気自動車(EV)開発ベンチャーのSIM-Drive(シムドライブ)は2012月3月28日、先行開発車事業第2号「SIM-WIL」(写真の右側)を発表するとともに、これに続く先行開発車事業第3号の開発がスタートしたこともアナウンスした。本日各社のニュースでも紹介となった。
3号車の開発についての募集は、2011年9月11日に開始しており、26企業が参加することになった。過去2台の事業と同じように、参加企業・団体は1機関あたり2000万円の参加費を支払い、この費用を元にシムドライブと共同で試作を進めていく。
各参加機関は、開発拠点にスタッフを常駐することが可能で、専用の机と椅子も用意される。車両の完成後には、事業の成果品である仕様書、基本図表、試験成績書が提供されることになっている。
今回の事業で特筆すべきは、積水ハウス、三井不動産など、自動車関連企業だけでなく、住宅や不動産などの業種に属する企業が含まれていることだ。中でも車内の内装にはCMで「ミラバケッソ!!」で有名な「クラレ」が軽い素材の断熱材を開発し、それが採用されている。
これだけの企業が参入しているその理由について、同社の代表取締役社長を務める清水浩氏は、発表会で次のように説明した。
「3号車では、EVの技術については今回発表した2号車『SIM-WIL』をベースとしながら、エネルギーのスマート利用のための技術も新たに盛り込み、スマート・トランスポーテーションという概念で開発を進めていきたいと思っています」
※スマート・トランスポーテーションとは、スマートハウス、スマートシティー、スマートグリッドとEVを結ぶ概念を示す言葉で、トランスポーテーションという言葉には、乗り物だけでなく、エネルギーや情報の移動も含まれるとのことだ。
車両は2013年3月の完成を目指しており、その後は過去2台の先行開発車事業同様、オープンソースという同社のビジネスプランに基づき、2015年を目標に、事業に参加した26企業・団体が量産化に向けた取り組みを進めていくことになるという。
気になる価格は…。量産化が進めば200万円はいけるとのことだ。また走行距離は351Kmとアナウンスされており、かなり期待のできる数値だ。
電気自動車が果たして主役になる日はいつか!?その前に自分は水素自動車こそが一番良いのではと思う。安全性と充電インフラが整えば、電気自動車を上回るスペックだし、電気を発電するので今の時代にぴったりだ。
近い将来きっと来る電気自動車のあるべき形は…。非常に楽しみだ!!
Posted at 2012/03/28 22:38:12 | |
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