
"満足できるのはギブソンだけ”
この言葉は、プリウォー(第二次大戦前)のギブソンのギターに、ヘッドロゴとして書かれていたものです。
いかにも宣伝チックで笑ってしまいますね。
当時、すでにC・F・マーティンのフラットトップ(アコギ)は、ガットギター(クラシック・ギター)の歴史もあり、広く名声を得ていました。
一方、ギブソンは元々マンドリンを製造していたメーカーで、”L-5”で有名なフルアコや、エレクトリック・ギターの不朽の名作である、”レスポール”も、その流れを汲んでいます。
マーティンは、ガットギターを長く製作していたため、基本的にサイド&バックの素材にローズ(バラ)を多用するのに対し、ギブソンはマホガニー(栴檀)やメイプル(楓)を使っています。
端的に言うと、ローズは低音が良く出て、倍音が豊かな音色。
マホガニーは中域が得意で、音の立ち上がりに優れています。
蛇足ですが、マーティンとギブソンは、クルマでいえば、メルセデス(マーティン)と昔のフェラーリ(ギブソン)みたいな感じですね(強引?)。
マーティンは、とにかく品質・精度が高く、手にすると思わず唸ってしまうほどです。
創業者のC・F・マーティンが、ドイツ系移民だったということが多分に影響しているのでしょう。
一方、ギブソンは、細かい部分を観察すると、かなりテキトー(失礼)で、「そんな細かいこと気にすんなよ~。」という作り手の思いがモロ伝わってきます(^_^;)。
でも、独特の雰囲気というか、他のメーカーでは絶対出せない味があります。
J-45を含め、ギブソンのフラットトップは、その派手なルックスから、ロックミュージシャンに広く愛されてきました。
ジョン・レノンの使用した、J-160Eがその代表です。
最近では、シェリル・クロウが、自身のシグネイチャーモデルをステージで使用していることで有名です。
前置きが長くなりましたが、私のJ-45は、コードカッティングではアシッドで歯切れが良く、フィンガーピッキング(指弾き)では、マホガニー特有の柔らかな音色という二面性をもっていて、とても気に入っています。
Posted at 2005/08/11 00:04:21 | |
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