<台風の季節となりました。万一、車が水害にあったときの注意をJAF四国本部がよびかけたことがありますので紹介します。>
*クルマは電化製品であることをお忘れなく。
*日本自動車連盟四国本部(灘波敬一郎本部長)は、記録的豪雨に見舞われ水没車が多数出た四国地区での救援活動を通じてつかんだトラブル事例をもとに「水害車両の注意点と修理判断の目安」をまとめ、ドライバーに注意を呼びかけている。
*9月末に降った豪雨で高知をはじめ香川、徳島などに大きな被害が発生した。
*車両も水没や冠水道路への侵入によるトラブルなどが相次ぎ、JAFロードサービスセンターへの救援依頼件数は晋段の2~7倍にも達した。
*不幸にして水没してしまった時の注意点として、エンジンやミッションの被害が拡大する恐れがあるためエンジンを絶対に始動しないこと、また水に塗れたた電子部品が早期に腐食し再使用できなくなるためバッテリーの端子を外すよう呼び掛けている。
*修理可能か否かの判断基準としては、水没の程度によるが4段階に分けることができるという。
(1).フロアマットが水に流れた状態=ブレーキ、オーディオアンプ、フロアカーペット
(2).座席が水に流れた状態=(1)+エンジンコンピューター、駆動系部品、スターター、オルタネーター
(3).フロントパネルの下面以下が水に濡れた状態=(1)+(2)+エアコン、ラジオ、エンジン関係部品。
(4).フロントパネル下面以上が水に濡れた状態=すべての部品、が使用不可となる。
*この基準は車両が水平な状態で水没した場合を前提とし、室内外の喫水線が同じである時。
*水没時の車両の傾きによっては被害状況が著しく変化し、とくに前下がりの方が機能部品の被害が多い。
*これらの判断基準はあくまで目安としているが、(3)(4)の場合は多大な費用と時間を要することから修理不可能に近いという。
*水没車、冠水車については、自動車販売店、整備工場などで早めの点検を受けるよう勧めている。
*また、雨天の場合、バンパー下部やマフラーが冠水する恐れのある道路や場所を走行することは自殺行為であり、駐車もしないよう呼び掛けている。
(日刊自動車新聞1998年10月08日号記事から転載)
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2005/07/27 07:14:50