
今回のブログは長文です。
近況、原付の様子、妄想、追伸の四部構成で、起承転結はありません。
愛車を単独事故で失い、はや二ヶ月。別になんてことはない。
移動手段は原付だけ。原付が壊れたらどうしよう。チャリ直しておかないとな…。
原付は一生懸命走ってくれてるけど、愛車ではないな。余裕がなくて、なにかを思いつく事がほとんどない。
今年のGWは時間を長く感じた。早く終わってしまえ、と思ってた。
今まで車で走りながら過ごしていた時間は、一体なんだったのでしょう、それに意味があったのでしょうか。
意味のないようなことも、体力的、精神的に実は大事だなーと、二ヶ月を経て気づいてきました。
GWは一人で国道を片道60キロぶっ飛ばし、いつも行く大井松田カートランドに行ってきました。レンタルカートは滑走感が気持ち良い。
体力が落ちていて、集中できず、タイムも自己ベスト更新ならず。30.951でした。
今回始めてフロントブレーキ付きの125ccに乗ってみましたが、普通の後輪ブレーキすら使いこなせませんでしたが、短距離で確実に減速できることが分かりました。

ポート加工済みの71ccで、多少の上り坂でも80は出るもんね。
2mm厚のアクリルを加工したスクリーンに伏せれば、平地で実測85以上出る(笑)
加速重視仕様。吸排気ノーマルなので、静かです。
変速はウエイトローラーの総量が軽く、駆動系の熱ダレも、切った貼ったの自己流で対策済み。
春なのに始動性が悪くて、冷間時はキック30回。コイルとか点火系、キャブを調整してもあまり変化しなかった。せめてキック10回位にならないかなー。
直進性が欲しくて、フロントホイールに180gのウエイト付けてる。安定感あるけど、ゼブラでの突き上げがすごい。経年劣化で破れたシートも加工して低重心化。交差点でトラクションを強く感じます。アクセル全開、ニュルニュルってね。
車はしばらく買いません。
なので、妄想してみました。以下、妄想文章。
Scene 1
高速道路をかっ飛ばし、普段使わないインターで下道に出た。静かな山を目指して黄色点滅の信号をいくつも抜け、人の気配を全く感じない、山の麓まで来た。交通量は全くない。ここに来るまで、小さな集落の手前で2台だけ、セダンを「スっと」抜かした。
乗り始めて日が浅いが、この車の性格も大分掴めてきたところだ。普段走り慣れた山では、加速や減速で、走行ラインがどれだけ変化するか、だいぶ体に馴染んだ。雨の日はまだ少し不安定になるが、たいていは綺麗に走り抜けることができる。かすかに開けた左右の窓から、湿気た山の冷気と、乾いた排気音が車内に入ってくる。コーナーをいくつかやり過ごし、バンクの付き方、路面の感触も、なんとなくわかってきた。路面は荒れていない。軽量な車重、重量配分の良い車体のおかげで、挙動を大きく乱すことなく、コーナーリング姿勢をいつもどうり作ることができる。この道を始めて走る自分、そして愛車が、真暗い山道の中で、躍動している気がした。
暗くて浅い左コーナー中盤から、次のカーブまでが見える、150m位の直線だ。この区間は、知っている道と似ている。少しだけアスファルトが荒い。呼吸が荒くなってきた、背筋を伸ばし、息を吐こう。速いペースでコーナーを抜けていて、車速や気分的にも勢いがついている。今、アクセルを多く踏もう。横Gが強くかかり、後輪がじわりと滑り始める。ステアリングを戻すタイミングはいつもどうりだ。強めのブレーキングでヒールトゥーをキメ、瞬時にシフトダウン。次に現れる未知のコーナーに備える…。
街灯の切れかけた、バスの停留所にマシンを停める。山を下りきってからペースを落としていたので、車も少しは冷えただろう。思っていた以上に長い峠区間だった。疲れた。サイドシルに手をつき、車を降りる。剛性のあるドアを閉める。そして、開け放った窓からイグニッションを切る。カタマリ感のある重厚なフロントノーズから、歯切れの良い吸気音だけが一瞬際立ち、消えていく。
煙草に火をつけ背筋を伸ばす。かなりたくさんのカエルが鳴いている。後ろを振り向くと、山際に建つ大きなホテルの通路照明が整然と光っている。
今日はどんな一日を過ごしてきたんだっけな。少し忘れてしまった…。攻めすぎたなー。
気持ちよく鳴いているカエル達の邪魔をしないよう、静かにその場を後にした。
もうひとつの場面はキーワードだけ書いてみた。
Scene 2
・待ち合わせに間に合わないかもしれない。風の強い夕方。目的地まで高速を使う。相手は待たせたくない。
・前日の深夜、隅々まで洗車したが、乗り込む時に、単色で直線基調のダッシュボードに砂埃が入ってしまう。
・風が異常なほど強い。ドアを閉めると外界と隔離され、静寂する。慌てた気分も少し落ち着くが、風で車が揺れてる。
・全く暖機しないでスタート。
・下道が渋滞。間に合わないかもしれない。水温、油温上昇。前の車は速そうなオーラのくすんだスポーツカー。同じように、退屈に渋滞にはまっている。その時自分の車が意外に車高が低い事に気がつく。
・高速道路は空いてる。ハイペースで走ってると、さっきのスポーツカーとは色違いの奴と、なんだか同じペースで走ることになる。速度規制で他の人達は遅い。
・Synchronizing lane change
・どう考えても15分前に到着できる。センターコンソールのぬるい缶コーヒーを空ける。気持ちに余裕がでてくる。
・ラジオをつける→風が強い理由を知る→CDを静かに聴く。1週間を振り返る。Scene 1を思い出す。近々やらなければいけない事を思いつく。
・到着。砂埃を払って、助手席を空ける。相手が乗る。
おわり
さーて、みんカラも書いたし、原付にキック30回くれてバイトに向かうかー。
久しぶりに車に乗れるぜー。
Posted at 2013/05/07 17:20:43 | |
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