フロントパッドを交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
先週のリアパッドゼロミリ、バックプレートとローター接触に懲りて、ようやく重い腰を挙げてフロントパッド交換に取り掛かりました。
確か12月頃に点検した時に右外1.5ミリ、左外側2ミリ程で明日ローターからギャーとかゴワ〜とか悲鳴がおきても不思議ではない。Edo Chaina君も英国の法律では1.5ミリが限界でそれ以下では検査に通らない、と言ってます。
2
キャリパー裏側にゴムのキャップが有り、外すと7ミリの6角アレンキーが上下に2本。
この締付けトルクは32Nmとかなり高く、ラチェットではギリギリかも。
3
最初の難関。
工具箱のセットに何故か4、5、6と有って7が無くて8ミリのアレン。これ、3/8の口金です。7のスペースに肝心なものだけが無くて、あとのセットは完備してるのってガックリします。
已む無く1/4のセットで取り掛かりましたが案の定トルクに勝てず非常手段です。
本来、このような使い方はしてはいけない。壊れるだけならまだしも、飛んで来て怪我をする可能性も有ります。ましてやラチェットなぞ。
4
ラチェットでアレンキーを廻す事3分!ようやくキャリパーがガタついたのでラジペンでスライドピンを引っ張り出します。
パッドが摩耗しているとスライドピンが奥まで入ってしまうのでゴムシールの奥から摘まみ出す事になります。姿勢として結構辛いものがあります。リフトか馬に載せて作業するべし。ジャッキだけでの作業は禁止です。
で、取り出したスライドピンは錆も無くて善い状態です。ただネジ山付近にゴムが溶けたような物がこびりついてました。結構な厚みが有り、パーツクリーナーではキリが無いので#400のサンドペーパーで軽く磨きます。無論、再使用します。
ゴムシールもキャップもひび割れ、欠損とかも無くて安心。
写真を撮り忘れたけど、ピンを抜く前にマイナスドライバーをローターとパッドの隙間に挿し込み、ピストンを押し戻します。丈夫で長い物が楽です。ピストン戻しが有ればその方が善いけど、真っ直ぐピストンを押し戻せるなら、ピストンの引っかかりを感知できるので有用です。
ドライバーを間違ってもピストンとパッドの隙間に入れてはいけません!!
5
パッド固定のスプリングです。
難関その2
かなり難儀します。
ドライバーの先に有る出っ張りが難関の原因で、この出っ張りと左右の端の爪、それとスプリングの効果で3次元の固定を実現。
プロがタオルを被せて作業してるのを軽くみたら、罰が当りました。外れた拍子に飛んで来て左メガネのレンズを直撃。
メガネしてなかったらかなり危ない! 設計を見直すべきじゃないかと思うがどうだろう?
反対側も警戒してたのにやはり飛んで行きました。被害者は日立の充電式ライト。割れなかったので善かった。
6
新旧パッドの比較。
右前内側1.5ミリ
外側1.0ミリ
新品13ミリ
反対側もほぼ同様の残量でした。丁度善いタイミングでの交換となりました。
ピストンを戻すとブレーキマスターシリンダーの液面が上がって来るので注意しながら作業します。右前を戻したらレベルが点検孔の半分迄上がって来ました。
7
肝心なパッドが映っていない!
1.5時間で左右共完了
組み込む時も難関は同じです。スプリングのコツは会得出来ず。
アレンキーはトルク出そうとTバーにメガネレンチを掛けたら曲がってしまった。
小さなラチェットでトルク出そうとしたらギアがギャキっと鳴いて少し廻りが渋くなった。ような気がする。
グリスはパッドの背面と両脇のフック部分に耐熱グリス。
スライドピンにブレーキラバーグリースを薄く塗布。
8
ブレーキマスターの液面。
黒いのは汚れではなく排出孔みたいですがよく判らない。
上面にMAXとの刻印が在るのは知ってたけど、今回最後のピストン戻しをした後で覗くと底部にMINの文字が浮かび上がった。君はどこから来たのですか?
減ってる時は見えてなかった気がするのだけど。
今後。
リアのローター交換して最後に左内側のパッドを新品にするとブレーキ系統の整備は一段落する。新品ローターで2ミリ増加、リアパッドで11ミリ。その分ピストンが戻されて果たしてマスターの液面は溢れるのか?
ソリッドなのだからいっその事ローターを使いきる!⁉
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