姉妹坂のブログ一覧

親父が死んでしばらくして、お袋から腕時計を形見に貰った。
愛用していたが、１年もしないで動かなくなり近所の時計屋に持ち込む。
「これもう直らないね。新しいのにしたら…え？形見。不動でしまっておくしかないかな…。」
別の店では、私が自力で裏蓋を開けた時の傷をすぐ見つけ、「壊れたのではなく壊したんだろ？どうしょうも無くなってから持ち込まれたってどうのこうの…」
と、初対面で説教とも憂さ晴らしとも取れる対応をされ、失意の帰宅…。

日本のモノ作りの、能力・技術・文化・精神が日本を支えて…と言われて久しいが、能力・技術はともかく文化・精神は大きく後退してしまった。
日本の製品の信頼は、驚きの機能・耐久性・作り込みが優秀・なのにこの価格…だけではない！アフターサービスも丁寧だから、信頼されていたのではないのか？
作り手の能力ももちろん大切だが、モノ作りのキモは何を作るかと、どう売ってどうケアするか、と私は考える。

日本のメーカーは、20年前の自動車はまだ直してくれる様だが、20年前の時計は最高級機種しか直せないのである。
だが彼等の精神を壊したのは、好景気時には古い・飽きたと言っては使い捨て、不況時は節約を言い訳に買い控えだＤＩＹだと身勝手な、エンドユーザーの私達ではないか。

作り手の皆様、これまでの非礼をどうか許して欲しい。
そして、バブル時代の様に次々買う事は出来ないが、どうか機嫌を直してモノ作りに励んで頂きたい。故障したら、古い物でもユーザーが納得するまで付き合ってやって欲しい。

百均に時計や電卓が並ぶ風景は歪んだ姿で、作り手の自尊心など粉砕されて、更に外国へ散ってしまう…。社会を何とかあるべき姿に…とは大袈裟だが、戻さないと失い続けるばかり！



余談ながら、私自身当時は時計屋の対応に激怒していましたが、今は仕方ないと思っています。

先月、黒部観光に行く。

横浜駅発だったがとにかくキツいスケジュールで、かなりの時間観光バスにゆられる事となる。落ち着いてスナップ写真を撮る暇がない…。

およそ20年ぶりの日本海、トロッコ列車を始め珍しい乗り物、万年雪が残る立山・黒部の雄大な景色、湧き水の冷たさ…。それぞれに魅力的で、個人的にはゴギゲンだった。

が、心配な事も…。
事前に経験者？の義母より、立山・黒部は寒くなるから洋服に注意すべし！と言われていたが、何しろ暑い！
添乗員も、記録的晴天続きが原因では？と説明していた。

観光バスとトロリーバスのトンネル以外は汗だくで、室堂も晴天では酷暑であった。万年雪はあるが、来週には無くなってしまうのでは？と思わせる。
この地域、ホントに幸運なら雷鳥に会えるかも、という場所なのにこの暑さ、雷鳥も熱中症で倒れていたのか…。
日本の秘境を何とか秘境のまま、娘達や孫達に渡したい！

宿を取った富山市街、久々に黒い夜空を見た。もちろん富山の夜だって、深夜営業の店はあるし、ライトアップもしている。しかし、横浜の夜は“グレー”であって、黒くない。暗くない為に、東京の鳥は夜も飛ぶと聞く。

首都圏の夜は、もっと暗く出来るし、すべきなのでは？
空に向けたライティング・閉店後も消さない看板やスクリーン・毎日数十人程しか来ない深夜の客に備えた24時間営業のスーパー…他。止めれば暗くなる。
夜は暗いもの、暗いから怖いもの、怖いから家にいる、で大人しくしていれば、ずいぶん省エネでは？



昼間も省エネしないと…腹案募集中！
我が家は節電に失敗！面目ない…。
冬の省エネに備えよう…。

よくある事だか、姉妹坂号走行中突然バックミラーが光り、ライトが点いているのに前に影が出来る。
煽られて…いる事もあるが、違う場合もある。
HIDライトが明る過ぎ？て起こる現象…でもある。

明るい＝見えやすい…本当に？
あくまで主観のみだが、白い光は刺激が強すぎて却って目を細める事になり、見辛い。刺激が強いと、目が疲れるのが早い。眩しいならサングラス？夜間の運転では本末転倒!!!!!
青と白の光は、同じ傾向がある。
品物によっては黄色味が配合？されたバルブもある様だが、売場で見るともっと黄色くて標準かな？と感じた。

ヘッドライト以外では、LEDが使われる事も増えてきた。
なぜか、この光も目への刺激が強い。
必要時光って知らせる用途には有効、点きっ放しで照らす用途には不向き、と思うのだが、省電力なので切り替えた貴兄も多いのでは？
これも、色味が変われば改善しそうだが、用途に関わらず白光に出会う。

明るい＝見えやす…くならない私は、今日も純正ライトで他車の光に脅え？ながら走り続ける。



光軸調整が効く現代のクルマをお持ちの方は、なるべく“下向き”でお願いします…。