足元にシートを敷いたりとか、ゼトロ耐熱吸音シートをぺたぺた貼ったりとか、
車内を静かにすることを目指してちまちま作業をしていたが、
実際に効果があるのかどうかという事で、計測を行いました。
2回の計測の間に行ったことは、
・運転席、助手席下にレアルシルトを気持ち貼り、シンサレート遮音シートを敷いた
・運転席の下とかに、ゼトロ吸音シートをちょっと貼った
・Bピラー部分にレアルシルトとゼトロ吸音シートを貼った(根本は対策してない)
・トランクのスペアタイヤ部分に、ソフトレイとニードルフェルトを敷いた
・ドアの内張りにニードルフェルトを追加
と、小さいことからコツコツと、という感じで行なっていました。
計測ですが、本当は運転時の大半をしめる一般道で行えればいいのですが、
速度が一定にならなかったりと、同じ条件で何回も測れなさそうなので、
高速にしました。首都高の湾岸線(新木場あたり?)です。
ちょうど路面がキレイであまりロードノイズが出ないところと、
路面が荒れてロードノイズが大きくなるところがあるので、
その2箇所を計測ポイントにしました。
2回の計測とも、同じくらいで一定速度で走っています。
録音は手持ちのAndroidという、誤差の大きそうな機器です。
マイクはスマートフォンのマイク部分になります。
この時点で、計測結果にあまり信頼性がありませんが、
音の大きい小さいくらいはわかるだろうと期待です。
また、気温やタイヤ温度も同じではないし、走る速度も厳密に同じではないですし、
なにより全く同じ所を走ったわけではないので(同じ区間ですけど)、
この点でもあまり精度は高くないです。
録音結果をAudacityで周波数解析し、それを比較します。
等ラウドネス曲線とか考慮するべきですけど、それをグラフ化する
いい方法を思いつかないので、生データを見て素人解析、分析を行い
一喜一憂することにします。
まず、静かな路面の方です。
これが諸々の対策前。
で、こちらが対策後。
2つを重ねてみました。若干ずれてますけど。
単純にこのグラフを見ると、
・100-500Hzくらいで、対策後のほうが数dB小さい
・700-900Hzくらいで、対策後のほうが数dB大きい
・1k-2kHzくらいで、対策後のほうが数dB小さい
・10kHz以上で、対策後のほうが数dB大きい
とみられます。
等ラウドネス曲線的には、500-4kHz位を注視すればいいんじゃないか
と勝手に思っているので、そのあたりを見ると、1k-2kHzにかけての
減衰があるので、若干体感音量は下がっているんではないか、と
いう結論です。
せっかくこまこま作業してたので、そう思いたい…。
一方、荒れたうるさい路面です。対策前は、
対策後は、
重ねてみると、
これからわかることは、
・100Hz以下が対策後のほうが数dB大きい
・200-500Hzでは、対策後のほうが数dB小さい
・500Hz以上は全体的に、対策後のほうが数dB大きい
という事です。
つまり、全体的に対策後のほうが音圧レベルが大きいという事になり、
対策したら逆にうるさくなった、という事になりそうです。
で、静かな路面とうるさい路面を総合すると、±0で
これらの対策ではほぼ効果なし、という残念な結論に…。
もちろん録音機器も録音に特化したようなものではないので、
この程度(数dB)はタダの誤差、という可能性も十分あります。
(3dBだったらエネルギー的には2倍くらいなはずですが、
体感音量的には大きくは違いはないような気がします)
まぁ、また測ったら結果が異なるかもしんないですし、
これ以降の対策で少しはマシな値になるかもしんないので、
そのうちまた計測しようかと思います。
Posted at 2012/08/25 03:22:38 | |
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