまり整備がされてない車両なので
この際、がっつり直しますよ！
と、気合を入れたものの・・・。
正直、もうやりたくありません。
ぶっちゃけナメてた・・・。ここまでめんどくさいとは・・・。
今回もボリューミーでお送りします！

というわけで、今回交換するパーツです。



タイミングベルト、ベルトテンショナー、アイドラプーリー、
クランクシャフトシール、カムシャフトシール、
ウォーターポンプ、サーモスタット、タペットカバーパッキン、
プラグホールパッキン、スパークプラグ、ディスビホールキャップ、
ファンベルト、エアコンベルト、ナンバー灯カバー、
エンジンオイル、オイルフィルター、エアコンフィルター。

こうやって文字にすると多いですねーｗ

詳細な分解方法などは整備記録のほうに記録したいと思いますので
ここでは大まかな紹介にとどめておきます。

まずは、ウォーターポンプ等の水周りも修理するので
冷却水を抜き取ります。



冷却水を抜き取っている間にエンジン周辺を分解。
あちゃぁ、エアクリーナーもダメだなこりゃ。



続いてインタークーラー取り外し。
やはり、整備されていないためか、ホースが固着していて
全然外れない。

インタークーラーが外れたら、ヘッド周辺を分解。
ダイレクトイグニッションやらセンサーやらを取っ払って行きます。

外すものを外してヘッドカバーを取り外します。
やっと外れた・・・（汗）





ロッカーアームやシャフトといった動弁機構などの
機械的な機構を見るとゾクゾクします。
中学時代、ヤンキーの先輩に連れられ、プール授業が終わった
女子更衣室をみんなで一緒に覗いた、あの時の感覚です。
いやぁ、たまりませんね。クセになります。

タペットカバー裏面。
うわぁ、スラッジやカーボンで汚れてるなぁ・・・。
本当は綺麗に洗浄したいのですが、時間の都合上パス（涙）



取り外したスパークプラグ。
見た目からして一度も交換されてなさそう・・・。



新品との比較。右が新品、左が外したもの。



写真だと分かりにくいですが、プラグギャップがヤバイ事に・・・。
よくこんなんで火飛んでたな・・・。
純正は6番のプラグですが、今回使用するプラグは7番の
IRIWAY7を使用します。



いよいよタイミングベルトを外しに行きます。
まずはアッパーエンジンマウントを外します。
ブロック側のブラケットも一緒に外します、というか
コレも外さないとベルトカバー外れないか。



他の人のページだと、ターボE07Zはロアエンジンマウントがあるから
ジャッキでエンジンを支えなくてもいいそうですが、
一応私はジャッキかませました。落ちても困るんで・・・。



クランクプーリー外します。

例の特殊工具です。
コレが無いと外せません。物理的にも、スペース的にも・・・。



プーリーが外れたら要注意。
クランクプーリーキーという非常に小さい部品（赤丸の部品）がありますが、
コレをなくすとプーリーが回せないので、絶対になくさないように！



後はベルトカバーを止めているクリップとボルトを外していけば
タイベルが見えてきます。
ようやくここまで来れました・・・、長かったですよ・・・！



まずは1番シリンダーを圧縮上死点に合わせましょう。

クランクプーリーの合いマークです。
ブロック側の矢印と、プーリーの三角マークを合わせます。



カムプーリーですが、
プーリーに打刻されているUPマーク（水色の丸）が上に、かつ、
プーリーの突起の頂点（赤い丸）がヘッドカバーの合わせ面と合わせた時が
圧縮上死点となります。



車載状態だとこの角度から見る事が不可能なので、作業時は鏡を使って
ライトで照らしながら作業することになります。
写真はiphoneを差し込んで撮影しました。

今回はさらにオイルシールも交換するので、
クランクプーリー、カムプーリーまで取り外します。
なので、プーリーとベルトにマーキングをします。

クランクプーリーはこんな感じ。



カムプーリーにもマーキング。



コレをしておけば、タイミングは絶対にずれることはありません。
あとはテンショナーを緩めてタイベルを外します。

カムシールとクランクシール交換。
クランクプーリーはそのまま外れますが、カムプーリーは
特殊工具を使って外します。



シールを打ち換え、ウォーターポンプを交換。
ポンプ下側より少し水漏れがありました。
奥にサーモスタットが見えますね。
同時にサーモスタットも交換します。



取り外す前にマーキングをした箇所と同じ場所に
新品のベルトにもマーキングをします。
クランク側とカム側のマーキングをそれぞれ
あわせて取り付けます。



そして、バラした箇所を元に戻していきます。
バラすまでが大変だったので、戻していくのも一苦労です。
ベルト周りを組み上げたら、次はタペットカバーパッキンを交換です。
パッキンが嵌る箇所はパーツクリーナーでしっかり洗浄しておきます。
同時にプラグホールパッキンも一緒に交換します。



ここでポイント。
コレも一緒に交換します。
このキャップ、実はディストリビューターのメクラなんですが、
このエンジンはディスビレスなので、このキャップがついています。
ここのOリングが劣化してオイル漏れを引き起こすそうなので
一緒に交換します。
案の定、ここからすでにオイル漏れを引き起こしていました。



取り付けはいたって簡単。パチンと嵌めるだけ。
ホンダのディーラーで部品を頼みましたが、この部品、
排圧が上がると吹っ飛ぶそうですｗ
要するにアクセル満開にすると吹っ飛ぶらしい。
対策品が出ているそうなのでお願いしました。
オイルを綺麗にふき取って組み付けます。



タペットカバーを組み付け、ベルトを新品に交換します。
ファンベルト、エアコンベルトともに3PK670のようです。



ヘッド周りを元に戻し、インタークーラー、エアクリーナーを
元に戻します。
いよいよ冷却水を入れていきます。



問題なくエンジンが始動しアイドル状態になりましたが、
なんかポタポタいってるような・・・？



あぁん？！
水漏れしてるやん！！

とりあえずエンジンストップ。
組み付け間違った？ネジ締め忘れ？？とりあえず分解。

サーモスタットケース、サーモパッキンなど点検していきますが
特に何も無いようだけど・・・？

外したものを見て謎は全て解けました。

どうやらサーモスタットパッキンはこう組み付けるのが
正解のようです・・・。



サーモスタット本体の外周にパッキンを嵌めていくようにして
装着するようです。

その証拠に、パッキンの内側には溝がありました。



ちゃんと見ろよ、
俺！！！

最終的にこうなればオッケーのようです。



組みなおして再度エンジンを始動して冷却系のエア抜きを行います。
よしよし、今度は大丈夫だ。



エア抜きをしている間に、他の修理をします。
まずはナンバー灯のカバー装着。
この間LEDへ取り替えましたが、ナンバー灯カバーが
落ちちゃったようで、なくなっていました。



というわけで新品装着です。



続いてエアコンフィルター。
これも一度も交換された形跡が無いので交換いたします。
読みどおり、一度も交換されてません。写真内の手に持っている
部品を切り取らないとこの車はフィルター交換出来ませんので
これがそのままになっているということは一度も手付かずということ。



左が外したもので右が新品。
えらい汚れてますね・・・。ちなみに新品のフィルターはホンダ純正品です。



組み付けですが、赤丸のAIRFLOWの向きを合わせましょう。
じゃないと、ろ紙がしっかりと仕事できませんからね。



エバポレーターの状態は思いのほか良好。目詰まりや汚れはありませんでした。
フィルターの有り無しは重要ですね。



サーモスタットが開くまでエンジンを走らせ、ヒーターが効くことを確認したら
エア抜きは終了です。
あとはタイヤを付けて、ホイールナットの増し締めを確認したら・・・

修理は終わりです！

お疲れ様でした！！

作業を開始したのが2015年12月28日、終了が2016年元旦です。ので、
5日間ですが、29日と30日が用事で作業できなかったので実質3日ですね。
元旦に終了ですので、12日経過していますが写真の整理と
原稿執筆に思いのほか時間がかかりました。
その副産物に、その間ダンクに乗っていたので、インプレじみたことも
出来ましたので、一応書いておきます。
一番に影響しているのはタイベル交換ではなくスパークプラグ交換によるものと
思いますが・・・。

エンジンの吹け上がりが格段に良くなった。体感できるほどに。
以前アクセルをかなり開けないと登れなかった坂が簡単に登れるようになった。
エンジンの振動が小さくなった、エンジンが静かになった、とメリットだらけ。
ターボも以前は結構回っていましたが、今はそんなに回ってない様子。
まだブースト計付けてないから、実際どの程度なのかは不明ですが、
エンジンが静かになった分、ターボの音が良く聞こえますので回ってないのは
間違いなさそうです。
とりあえずコレでもう少し乗れそうですね！
詳しい手順などは順次整備手帳のほうに記述して行きたいと思います。

それでは今日はこの辺で！
Posted at 2016/01/12 21:15:31 | コメント(1) | トラックバック(0) | 整備記録 | 日記

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