通算6代目に当たる新型ポロがきのう、ドイツ本国で正式発表されました。
この新型で私が一番に気になっていたのはボディサイズ。寸法はBセグ車用に改良を加えたMQBプラットフォーム採用の恩恵からか、全長:4053mm、全幅:1751mm、全高:1446mm、ホイールベース:2564mm、荷室容量:351リットルにそれぞれ拡大され、過去の他モデルだとゴルフⅣに極めて近い歴代最長の数値となったようです。
次期型登場も近くなったアウディA1、一部サイトで
現行のマイチェン版のスパイフォトが公開されているMINIハッチバック、先ごろ市内ディーラーで日本仕様の先行展示車をチェックしてきた新型シトロエンC3など、同じ欧州のBセグ車たちは軒並み3ナンバー化されたサイズとなっているので、新型もそれに倣った感じですね。あと、先代同様の5ナンバーボディを継続してしまうと、現行比でサイズ拡大も予想される次期up!が売れなくなるからというのも理由の一つなんでしょう。
3ナンバーボディになったポロと聞くと、日本仕様の「クロス -」(先代ベース)が有名ですが、サイズは全長・全幅・ホイールベースなどに限り、あちらと比べても大きくなっていますからね。
エクステリアは過去に載せたカモフラージュ無しのスパイフォトどおり、先代の面影を若干残しつつ、ゴルフⅦにも通ずるシンプルさも兼ね備えたデザインとなったものの、先述のサイズ拡大に併せてなのか、これまでの本国仕様では標準だった3ドア版が廃止となり、5ドア版に一本化されたようです。となると、先代から5ドア版標準が基本となった日本仕様は、この新型でさらに売りやすくなったかな?
ボディサイズ同様、気になっていた点のインパネですが…先代までは結構シンプルに纏められているイメージがあったのに、新型のはポロというよりも、ゴルフやパサートのそれに近くなったなぁ…という感じがします。今や同じMQB搭載の他モデルでお馴染みになったアクティブインフォディスプレイ(いわゆる、デジタル液晶メーター)は、当然ながら歴代初採用なんですが、本国仕様では多分オプションでしょうね。
標準モデルの搭載エンジンは1.0MPI(NA)、1.0TSI、VTG付き1.5TSI、1.6TDI(ディーゼル)などを設定、さらに同時発表の新型GTIは以前綴った噂どおり、TSIエンジンの排気量が1.8リッターから2リッターに引き上げられたほか、最高出力はゴルフⅤのGTIと同等な200馬力を発生するものが積まれたとのことです。なお、これらのエンジンには5速および6速のMT、または7速DSGが組み合わせられる格好になったようです。
安全面では先代譲りのFront Assist(自動ブレーキ)やACC(アダプティブクルーズコントロール)のほか、すでにゴルフⅦなどでは採用済みのブラインドスポットディテクションといった機能も奢られるようになった模様です。
(本国仕様における)標準モデルのグレードは先代と変わらずトレンドライン・コンフォートライン・ハイラインの3種が基本らしく、一部グレードにはR-ラインもオプション設定
(?)、さらにデビュー記念の特仕として、先代から引き続きbeatsとのコラボ仕様も早々登場したようです。
新型は9月のフランクフルトショーで一般公開を飾ったあと、年末までに本国などで発売というスケジュールが組まれる格好となったようですが、日本導入は早くて本国などと同時期、遅くて来年初頭には発表されるのではないでしょうか?あと時期的に、10月末開幕の東京ショーがジャパンプレミアの場となる可能性も出てきた気がしますね。
サイズは(日本国内の法規でいう)3ナンバーボディに拡大されたけど、いろんな意味で魅力的な一台に変わりはないと思っているので、日本仕様の発表が楽しみになってきました!
Posted at 2017/06/17 10:25:06 |
ドイツ車(VW) | クルマ