「先週の土日のバイク乗りの過ごし方」に続き、
DioFitのマフラーとシリンダー&シリンダーヘッドを交換します。
マフラーもシリンダーもホンダ純正、
ボアアップとかではなく他車種からの流用となります。
1.キャブレターのガソリンホースを外し、栓をするためドライバーを突っ込む。
2.ドレンのネジを回し、キャブレター内のガソリンを抜く。
3.シートとシリンダーヘッドのカバーを外す。
これで、シリンダーへアクセスできます。
マフラーとシリンダーヘッドのボルト(4本)を外せば、腰上が外れます。
原チャリの空冷は簡単ですなあ
特にAF27は縦型シリンダーなので、整備性は良いです。
現状(ノーマル)の圧縮圧力、7.0Kg/cm2
ヘッドにカーボンが溜まっているので、ちょっと高いのかも?
マフラーはオイルでデロデロ
潰れた所は外してみると案外軽傷?
(このままだったらそのうち穴が開きますが)
諸元
Dio AF18
エンジン型式:AF18E(空冷・2サイクル・単気筒)
圧縮比:7.3
最高出力(PS/rpm):6.4/6,500
最大トルク(kg-m/rpm):0.74/6,000
キャブレーター型式:PB80
SuperDio AF27
エンジン型式:AF18E(空冷・2サイクル・単気筒)
圧縮比:7.1
最高出力(PS/rpm):6.8/7,000
最大トルク(kgm/rpm):0.73/6,500
キャブレーター型式:PB80
DioFit AF27
エンジン型式:AF18E(空冷・2サイクル・単気筒)
圧縮比:6.8
最高出力(PS/rpm):5.6/6,250
最大トルク(kg-m/rpm):0.66/6,000
キャブレター型式:APBB0
シリンダーとヘッドの比較です。
左がAF27(DioFit)、右がAF18(のはず)
結構違いますね
シリンダーとヘッドはポン付け、マフラーもポン付けですが
シリンダーカバーが付きません
プラグの突き出し角度が少し違うようで、結局カバーの一部を切りました。
シリンダーのエキパイの所、カーボンが溜まっています。
液体パッキン(バスボンド)もふにゃふにゃです。
良く頑張ってくれました。
シリンダーの取付けボルトは長さが違います。(長いのがDioFit)
シリンダーの内側はキレイなのでもったいないです。
なんとか補修したいですね
ピストンは傷も無く綺麗なもんでした
頭がカーボンだらけなので少し拭き取りました
ベースガスケットはDYTONAのセットの物が残っており、
使う前に型取りだけしておきます。
(結局使わず、中古シリンダーに付いているものをそのまま使用しました。
そしてセルを回して圧縮を確認すると
6.5Kg/cm2 しかありません
縦傷の影響でしょうか・・・
そこで使ってみたかったモリブデンコート
コーティングと言うより、傷を埋めたいのです
全面ではなく傷の所にシュッ
真っ黒です、粘度が低く流れます
乾きは速く数分で固まります
が、軟らかい
さわると鉛筆の芯の粉みたいなのが付きます
パテみたいな感じにはなりそうもありません
どれくらい持つのか不明・・・
潤滑スプレーと同様の使い方になるのでしょうか?
とりあえず組みます。
セルを回して圧縮を確認
バッテリーが弱ってきてて6Kg/cm2位しか上がりません。
キックしてみると、7.7Kg/cm2位まで上がりました。
元の状態でも、コーティング前でも、
キックすれば上がったのだろうか?
条件がバラバラなので比較できません。
データ収集大失敗です。
しょうがないのでエンジン掛けて試乗してみます。
いやー、速い
これがディオなのね
今までは出だしがもっさりしてたのに瞬発力があります。
キャブが小さいので本当はもっと速いのでしょうが、
これだけ走れば実用性十分です。
キビキビ感といい、メータの針の上がり方といい
ちゃんと3時過ぎまで回りますし
いままでなんだったんでしょう???
インプレ
エンジンの掛かりが少し悪い
ちょっと薄いのか、回転の落ちも少し悪い感じ
でもトルク感はあります。
2ストらしくなりました。
今までは、「回転数に応じたアクセル開度」っていっても
すぐに全開だったのが、ちゃんとアクセル開度に応じたトルクが出る感じ
その分燃費は気になりますけどネ
結局のところ
マフラーなのか
シリンダーなのか
どっちか分かりませんケド
今度リアタイヤ交換するときに、一度マフラー戻してみるかナ
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大人のプラモデル | 日記
Posted at
2015/03/15 00:43:07