自動車と関係ありませんが、お掃除ロボットの火付け役になったルンバ。
ずいぶん昔に妻が欲しくて購入したRoomba Discoveryが故障して動かなくなってから2年間放置してましたが少し暇ができたためダメ元で素人修理をすることにしました。
故障内容は、バッテリーを新品に交換しても充電できなくなり動かす事が出来ない状態です。
まず、ACアダプターの電圧をテスターにて確認しましたが正常な電圧(DC22V)が出ており負荷を加えても変らないため、Roomba本体の充電回路に原因がありそうなので分解して確認する事にしました。
早速分解開始
バンパーと上部カバーをのネジをはずして取り外し
エッジクリーニングブラシユニットを取り外し
メインボードに繋がっているケーブルを全部取り外し
メインボードを取り出し目視確認するも特に焼損した個所は見られませんでした。
強力LEDライトで基板の裏から照らして見ましたが特に内層パターンにも問題ありませんでした。
どうも3層基板で2層目に電源のベタ配線がある様に見えますが特に問題なし。
各層を繋いでいるビア(スルホール)も特に問題なさそう・・・
電源のコネクターから配線を追って行くと逆流防止用ダイオードが初めに来ているのでテスターにて確認しましたが特に問題なし。
その先に2つのMOSFET(STN3PF06)と4つのツェナーダイオード(30CA)らしいチップが付いておりこの辺が怪しそう・・・
回路図があればすぐに確認できるのですが無いため海外のHPを調べると同じように充電ができなくなる故障が多くあるようで修理内容を確認するとやはりMOSFETの故障が多くチップを交換すると治った事例が多くありました。
純正アダプター経由で電源を供給してMOSFET(電界効果トランジスター)の端子電圧を調べてみると1つのチップで電圧が出ていない。ちゃんと電流制御が出来ていない可能性がありそう。
MOSFETが壊れている可能性があり早速、部品をネットで発注 1個42円×10個発注
部品が届く前にMOSFETの取り外しに掛かりました。
まずは、表のU4と書いてあるFETの取り外し。
次に、裏のU2と書いてあるFETの取り外し
2個のMOSFETをはんだコテとピンセットを使用して慎重に取り外しをしました。
取り外したFET。右側のFETが内部ショートしていた。外観からは全く分かりませんでした。
取り外したMOSFETのゲート - ソース間の抵抗を測ったところ2個中1個が導通しており内部ショートしているよう。もう一つは導通が無いのですがオープン(内部断線)している可能性があり専用測定機が無ければ分かりません。なので部品が届き次第2つ共FETを取り付け直す予定です。
今回はここまで。
無事に復帰出来ればよいのですが・・・
Posted at 2013/09/30 22:00:38 | |
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