16歳でバイクに乗り始めて、カスタマイズにハマりました。
当時はいわゆる集合管という名称で、出口を一本に絞るスタイルが流行りで、マフラーを交換しました。フランジのナットが外れず苦労した覚えがあります。
2気筒の集合管では澄んだ音が出ず、バラついたような音でしたが、シフトダウンしたときの音がとても気に入っていました。
ハーレーダビッドソンの輸入の非関税障壁ということで、その後緩和されましたが、当時は大型バイクの免許を取得することがとても難しく、かなり苦労して限定解除しました。待望の750ライダーとなり、念願の4気筒のバイクを手に入れて、澄んだ音の出る集合管を求めて、マフラー交換しました。
ところが、この750ccのバイクが速すぎて、なかなかアクセルを開けることが出来ないという状態で、快音を轟かすことが出来るのは、高速道路の料金所過ぎての最初の加速だけという状態でした。
速すぎると常にエンジンを回して走ることが出来ないのだと知りました。
それからいろいろなバイク、クルマを乗り継いできました。
そのなかで自分としてはバイク・クルマを購入したら、マフラーはかならず交換するものと考えていましたが、ある時期から騒音問題がきっかけとなり、車検対応というキーワードが出てくるようになりました。
R32型のスカイラインに乗っていた時に初めて車検対応マフラーを装着したところ、音的には何も変わらず、心躍るものがなくがっかりしました。
低速トルクが増えて、クラッチがつなぎやすくはなるという利点はありましたが、マフラー交換に求めるものは私にとって少し違います。
そんなこともあって、その後のクルマはマフラー交換はせず、ノーマルのまま乗り続けてきました。
5年前、
VWゴルフ7型GTIを試乗したときに驚きました。
アクセルを入れていくと、とてもよい音がするのです。
エンジンを回す楽しさを思い出しました。
新しい技術で、室内で音を作り出しているとのことで、外には大きな音が出ていないというのです。人様に迷惑をかけることなく自分が楽しめるという新しい世界を知りました。
その後、
友人のマツダーロードスターを運転する機会に恵まれました。
これがマニュアルシフトのクルマで、シフトダウン時にかかとでアクセルを入れ空ぶかしするとよい音がしました。最初からこのような音がするの?と友人に聞くと、ディーラーオプションのマフラーを入れているとのことでした。
今度は音量的にはうるさくなくても、よい音が出せることを知ることとなりました。
そこから速さではなく、音も含めて走りが楽しいクルマを探そうということで、いろいろなクルマを試乗しました。
アバルト595は、そのなかでも走っていて、にぎやかで楽しい音のクルマでした。
実用を考えると試乗した中では、AMG A45シリーズが音的にも楽しいクルマで、すっかり気に入りました。
縁が無く購入できませんでしたが。。。
走りの楽しいクルマと屋根が開くクルマのどちらかを選ぶことになり、
後者を選びました。本当は両立していればよいのですが、予算的にそれは叶いませんでした。
今のC180カブリオレに乗り替えて一年が過ぎました。
30年前のスカイラインのときとは技術が違うのではと考え、今回、車検対応のマフラーに交換してみることにしました。
うるさくなく、心躍る気持ちのよい音を手に入れるために!という考えからです。
非力なC180ではエンジンを回すことが日常的にも可能で、手に入れられなかった速すぎる上級グレードよりも楽しいのではと期待してのことです。
さてどのマフラーにしようかということになるわけですが、カブリオレの選択肢は限られていました。
最初はクーペとシャシーがほとんど一緒なので、それをそのまま装着すればよいと考えたのですが、マフラーメーカーに問い合わせると、カブリオレには装着できないとの答えでした。
なぜならカブリオレには、ボディ補強として後部にクロスバーが入っているからでした。これがそのマフラーには干渉してしまうのです。
その後、装着をあきらめていましたが、先日
湘南T-siteモーニングクルーズでお会いした同じカブリオレ乗りの方から情報をいただき、装着できるものもあるとのことで、その別のメーカーに問い合わせると、カブリオレ特有の補強バーを避けて作ってあるので大丈夫との答えを頂きました。
友人に教わったショップに問い合わせたところ、受注生産で受け付けてくれるとのことで、先月12月に発注して約一ヵ月、ショップより入荷のお知らせが入り、さっそく装着と相成りました。(^^♪
リフトアップして、ノーマルのマフラーを見てみます。
はずしたノーマルマフラー
届いた箱を開けると、右と左に2分割された状態で入っておりました。
サイレンサーに貼り付けてあるプレート
これが車検対応の証のようです。
公益財団法人
日本自動車輸送技術協会(JATA:Japan Automobile Transport Technology Association) 後付消音器公表リストから抜粋
無事、装着されました。
最後にカバーを戻しましたが、少し削らないとはまらないようです。
ディフューザーのマフラー開口部から見える管は片側1本から2本 計4本になりました。
さて、さっそく走ってみました。
音量というよりも音質が大きく変わりました。
低音が強調されており、全域でノーマルとは違う音色です。
窓を開けたり、屋根を開けたり、閉め切ったり・・・いろいろ試してみました。
窓を閉めた状態では、音量的にも大きくないので、よい意味で違和感がありません。また不快なこもり音もありません。
窓を開けると、よい感じで低音が響いてマフラーを替えた満足感に浸れます。
屋根を開け放して走ると全域で音質の違いを感じ取れます。
車検対応でありますし、音量的には大きいものではありません。
ただ30年前にスカイラインで味わった車検対応マフラーとは違います。
ノーマルからの違いをよい意味ではっきりと感じとれます。
エンジンを回したときどうなるか、首都高速も100km近く走ってきました。
官能的な高音を奏でるわけではありませんから、低音が増幅された感じでしょうか
悪くありません。
まずは気に入りました。大枚叩いて購入しましたが、よかったです。(^^♪
翌日、家族を乗せる場面があり、マフラー交換が気づかれるか!?と・・・
やはり音量的に違和感はなく、全く気付かれず。
不快な音はまったくないということかと思います。
とても満足です。!(^^)!
追記 2019年07月20日のブログ⇒
マフラー交換 その後。。。