ステアリングラックのグリスアップ、クリアランス調整

この整備手帳、ステアリングは内装カテゴリーなんだよね。どっちかというと足回りっぽいのでそちらにしておきます。
そして今回はラック本体の中身をチョイチョイ弄ります。
画像のでっかいロックナット、何故かホークでは開けてとばかりに上側についてるので緩めて外します。中のアジャストナットは１７mmのホイールナットなんかがジャストサイズ。

アジャストナットを外したところ。
プリロードを掛けるスプリングがコンニチハ。

そのプリロードスプリングが掛かっている台座が、ラック押さえ。グリスで粘着してなかなか出てこないのでマグネットで引いて外しました。

すると、グリスまみれのラック本体が見えてきます。グリスしか見えませんが。
で、この穴と横のブーツからはみ出るラックから古いグリスをぬぐい取り、新しいグリスを詰めます。

こちらが外したプリロードスプリングとラック押さえ。
ラックを押す部分は銅系の素材になっています。車種によっては樹脂、テフロン系の素材のものもあります。
当たりの具合もまあまあ、そんなに走っていないですし。

一応サイズを記録
ラック押さえ外径28mm
スプリング収納部内径19mm
スプリング全長15ｍｍ

スプリングはレートや全長の違うものを使ってみることもできそうですね。

グリス打ち換えが終わったら締めます。
アジャストナットを奥まで締めこんでから１/４戻しが元の位置でしたが、ちょっとガタが多いように感じたので１/８戻しくらいにしてみました。

ラックはセンター部分が摩耗し左右の端は減らないので、古いラックではセンターでだけ合わせると締めすぎることがあるので全域でハンドル操作がスムースにできることを確認しておきましょう。