
十勝スピードウェイ走行と同じくらい楽しみにしていたのが美瑛を訪れることでした。
※写真をクリックすると拡大します
風景写真好きなら写真家前田真三の名前を聞いた人も多いのではないでしょうか。
高校生の時だから1970年代に氏の風景写真集『ふるさとの四季』を購入してかなり興奮したのを覚えてます。
その後、前田氏は1年を通じて美瑛の丘を撮り続けたり、
またEDベータ(Sonyのベータ(笑)の高画質版)のビデオ動画でも美瑛の四季を撮り、美瑛の”美”を全国に広めたのだった。
だから美瑛だけは是非とも行ってみたかった。
富良野から美瑛に入り、白金インフォメーションセンター裏に到着。
十勝連峰が迫るこの場所はあまり知られてない穴場。
落葉の季節になると目の前には黄金の景色が広がると言われている。
熊が出るのではないかとヒヤヒヤしてましたが何も起きなかったヨ(笑)
ここから数分走って先ずは
『美瑛白金青い池』に。
観光客の数がハンパないぐらい多くて池周辺も駐車場も大変混雑してました。
アップル・マックブックの壁紙に採用されたんでしたっけね?
確かに綺麗な池でした。
青く見えるのは、アルミニウムを含んだ水がコロイドを生成して、コロイド粒子が波長の短い青い光を散乱させているためと言われている。
しかし水質調査の結果では厳密な原因解明には至っていないそうだ。
美瑛の奇跡なのかもね。
大きな池を想像していたが、実は小さかった(笑)
全景はこんな感じです。
摩周湖や屈斜路湖を見た後にここに来ると池が小っちゃ(笑)
ここも観光スポットとしては外せないだろうけど、
個人的には摩周ブルーの方が100倍オススメだな(^^)
青い池にはトイレ・売店・自販機はありません。
事前に白金インフォメーションセンター(白金ピルケの森)で済ませた方が良いでしょう。
また駐車場待ちで渋滞も発生します。
ただ、池は小さいため周遊時間は1時間も掛からないので回転は比較的早いと思います。
駐車場までは我慢強くお待ちください(笑)
幹線道路から駐車場までは未舗装です。真っ白になるのを覚悟してくださいね(^^;;
再び白金インフォメーションセンター裏道へ戻る。
さて、ここからが本番。
美瑛の丘をこの目でしっかり見るのだ。
あの前田真三の写真集を思い出して、雄大な景色をリアルで楽しむ。
というワケで目的地を決めずナビも見ずに、車窓の景色と勘を頼りに進むだけ♪
どこか忘れたけど適当に交差点を曲がって畑のど真ん中の道を進んでると十勝連峰が一望できる場所に!
左から、オプタテシケ山(2013m)、美瑛富士(1888m)、美瑛岳(2052m)、新噴火口、十勝岳(2077m)、富良野岳(1912m)
新噴火口がこれ。
十勝岳を中心とした連峰は過去に爆発的な噴火を繰り返してきた火山群なのだ。
最近では昭和63年から平成元年にかけて小規模火砕流が発生するなど火山活動はいまなお活発。
美瑛の丘を形成したのも火山活動によるもの。
大自然が育む美瑛の丘は自然の脅威との共存でもある。
丘の造形美は自然の偉大なる力と美観を作った地元農家の傑作ではないだろうか。
そしてその”美”を発見したのが写真家の前田真三。
ではその丘を見に行こうではないか。
腰据えてアングル定めてというような時間的余裕はまったくありません。
とにかくちょっと走っては車を停めて写真をパチリの繰り返し。
でも眼には写真以上の感動が同時に記録されている。
望遠やマクロレンズを使って大きく撮るのは苦手だしあまり好きではない。
いわゆる広角使い。
何故なら自身が見た記憶とほぼ同じ画角で撮影しておくとあとで見返した時に記憶を呼び起こしやすいからだ。
例えば花のどアップ写真撮っても実際にはそんな状況は記憶に無いから撮らない。
もうどこ走ったかルートは思い出せません。
適当に走ってたら道に迷ってどこかの農家さんの庭に入ってしまい、「ごめんなさい」と軽く頭を下げてUターンすることもありました。
このどこにでもあるようで無い風景が良い。
他人に見せる(魅せる)写真はそれはそれで良いですね。
そんなセンス持ちたいと思います。
でも所詮他人の写真ってその場だけですぐに忘れちゃうのよねぇ。
何年先までみんカラやってるかわからない。
それこそいつまで生きてるかもわからない。
数年後、写真アルバムを見返すように自分のブログを見返すのが楽しみなのよねぇ。
だから自分の記憶に残ってる景色と同じ写真をアップするのです。
このブログに来てもらった方々はダラダラした感じでつまらないかもしれないけど、ブログなんて所詮自己満だし(笑)
みんカラは私が生きていた証。
みん友さんへの生存報告もあるけど(笑)、それを確かめるのは自分自身。
いつまでもサーキットに行けるワケでもないし、ずっとMR-Xに乗っている保証もない。
でも、いつかこの写真を見返すと、美瑛の丘に立っていたのは自分自身なのだからと
その生きた証を噛みしめているに違いない。
素晴らしい景色じゃないか。
トラクターが牧草を刈ってると、
刈られた草が何故かバームクーヘンみたいに丸くなってました。
仕組みどうなってるの?
これ何に使うのだろう?
目的がわからん(^^;;
でも作業を見てると楽しくて、また出来た!また丸いの作ってるよ!
内心はしゃいで飽きずに見続けちゃうのよね。
子供かよ(笑)
こんな景色見てると美瑛に移住したくなる。冬以外(爆)
後編は『四季彩の丘』や『ケンメリの木』などに向かいます。
■北海道シリーズ(2015年7月)
・7/8-9 いざ北海道へ(仙台~苫小牧フェリー)⇒こちら
・7/9 【北海道観光】支笏湖 ⇒こちら
・7/10 【北海道観光】双岳台(雄阿寒岳・雌阿寒岳)⇒こちら
・7/10 【北海道観光】摩周湖 ⇒こちら
・7/10 【北海道観光】硫黄山 ⇒こちら
・7/10 【北海道観光】屈斜路湖・美幌峠とキタキツネ ⇒こちら
・7/11 十勝スピードウェイに行って来たー! ⇒こちら
・7/11 【北海道観光】帯広・幸福駅 ⇒こちら
・7/12 【北海道観光】富良野ラベンダー畑(ファーム冨田イースト) ⇒こちら
・7/12 【北海道観光】美瑛(前編)青い池と美瑛の丘 ⇒こちら
・7/12 【北海道観光】美瑛(後編)四季彩の丘、ケンメリの木など ⇒こちら
・7/13-14 【北海道観光】さらば北海道(苫小牧~大洗フェリー) ⇒こちら
車載動画
・7/11 【車載動画】十勝スピードウェイGPコース初走行(2015/7/11) ⇒こちら