
2日目。
7時に起きたら外は真っ暗だった。雨が降っている。
この日は日の出が7:10。東京より20分遅い。
高知県と言えば、47番目に上陸した都道府県。
そのせいか、思い入れもある。
天気予報見たら、何と「雨は強まり、昼前がピーク」…なんてことだ。
朝一に足摺岬に行っても景色が楽しめない上に、路面が危ない。
(スタッドレスなので尚更怖い)
しかも窓から山の方を見たら霧に覆われているではないか(゚Д゚;)
急遽、ルート変更して最初は高茂岬へ行くことにした。
景色が楽しめないのは承知の上だが、今回のメインは足摺岬なので完全に晴れてからそっちに行きたい。
8時に出発したけど、雨がだんだん強くなっている。
しかも高速道路は標高高いのか、所々霧が…さすがに交通量は少ない。
でも全く無いわけではないので、通行不可というほどの霧でない、と思いたい。
それにしても、これが雪じゃなくて良かった…。
立ち寄った「道の駅すくもサニーサイドパーク」。
微妙に晴れているような天気(山の天気は変わりやすい)
雨は降ったり止んだりを繰り返し…気が付いたら愛媛県に突入していた。
だいぶ雨は弱くなったけど、山道に入ると霧が出ている。
高茂岬展望地に到着
まだ霧が濃い
小さな島が見えたが、天気悪いから大分県までは見えない。
なんとサイクリングロードらしい。
コースの高低差は800メートル!
もちろん二輪には遭遇しなかった。
下山している間にだいぶ晴れてきた。
港町を撮ってみた。
お昼はしらす丼を。
完全に晴れてきたので、いよいよ足摺岬へ!
だんだんテンション上がってきた(^ω^)
今回一番良かったのが「足摺サニーロード」。
よく晴れるからサニー?と思っていたけど「国道321号(サニー)」らしい。
待避所が点在してて、迷わず車を停めて撮影タイム。
絶景!
晴れてから来て大正解!!
そして遂に四国の最南端へ!
灯台までの道。
背が高い方、ガタイの良い方には結構キツイ箇所あり。
海を臨む
灯台
地獄の穴
もちろんお金を入れてみたが、チリンチリンという音がしてやがて消えた。
(本当に、どこにつながっているのだろうか)
オーストラリアの「12使徒」をなんとなく思い出した。
せっかくここまで来たから…ちょっと歩いてみようかな。
と思ったのが…(;^ω^)
少し先にある「白山洞門」というのが絶景らしいので行ってみようと思った。
600メートルなら7分くらいかな?と軽い気持ちでいたのだが。
この辺りの道は狭く、柵が全く無い。
雨の日等、明らかに路面が濡れているときはかなり危険((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
やっぱり晴れてから来て良かった。
周りを見たら、私以外歩いていない…。
そしてこんなシュールな光景が
洞門までの道のりは思ったよりもハードだった。
こんな石段を登り、また降りる。
想像よりキツイぞ、と若干後悔していた矢先に!
き、来た…最後の砦…
一番辛いやつ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
しかし、ここまで来て引き返すのは無いだろう!
と、今更引き返せない感半端なく…歩き続けた。
さっき見えた鳥居。
この先の崖に神社があるみたいだが「この先は柵や鎖は無い」との警告文。
長い階段を降り、洞門に向かって歩くと…
ついに洞門へ。逆光が…
口コミ見たら、早朝に来る方が多いみたいでそれが正解だと思った。
(とは言え、この日は朝来たら滑って危険)
暫し貸し切り状態を満喫して、波の音を聞いていた。
この先にも更に道があるけど、さすがにもう歩けないので引き返すことにした
やっと灯台まで戻り、最後の力を振り絞り、近くの展望台に登り「天狗鼻」を臨む。
そして余談。
どうやらこの洞門、駐車場付近にある「万次郎足湯」という施設から見えると後で知った(;^ω^)
しかし目の前でこの迫力を味わうことはできない!
体力に自信がある方は、是非朝方にこの洞門を目の前で堪能してくださいね!
…今回は冒険(トレッキング類)はしないはずだったのに、やってもうた(;^ω^)
ちょっと膝が笑ってしまったけど、幸いにもすぐにおさまったので最後の目的地「岩間大橋(沈下橋)」へ。
沈下橋とは…欄干が無い橋。
高知県はこれが何と69箇所もあるとのこと。
(次は大分で68。知らんかった)
一番観光客が多いのは、四万十市街地から車で15分ほどの「今成橋(佐多の沈下橋)」。
調べてみたら、観光シーズンは歩行者が多すぎて車では渡れないらしい…。
そこから20分ほどの「勝間橋」は、釣りバカ日誌14のロケ地だったみたい。
これから向かう「岩間大橋」は、よくポスター等に使用されているようで一番有名らしい。
市街地から車で45分くらい。
何も考えずに行くことにした。
途中までは順調だった。しかし…
最後の15分くらいが…すれ違い困難な道の連続((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
しかしさすが有名観光地、「対向車に気を付けて走ってね!」ではなかった。
対向車が来ているかどうかを電光掲示板で教えてくれるシステムだった!
(「対向車注意」と文字が出てくる)
電光掲示板がない場所を走るときは、ライトを点けて走った。
何故なら、道がくねくねしているので結構先の車に気付いたりする。
ライト点いてるとすぐに分かるから、お互いの為にもなった。
久々に「譲り合いの精神が大事」という道だった。
やっとたどり着いた。
駐車場に停まってるのは他に1台だけ。(地元の方)
カヌーしてる方がちらほら、歩行者も車も渡っていない。
やるなら今しかない!
橋への狭い入り口(普通車がどうにか通れる程度)に入る。
橋に近づくときの気分は「ジェットコースターで、頂上に上ってゆくときの感覚」だった。
これから通るところ
よく見たら、端に堤防みたいなのがついてて、それが落下防止みたいなものなのかな?
完全に平らな橋、でなくて安心した。
とは言え怖いので…ゆっくり通過して完走!(120mだけど)
ほっとして後ろを見たら、犬の散歩してる強者がいた。
だいぶ日が傾いてきたので、あとはまっすぐホテルに戻るだけ。
四国最南端に沈下橋、すごく充実した日だった。
そして、軽で良かったと改めて思った。
ガソリンが半分以上減っていたので四万十の市街地で給油した。
レギュラー189円、まだ安い方だと思う(;^ω^)
神奈川の県央エリアより20円高い…。
初日、空港から遠くなるにつれてだんだんガソリン価格が上がっていた。
去年行ってきた和歌山(熊野エリア)とどっちが高いんだろう?
土佐清水付近だとハイオク200円超えも…やっぱり軽で良かった。
夜は「土佐ジロー(ご当地鶏)の親子丼」を食べた。
土産屋で「かんざし」を購入。
最終日は、ひたすら空港に向かうだけ。
(ナビに高速道路が登録されてないのでほぼ下道走行)
この日は朝から寒くて、途中の山道で雪が舞っていた…スタッドレスで良かった。
思ったよりも早く到着して、空港内撮影タイム。
前回来た時と大きく変わってない(と思う)。
最後に干物を食べた
自分よりも前に空港に着いてる人がいる…と思ったら
少し前に出発予定だった伊丹行のプロペラ機が(機材の手配がつかず)欠航になったらしい。
大手航空会社でもこういうことがあるのか…衝撃的だった。
羽田行きの便は乱気流と闘いつつ(またしても小遊三師匠の動画を見て耐えた)、無事に到着。
今回も実りの多かった旅でした。
翌日から新学期(←学生か! と、お約束のツッコミ)。
両足のふくらはぎが筋肉痛になったけど歩くには特に支障もなく(;^ω^)
今年はもっとトレーニングを頑張ろう。
これで、しばらく遠出はしないと思うけど次の旅に向けての体力づくりに励みます!
長編、お付き合いいただきありがとうございました!!