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Gocarのブログ一覧

2013年06月27日 イイね!

ある意味理想形かも…。

スバル XVハイブリッド 2.0i-L

 トヨタとつながりのあるメーカーではありますが、ハイブリッドのシステムを見てみると完全にスバルオリジナルであり、その仕上がりがどんなものかとても楽しみに試乗しました。

 地上高がアップしたのは、悪路走破性もアップしたというメリットもありますが、日常使いでうれしいのは乗り降りがしやすくなったというところです。高めにポジショニングすれば視界も良く、気持ちよく乗れるのがノーマルのインプレッサよりいいところだと思います。

 スバルと言えば、水平対向エンジンですが、このクルマも水平対向4気筒2.0Lエンジンに電気モーターを組み合わせて、ハイブリッド化しています。ハイブリッド用のバッテリーはニッケル水素を用いています。

 走り始めてみると、いい意味でハイブリッド車を感じさせない印象の出来です。それなりにラフにアクセルを踏み込めばあっという間にエンジンがかかりますし、定速で走っているときもエンジンが作動していることが多いようです。モーターの最高出力が10kWであり、例えばプリウスの60kWという数値と比較すれば、モーターがメインで作動することは少ないことがよくわかると思います。

 しかし、アクセルを丁寧に踏み込んで走り始めれば、バッテリー容量がそれなりにある場合、モーターのみの走行も可能でした。

 「SIドライブ」と呼ばれる、出力特性を変えられる機能がついています。レガシィのように3段階もなく「I(インテリジェントモード)」と「S(スポーツモード)」の2種類にとどまっていますが、「S」にすれば予想通り、活発な走りをします。曲がりくねった山道などを走ったりする際にはぜひ「S」をチョイスしたいという風に感じました。


 インパネ中央のディスプレイには、トヨタのハイブリッドの様に今何で走っているかの表示が出ます。僕が初代のプリウスに乗っていた時には、いつエンジンがかかったというのが感覚的にわかったのですが、このクルマは全く分からないほど、本当に滑らかによくできています。初物でここまでやるんだから大したものだと思いました。
 ここにエアコンの温度を表示するのは非常にいいですね。視線移動が少なく、安全にも寄与していると思います。

 ガソリンエンジンのXVと比較して、車重は100kgほど重くなっているそうですが、それがいい方向に働いているのかもしれないと感じたのが乗り味の良さです。硬いか柔らかいかと言われれば、決して柔らかい味ではありませんが、しかしカドの取れた大変気持ちのいい乗り味で、重厚感を感じます。この辺りはコンペティターになりうるであろうプリウスとは大違いのポイントです。

 このクルマがいいのは、トランスミッションのCVTはパドルシフト付で好みのエンジンブレーキがかかるところです。最近ではマニュアルモードを付けたハイブリッドカーも出てきましたが、以前は「B」というレンジしかなく、下り坂ではフットブレーキに頼りがちなものが多かったわけですが、このクルマはそんなところがないのがいいところです。

 さらに、ハイブリッドカーでは「タコメーター(回転計)」を省きがちなメーカーがなぜか多いのですが、このクルマはちゃんと装備されており、すぐさま走行中でもタコメーターが0を指すと、「お!いまエンジンが止まって、得しているな」と思えるところがイイですし、面白いです。

 さらに、スバルと言えばやはり忘れてはならないのは「AWD」。スバルは多様に4輪駆動の種類を持っているメーカーですが、このクルマに採用されているのはレガシィの高いほうについているほどの4輪駆動システムではなさそうです。意外ですが、これくらいコンパクトなクルマでAWDとハイブリッドの組み合わせがなかったものですから、特に雪国地域では喜ばれるクルマではないでしょうか。

 試乗車には話題の「アイサイト」が装備されていませんでしたが、もちろん「アイサイト」を装備したグレードも用意されており、実際にもアイサイトを搭載したグレードが一番売れているようです。

 気になったところは、内装の質感は確かに昔に比べれば格段によくなりましたが、華やかさに欠けて、以下にも無骨っぽいところが昔からの富士重工らしいところで、この辺りはもう一工夫欲しいです。それから、大型ガラスルーフもしくはサンルーフの設定などもクルマの楽しさという点でほしいポイントです。

 自動車にとって非常に重要な「環境」と「安全」、そして「走る楽しみ」まで兼ね備えたこのクルマは自動車の“理想形”に近いものと言っても過言ではないと思います。最も安くて249.9万円、アイサイト付の最上級グレードが278.25万円というのはお買い得だと思います。ハイブリッドで4輪駆動、乗り味も良いですし、扱いやすいサイズ。国産車の中で値段も含めて、お買い得なクルマに急上昇なクルマだと思います。

久しぶりにスバルの新型車に乗りましたが、レガシィもいいと思っていましたが、もうその下のクラスのインプレッサもとても安っぽさを感じさせないいい出来になっていました。

 このXVハイブリッドは値段も含めて、自分の今後乗ってもいいかなというクルマの一つに挙げられると思いました。
Posted at 2013/06/27 23:23:37 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2013年06月23日 イイね!

今年はどうなってるんだ?

すみません。また、試乗記です。
なんか知りませんが、今年はすごく試乗の機会が多いです。

実は昨日、全く試乗する予定などなかったのですが、ちょっとした件がありアウディへ行く予定ができたため、そのついでにフォルクスワーゲンとホンダへ行ってきました。

まず乗ったのはずいぶん前から乗りたいと思っていたこのクルマ。


アウディ Q3 2.0TFSIクワトロ
            211PS Sラインパッケージ


 アウディのSUVはQシリーズと呼んでいますが、今回は最もコンパクトなQ3に試乗させていただきました。他にQ5、Q7とあるわけですがこれらはサイズが日本では扱いにくい全幅であるため、日本で乗りやすいのはこのQ3だろうと思います。

 エンジンはチューニング違いで2グレード用意されており、一つは170馬力、そして今回試乗したのはもう一つの211馬力仕様でした。それに、Sラインパッケージというオプションが装着された仕様です。

 まず最初に乗り始めて感じたのはステアリングの軽いこと。相当な軽さです。個人的にもう少し重みがあったほうが好きですが、しかし悪いフィーリングではありませんでした。その次に驚いたのは、SUVとは思えないクイックなステアリング。SUVでこれほど軽快な印象のものも珍しいと感じたほど、ノーズは軽く、そしてステアリングの味付けがかなりクイックで、私好みでした。

 エンジンも211馬力で、なかなか速かったですが、多分170馬力仕様で十分だと予想されます。最大トルクが170馬力仕様でも1,700~2,400回転で28.6kgm、211馬力仕様で1,800~4,900回転で30.6kgm発生するという数値から見ても、日常使いで非常に扱いやすいエンジンであるということがよくわかると思います。これもアイドリングストップ機構が搭載されておりましたが、再始動は少しわかる程度の振動を感じます。

 トランスミッションはデュアルクラッチトランスミッションの「Sトロニック」ですが、もう完全に発進時のぎくしゃく感などは感じなくなりました。普通のATと差がわかりません。よくできています。

 気持ちよかったのが乗り味。Sラインでスポーツサスペンションが採用されているにもかかわらず、ゴツゴツ感は全くなく、路面の凹凸を滑らかに吸収します。このあたりのチューニングはどうもドイツはやっぱり一歩上です。

 ブレーキにはブレーキペダルから足を離しても、ブレーキし続ける「ブレーキホールディング機能」も搭載されていました。内装の質感は相変わらずアウディはイイですね。ただ、試乗車は黒々し過ぎて華やかさに欠けるのが少し面白くはありませんでしたが…。

 本当はもう少し全長が長く、後席居住空間が欲しいところですが、今のところ日本で乗るにはベストマッチングなコンパクトプレミアムSUVであると感じました。案外、全幅1800mm前後のSUVは輸入車では少ないので、それだけでもこのクルマは魅力的だと思います。
SUVは欲しいけれども、あまり幅の広いのには乗りたくないというのなら、真っ先に候補に挙がる一台でしょう。



フォルクスワーゲン ゴルフ
ハイライン ブルーモーションテクノロジー


 ゴルフも今回で7世代目。毎度進化度合いに驚かされ、パッと見が地味なので「たいしたことないだろう」と高をくくっていると、いつもその出来のよさに驚かされるゴルフです。先代のゴルフに試乗した時も、正に目からうろこで、「快適さ」と「運転の楽しさ」を非常に高いレベルで両立しているクルマでした。

 それで、この7代目ですがこれも正に正常進化。しかし、さらに目新しいテクノロジーをいろいろと搭載しており、結論から言ってしまうととても今回の試乗だけではこのクルマのほんの一部しかわからないというものでした。特にオプション装着されていた「DCC」は切り替えモードがいろいろあり、いろいろ試してみましたが、確かに違いはわかるものの、自分がどれで乗ればベストマッチなのかというのを決定するのは時間がかかるだろうと思われます。

 ところで、ゴルフの7代目もやはりよくできていました。「フォルクスワーゲン」は訳せば「国民車」となるわけですが、もうこの「ゴルフ」に関しては、国民車の域を超えた、もしくは「国民車が贅沢になった」と言えるほど、もう正にプレミアムカーの印象です。

 試乗した「ハイライン」は1.4Lターボエンジンに、7速のDSGが組み合わされていました。最高出力は140馬力、最大トルクが1,500~3,500回転で25.5kgmを発生させるので、街中では非常に扱いやすいです。数値からもわかるように、2,000回転も回せばもりもりトルク感を感じ、速度がどんどん上がっていきます。ただ、どうしても先代の「ターボ+スーパーチャージャー」に比べると、高回転域のパワー感はやはり落ちている印象です。

 今回は「気筒休止」モードがついています。低負荷時には4気筒のうち、2気筒が休筒し、燃費を稼ぐという考え方です。ありがたいことに「2シリンダーモード」という表示が出るため、今4気筒で走っているのか、2気筒で走っているのかというのがわかります。それでいろいろやってみたのですが、まぁわからない。切り替えのタイミングを全く感じることができません。また、アイドリングストップも採用されていましたが、ストール状態からの再始動の振動や音は抑え込まれているほうだと思います。

 それで、冒頭に挙げた「DCC(アダプティブシャシーコントロール)」では「コンフォート」「エコ」「スポーツ」「ノーマル」「個別設定」と5つもの選択肢があり、それぞれのモードに応じて、ダンパーの減衰力、ステアリングの特性、エンジン特性などがそれぞれ変わります。「スポーツ」にした時にはアイドリングストップは機能せず、エンジンもかなり高回転まで引っ張り、相当元気よく走ります。そして、ステアリングは重くなります。ただ、これの設定がどれが一番自分にミートしているのかを見つけるのに少し時間がかかりそうです。最も、気分に応じて変えればいいのかもしれませんが。

 ひとつ気になったのは、このDCCスイッチがシフトレバー付近の左側奥に鎮座しており、ブラインドタッチできず、いちいち見ながら押さないとわからない位置になっているのが不親切なように思いました。これはきっと左ハンドルと同じ位置のままで、左ハンドルでわかりやすい位置になっているのではないかと予想されます。右ハンドルには右ハンドル用にスイッチの位置を変えてもらいたいものです。

 インパネ中央に液晶ディスプレイが装着され、ここでオーディオのシステムやDCCの設定ができるのですが、現時点ではここにナビ画面が表示できず、別体でナビ用モニターを置かなければならないという、情けないことになっています。年末にはちゃんときれいに収まるナビが用意されるようですが、そんなものはちゃんと揃えたうえで、日本導入するべきだったのではないかと感じます。

 他にも安全装備、話題の自動ブレーキや追従装置、レーンキーピングアシストなどありとあらゆる装備が盛り込まれていましたが、短い試乗ではそれを試す余裕がないほど、本当に新しい技術が盛りだくさんの新型ゴルフです。

 今年はとにかく輸入Cセグメントがひしめき合っており、メルセデスのAクラス、ボルボV40、そして今回のゴルフと競争が激化しています。一応、3つも乗ったわけですが、それぞれにメーカーの思想やテイストを感じることができ、どれがいいと一人が決めつけるようなことではないと感じました。ただ、私は「ボルボ V40」が今のところ、価格、中身、質感で最もバランスが取れていて、ベストだとは思います。



ホンダ アコードハイブリッド EX

 ホンダの全く新しいハイブリッドシステムを搭載した「アコードハイブリッド」です。これまでホンダのハイブリッドはモーターはあくまでも「お助け役」に徹し、モーターのみで走行するということはできませんでした。トヨタ方式とも異なる、新しいハイブリッドの印象がどんなものか大変楽しみだったのですが、この出来のよさに非常に驚かされました。

 とにかくエンジンの介入がトヨタのハイブリッドよりもうんと少ない印象です。電気のみで走っていると「EV」という表示がメーター内につきます。トヨタ式ではエンジンは動力にも発電にもどちらにも多く働くという考え方ですが、今回のアコードはエンジンは発電に使うことが多く、中・高速域で電気では非効率な部分をガソリンエンジンで駆動するという考え方のようです。なるほど、電気で走る部分が多いということから、この図体で30km/Lという燃費が得られたのだろうと思います。このサイズで、この燃費は驚異的と言えると思います。ホンダのこれまでのハイブリッドとはもちろん、トヨタのハイブリッドともずいぶん印象の異なるものでした。

 強い加速をしてみると、今までの様にエンジンがどんどん高鳴るというような形ではなく、一定の音の高さを保ちながら、速度がどんどん伸びていくという感覚に慣れていないため、少し気持ち悪い印象です。回した時のエンジンの音は少し「ノイズ」という印象で、「サウンド」という比喩表現はしたくない音でした。しかし、やはり電気モーターの加速感というのはいつ乗っても力強いものだと思います。

 このハイブリッドの出来のよさにも驚かされたのですが、さらに驚いたのは乗り味の良さです。これぞ「硬い」「やわらかい」だけでは語れない、路面の凹凸をうまく吸収し、滑らかに走っていく乗り味でした。今まで乗ったホンダ車で一番乗り味がいいのではないでしょうか。レジェンドも後期型なかなかよくなっていましたが、それでもちょっと硬い印象が強かったことを覚えています。今回のアコードは非常に絶妙な味になっています。

 ステアリングの印象はかなりスポーティでなかなか敏感な印象で操舵が出来ました。電動パワステの嫌なフィーリングも感じませんでした。

 内装の質感もよくなりました。今までパッと見、質感は高く見えるのに触ってみると、ハードプラスチックでできていたりして、ちょっと残念に感じることが多かったですが、今回のアコードはドア部分やインパネもソフトパッドになり、触った時の質感も上がりました。また、後席空間は前輪駆動で、5m近い全長を持っているということもあってかなり広々していました。

 ただ、「アコード」とは英語で「調和」という意味ですが、どう考えても日本には調和しないサイズのクルマになってしまいました。全長は4.9mを超え、全幅は1.85mもあります。トヨタのクラウンよりもさらに大きいサイズになってしまって、とても日本で乗るには大きすぎるクルマになったのが非常に残念です。

 また、どうしてもハイブリッド用のバッテリーを搭載するためトランクルームが狭くなっています。さらに、トランクのヒンジがアーム式で、他のメーカーはそこにカバーを付けるか、ダブルリンクヒンジなど構造を変えて、中の荷物を押しつぶさないような配慮があるクルマが多いのにこのクルマは、荷物をいっぱい積むとそのアームでものを押しつぶす形式になっています。

 先代・先々代のアコードではちゃんとカバーを付けて、ものを押しつぶさないようになっていたのに、このモデルでは手を抜いてしまいました。実はレクサスも同様の傾向があり、先代のGSやISでは中のものを押しつぶさない工夫がなされていたのに、新型になってから、手を抜いてしまいました。なぜ、改悪するのか。コストをかけられないのなら、なにか工夫をしてお金を掛けずに、アイデアでお客様に喜んでもらえることを自動車メーカーはすべきではないですか。ただ、昔のカタチに戻すような、その考えのない行動をとっている自動車メーカーを腹立たしく思います。

 脱線しました。相当魅力的なハイブリッドセダンにもかかわらず、そのようなちょっとした気の緩みがあるのが非常に残念です。
 

 いいセダンです。少し値段は高いですが、しかし個人的には400万円を超えると思っていたものですから、この中身で装備もよく、この乗り味ならおすすめだと思います。ただ、このサイズで困らない方に限りますが…。



と、いうことで今回の試乗インプレは以上です。
昨年は確か1年で50車種に試乗しましたが、今年この半年でもう48車種乗りました。来月にはプジョー車に多く乗る機会がありそうですので、また楽しもうと思っています。


最後に、
【告知】アルファロメオ939スパイダーオフ!
引き続き、ご案内です。

参加者を募集中です。

詳細はこちらをご覧ください。
いろんな色のいろんな仕様の939スパイダーを集めたいと思っています。
ご参加お待ちしております。
Posted at 2013/06/23 20:52:43 | コメント(2) | トラックバック(1) | 日記
2013年06月20日 イイね!

【告知】アルファロメオ939スパイダーオフ!

【告知】アルファロメオ939スパイダーオフ!青蛇さん幹事!
アルファロメオ939スパイダーオフ会が開かれます。
以下、詳細は青蛇さんブログより…。





『939スパイダーだらけのオフ! 部屋とYシャツと私と直射日光』ネーミンク ゙by BoogieWonder


日時 2013年9月14日(土) 15日(日)の1泊2日

1日目ランチ及びディナー(懇親会)、2日目ランチまで予定してます。
初日だけの参加、2日目だけの参加もOKで~す♪
また、ナビシートの参加者も大歓迎です♪

場所 静岡県富士山周辺

参加費 基本無料

ランチ代及びディナー代、宿泊費等は各自ご負担下さい。 





その他、詳細&参加表明は青蛇さんのブログへお願い致します。
いろんなバリエーション、いろんなカラーの939スパイダーを集めたく、多くの方にご参加いただきたいと思っていますので、よろしくお願い致します。

一応の区切りとして、参加希望表明の締め切りを7月20日とします。

(各施設等の予約の関係がありますので、ご理解をお願いします。)  
Posted at 2013/06/20 22:39:39 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2013年06月19日 イイね!

本当の“夢のクルマ”2連発

先日のブログで予告した“夢のクルマ”に試乗してきました!

本日は平日休みで、4月にオープンした「グランフロント大阪」へ行ってきました。行きたいなぁと思っていたものの、やはり土日は混むだろうということで避けていたのですが、平日こそチャンス!と思いつき、行ってきました。
ちょうど高速道路をのんびり走って2時間もあれば到着します。

ショッピングやレストランはもちろんのこと、様々な企業がショールームみたいなのをオープンしており、そのうちのひとつに「メルセデス・ベンツコネクション」があります。
東京六本木にありますが、大阪が第2弾です。

はい、4月5月も六本木にある「メルセデス・ベンツコネクション」に行って、まさかの3カ月連続「メルセデス・ベンツコネクション」です。

とりあえずはこれも目的の中心として行ってきたわけなのですが…。

先日、ある自動車メーカーからメールが届き、試乗案内が来ました。
これまで東京しかなかった販売拠点を、新たに大阪にもオープンしたという内容でした。
なんといいタイミングでオープンしたのだと感激し、さっそく試乗予約を入れて、今日乗ってきました。

それがこのクルマです。


テスラ モデルS 85kWh PERFORMANCE

4月に東京へ行ったときにも見てきた「テスラ モデルS」です。
4月のブログを見て頂いてもわかるよう、ライセンスプレートの番号が同じです。同じクルマを2カ月ぶりに見てきました。(※ちなみに日本にこれとシルバーの2台しかないため、自動車雑誌やネット、テレビで使われた広報車もすべてこのクルマしか見てません。たとえば、Web CGに掲載のこれも、同じクルマ。今は東京にシルバーがあるらしいです。)
ちなみに4月の時も、試乗は予約制と言われ乗れず、悔しい思いをしたのですが今回はその夢を果たせました。

すべてが新しく、前も申しあげたとおり、PCがクルマになったようなクルマです。

まず、ドアハンドルは閉じており、スマートキーでドアに触れるとドアノブが出て、電磁で開きます。


※写真は前回のものを流用しています。

スイッチなどの操作類はメルセデスと同じサプライヤーなのか、メルセデスと全く同じです。

電源のONやOFFなどはなく、Dレンジにセレクトしてスタートすれば走り始めます。

試乗車は左ハンドルで、全幅が1900mmを超えるものですから、日本で乗りやすいかというとそれは嘘になります。

当たり前なのですが、走り始めて一番聞こえる音はエアコンの音。
実に静かに、走っていきます。

走り始めて驚いたのは設立されて10年足らずのメーカーの自動車か!と思うほど、実に完成度が高いというところです。

乗り味は硬すぎない、柔らかすぎない、路面の凹凸もうまく超えていく味付けです。

幸い、雨が止んだので大きなスライディングルーフを開けてみることにします。

操作はこのiPadのでかい版です。
ここにはバックモニターやGoogleマップを用いたナビゲーション、インターネット、燃費グラフ、サスペンションの車高調整など、とにかくいろんな変更ができます。
タッチパネルですから、直感で出来なにも迷うことはありません。

スライディングルーフを全開にすれば、オープンカーに非常に近い開放感を味わうことができますし、後席もガラスなため開放感があり、気持ちがイイです。

大阪の市街地を走ったため、さほど思い切ったことはできませんでしたが、しかしアクセルをちょっと強く踏んだだけで発生するその加速感はまさに異次元のものです。それも無音であの勢いの加速感は恐るべきものです。

先ほどのでかいiPadにはGoogleマップを利用した、チャデモ方式が使える充電施設などを表示することもでき、至れり尽くせりでした。

走行中でもこのようなバックモニターが表示できます。


メーター内にも非常に多くの表示が変えられ、とにかく面白いです。

デザインはとにかくエレガントですが、実用性も高く、リヤは大きく開くハッチバックです。ちょうど、ポルシェパナメーラに似た印象です。
そして、フロントのボンネットにも大きなカーゴスペースがあります。

日産リーフに乗った時も、確かになかなかの感激をしましたが、このテスラはそれ以外の操作系も正に新しく、感激度は段違いです。
右ハンドルは来年に発売されるようですので、日本で乗るにはやはり右ハンドル仕様がイイだろうと思います。

しかし、冒頭にも言ったようにたった10年足らずでこのような出来の自動車が作れるテスラはすごい技術力の企業だという風に感じました。



次に乗ったのはこれ。
メルセデス・ベンツ E350ブルーエフィシェンシー カブリオレ

発売当初から、「うわぁ~いぃなぁ。宝くじでも当たったら乗るクルマだなぁ。」と思いつつ、まぁディーラーにも展示車も試乗車もない、あぁ触れる時はないなと思っていたクルマに、今日乗れました!

赤のボディに赤の幌というこれまた、実にオシャレな組み合わせでした。

ビッグマイナーチェンジをしたEクラスも乗りたかったのですが、まぁめったに乗れないほうを優先しようということで、こっちに乗ってきました。

今日は大雨で、残念ながら最大の特徴のオープンということを試せなかったのが非常に残念だったのですが、幸いに地下駐車場の中だけはオープンにしてみることができました。

このクルマが残念なのは左ハンドルの設定しかないということ。しかし、全幅は1800mm以下に収まっており、まぁ最悪何とかなるかなというものでした。

操作類はもういたってメルセデスで、何も迷うことはありません。
普通にどのメルセデスを扱うのと同じように、操作すればいいです。

エンジンは3.5LのV6エンジンに7速ATが組みわされており、実に滑らかな回転と走り味を提供してくれます。アイドリングストップ機構も搭載されており、まめにエンジンがストールしますし、再始動は分かりますがそれも滑らかに再始動するほうだと思います。

もちろん、外は大雨でクローズドで走行していたわけですが、もうこれはセダンに乗っているのと全く同じです。路面の段差をこえてぶるつくだとか、音が聞こえるだとかそういうことはありません。
乗り味も正にメルセデス。
たった一つ違うのは、雨が屋根に当たる音でしょうか。私は普段から幌に乗っていますので、慣れていますが「鉄板に当たる甲高い音」ではなく、「傘に当たるような柔らかい音」がこれまた幌のいいところです。

文句の付けどころがありません。
たった一ついうならば、幌を使っているせいで、どうしても後方視界がセダンよりも狭まることですが、そんな指摘は野暮かもしれません。

後席空間は左右方向にはやはり若干狭さも感じますが、前後方向は文句なしでした。

やはり、夢に見たクルマ…。いいクルマでした。

さて、そんななかグランフロント大阪の駐車場にはこのメルセデス・ベンツコネクションで乗れる試乗車がいろいろおいてあったのですが…。

今日見た、「GL63AMG」。


5月に東京で見た「GL63AMG」。

はい、ナンバー同じですね。まさかの1カ月ぶりの再会でした(笑)


と、まぁ夢見てた2台にいっきに乗れた、幸せな1日でした♪
それにしても、今年の試乗台数が半端ないです…。もう昨年の試乗台数を半年で突破しそうな勢いです。
Posted at 2013/06/19 21:48:13 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2013年06月17日 イイね!

10車種連続いっき乗り!!!

6月9日(日)
まさかこんな日になるとは思いもしませんでした。

今までで最高の、1日で10車種試乗。
楽しかったですが、さすがに疲れました。

そんなわけで、一気に10車種行ってしまいます。

①プジョー 208 シエロ

 「208」は先代の「207」よりもダウンサイジングを行ない、若干コンパクトになりました。エンジンは1.6LのNAで組み合わされるのは4速AT。メカニズムとしてはこれまでにあったものと同じものなのでさほど驚くことはありませんし、実際に乗ってみても何か新しさを感じるところはありません。しかし、NAでも低速からいいトルクを感じることができて乗りやすいです。ただ、4速ATがもうさすがに古すぎます。相変わらず3速までで走ることが多いようで、4速目になかなか入らないのが少し歯がゆいです。これは同グループのシトロエンC3でも同様に感じました。

 乗っていて気持ちいいのはやはり乗り味。このサイズのコンパクトカーでこういう乗り味を提供するのは本当にフランス車らしいところ。大変、しなやかで気持ちのいい乗り味でした。

 普通のクルマはステアリングの内側からメーターを見るわけですが、この208は極端に径の小さい楕円のステアリングでその上からメーターを見るというレイアウトです。メーターの位置は高めになり、視線移動が少ないというメリットがあるようです。これが実は乗る前に心配でした。やはり個人的には径が小さすぎる印象です。

 これまでのプジョー車の多くは広大なガラスルーフでも、Aピラーが大きく後掲していたため、前席に乗っていてもさほどそのありがたみを感じることが少なかったわけですが、この208ではAピラーが立ったのか、はたまたAピラーの上端が前方へ来たからなのか、前席でのガラスルーフのありがたみを感じることが出来るようになりました。

 なにかここが素晴らしい!というところはありませんが、非常に角を丸く、すべてうまくまとめてあるような印象のクルマです。万人に勧めらますし、ちょっと地味な車に乗っている人はこれに乗ることで毎日がちょっと楽しくなるような気さえするクルマでした。


②シトロエン DS4 シック

 個性派シトロエン「DS」シリーズの中核をなす「DS4」です。今までにもパッセンジャーとしては乗ったことがありましたが、ステアリングを握るのは初めてです。

 エンジンはもうPSAでおなじみの1.6Lターボで、もう数えきれないほどこのエンジンのクルマには乗りましたから、いまさらああだこうだいうことはなく、非常に低速からトルクの出るいいエンジンです。それに変速ショックを全く感じさせないアイシン製の6速ATが組み合わされているのですから、走りはもう問題なしです。

 乗り味はこれもなかなかのしなやかさで、気持ちのいい乗り味でした。道路の凹凸をうまく吸収してくれます。

 フロントのガラスルーフが大きめで気持ちいいというのですが、C3やC4ピカソのそれを知っていると全然物足りません。

 これは試乗車がこういう色だったからなのかもしれませんが、内装が黒々としていてフランス車らしい華やかさに欠けるのが少し面白くなかったです。ただ、メーターはブルーから白へ明かりの色を変えられたりするのは面白かったですが。

 シートにランバーサポートを活用したマッサージ機能があるのが楽しいです。C5などにも採用されているので、これしかないわけではないですがちょっと効かせたくなる機能でした。

 デザインが気に入ればいいのですが、それ以外になにか強いアピールポイントに欠けるクルマでした…。私ならちょっと頑張って、DS5を買うかと思います。


③プジョー RCZ RHD

 マイナーチェンジで顔つきが変わりましたが、中身はどうなのか乗ってみました。初期モデルは近しい方が乗られているのでしっかり比較が出来ました。

 結論から言ってしまうと、中身はさほどの進歩はなさそうです。ただ、ステアリングの径が小さくなったことで、舵の印象が敏感になったような気がします。さらに、これは気のせいかどうか…、ステアリングが重みを増したと感じました。よりスポーティな印象になったと言えばいいでしょうか。

 乗り味も他のプジョーから考えると驚くほどの硬さで、やはりこれもスポーティなのかもしれません。もちろん、ゴツゴツという味ではありません。かなりドイツのスポーティカー風です。

 エンジンもトランスミッションもおなじみ1.6Lターボ+6速ATの組み合わせですから、滑らかに走ります。

 メーター周りのデザインが少し変わったようですが、それ以外は本当に小変更と言っていいと思います。


④シトロエン DS3 シック

 DS3に関しては今回で3回目。でも過去2回は「スポーツシック」という1.6Lターボエンジンに6速MTが組み合わされたものに乗せていただきました。このDS3スポーツシックの楽しさはかなりのもので、欲しいクルマの一つでもあります。そんななか、ベーシックな1.6LのNAモデルに乗ったことがなかったため、今回乗せていただきました。

 印象としては、208と同じメカニズムなので、走り味はまさによく似たものです。乗り味は208よりほんの気持ち締まった印象ですが、しなやかで気持ちがいいのは変わりません。

 この「シック」は見た目訴求で、中身は何か新しいものを感じるところはありません。誰もが普通に乗って、オシャレに乗りこなせるクルマとしてはいいのかもしれません。同じクルマでも「スポーツシック」は別のクルマの様に印象が違いました。クルマ好きの人は「スポーツシック」を知ってしまうと、この「シック」は全然物足らないかもしれません。


⑤レンジローバー イヴォーク ピュア

 話題の「レンジローバー イヴォーク」。世界でヒットしているクルマのようです。試乗したのは最も安い「ピュア」というグレードです。

 走り始めると、四方八方に設置されたカメラで周辺状況をモニターに映し出します。計5個のカメラが設置されているそうです。

 しかし、久しぶりでこのような着座点の高い位置のクルマに乗るとなかなか気持ちいいものでした。全幅も1,900mmもあるにもかかわらず、そのサイズ感をあまり感じさせないのが不思議なところです。もっとも、先に挙げたカメラがあるので、このサイズでも幅寄せなどが容易なのはうれしいところでした。

 さて、走り始めるとこの大柄なクルマが大変スムーズに走ります。エンジンは直列4気筒2.0Lにターボで過給をし、最高出力240馬力、最大トルクは1,750回転という低回転で34.7kgmも発生します。それにアイシン製の6速ATが組み合わされています(ただ2014年モデルで、世界初のZF製9速ATが搭載されるらしいです)。このエンジンも相当いいエンジンだと思いました。回しても安っぽいエンジン音は聞こえてきません。それに何の不満もないというよりか、十分に速いエンジンでした。

 乗り味は「ランドローバー」のイメージを抱くと「硬め」と感じるかもしれませんが、よく考えて乗ってみるとなかなかしなやかな気持ちのいい乗り味です。もっとも、私のイメージしていた乗り味はエアサスのランドローバーの乗り味でしたので、メカニカルばねでこの乗り味はなかなか気持ちのいい乗り味の一つと言えるでしょう。

 これくらい背の高いクルマのコーナリング性能は…と言いたいところですが、街中でのっただけですのでそのあたりは味わえませんでした。

 これはいいと思うのはやはり内装の印象でした。イギリス車の「高級」の演出づくりが、時代が変わっても相変わらずうまいです。最も安いグレードで、本革などを使っていませんが、なかなかどうしていい印象で仕上げてあるインテリアでした。


小休憩。

このチェアが欲しいのですが…。どんなふうにしても非売品らしいです。。。


⑥フィアット パンダ イージー

 パンダの3世代目。ベースはフィアット500で、ちょっと前に登場した「クライスラー イプシロン」とも共用が多いこのパンダですが、独自の演出が出来ているのが面白いところです。

 ただ、ツインエアのエンジンはやはり乗っていて楽しいです。トルクもありますし、乗りやすい。オートモードでもイプシロン同様、少しコツをつかめばうまく変速するようになりました。

 乗り味は、思ったより柔らかかったように感じます。2代目パンダはシートがふにゃふにゃしていましたが、今回は固めのシートに変わりました。

 はっきり言って安っぽい内装です。しかし、ここまで吹っ切れているとこれはこれでいいかなという気がします。妙な形のステアリングも操作上何の問題もありませんでした。なんでも、「しかく」と「まる」を組み合わせた「角の丸い四角」がデザインモチーフらしいです(なんとかっていってましたが、忘れました)。

 乗ってみた印象はやはり「イプシロン」に似ています。乗り味もきわめて近く感じましたが、微妙にパンダのほうが柔らかいような気もしました。エンジンやトランスミッションの印象は全く同じです。

 サイドブレーキがスティック型ではなく、順手で引くような形は力が入りにくいのではないかと少し心配になりました。


⑦フィアット 500S ツインエア

 乗り始めた最初から、笑顔がこぼれたクルマ。結論から言って、こんなに楽しいクルマがこんな時代にあったのかという驚きがありました。例の2気筒ツインエアエンジンにこれまでは半自動のMTしか組み合わせたものがなかったのですが、5速MTと組み合わせたものが日本に導入されました。

 乗っていて、とにかく楽しいのです。速いわけではないはずなのですが、楽しいのです。シフトフィーリングだって、ぐにゃぐにゃでスパッと決まるシフトフィーリングの気持ち良さなど皆無です。でも、なぜか楽しいのです。なんで楽しいのかわかりません。これこそイタリアンマジックなのかもしれません(笑)

 こんな2気筒のエンジンでトルクが細くて、さぞかし乗りにくいのだろうと思っていたのですが、これも本当にクラッチが繋ぎやすく驚かされました。

 これまでMTといえば、硬派な「アバルト」ブランドのほうにしか用意されていなかったわけですが、これは確かに速いけれども、乗り味もゴツゴツで自分の足にはさほどしたいと思わせるものではありませんでした。

 しかし、この「500Sツインエア」は足がしなやかで、これほどホイールベースが短いのにもかかわらず、気持ちよく走るのです。

 停止して、クラッチペダルを離せばアイドリングストップも効きますし、エコロジーで楽しいという非常にユニークな二面性を持たせたクルマでした。

 インパネの装飾がこれまでは外装色と共色でこれもよかったですが、この500Sはシルバーのなかなかシックなパネルでした。外観もアメリカ仕様のバンパー等を採用しているようで、少し大人な印象を醸し出している点も気に入りました。

 たった一つ気に入らないのは、これのコンバーチブルモデルもしくはガラスルーフモデルがないことです。


⑧アバルト 595Cツーリズモ

 不思議なことに屋根が開いたりすると、細かいことが気にならなくなります。だから、このクルマの印象で気になる部分というのが今となってはほとんど思い出せません(笑)

 半自動のMTですが、変速はパドルのみで行い、オート・マニュアルの切り替えやバックへのギア操作はスイッチで行ないます。この点に関しては、従来のシフトレバーのほうがありがたいと感じました。レバーで操作したい時もあるんですよね…。

 このクルマの何よりいいのは、走りながら開け閉めできることです。両脇にピラーが残ることで開放感はどうなのかと思っていましたが、普通に気持ちのいいオープンカーでした。

 アバルトということで、1.4Lターボにハイチューンの仕掛けがすでについているそうです。160馬力をこのサイズで出すわけですから、もう速いに決まっています。音の演出もわざとなのかいい音が聞こえます。

 スポーツモードというスイッチを押すと、トルクが2kgmほどアップします。坂道でスイッチを入れたり切ったりしていましたが、この2kgmというのはかなり大きいもので驚きました。

 でも、このクルマはあまり速さよりも、風を楽しみたいと感じさせるクルマでした。


⑨アバルト 500 エッセエッセキット装着車

 ノーマルのアバルト500は135馬力ですが、「エッセエッセキット」というのを装着することでパフォーマンスが向上するようで、試乗車にもこれがついていました。

 中身は先に乗った595Cと同じですが、変速機がこちらは5速MT。これも扱いやすい、低回転から太いトルクが出るエンジンということがわかりました。実は、アクセルを踏まずにクラッチペダルだけ、丁寧につなぐとうまく発進します。それくらいこのクルマはトルクがあるエンジンのようです。

 これもやはり「スポーツ」モードにした時にはかなり豹変します。ノーマルモードでは「シフトアップ」タイミングを大きなインジケーターで見せるため、少しうっとうしいですが、スポーツモードにするとそれは消えます。

 乗り味は少し硬い。スポーツモデルだからというのはわかりますが、ちょっと個人的には硬すぎるかなという印象です。

 ステアリングの印象は595C同様、スポーツにすると重みを増します。ただ、油圧のステアリングのような自然さには欠ける印象でした。この点はのちに乗った「プント」のほうがずっと気持ちよく直進性を取り戻し、ハンドリングにもしなやかさを感じさせるものでした。

 どうもこのクルマに乗ると、速く走りたい気持ちに駆り立てられて、ちょっと常におまわりさんの顔をうかがっていないといけないあたりがすこし疲れるかな、という印象でした。これをサーキットへ持って行って走るのならば、なかなか楽しいと思います。


⑩アバルト プント

 アバルト500に比べると、見た目は地味ですが、実際に乗ってみて本当にバランスが取れていると感じたのはこの「プント」のほうでした。

 ただ、左ハンドル+MTという組み合わせは万人には勧められないものですが、しかし本当にクルマが運転するのが好きで、毎日の運転を面白いものにしたいと考える人にはこれは一押しのクルマと言えると思います。

 これもスポーツモードとノーマルモードがあり、スポーツモードを押すとずいぶん豹変します。

 直進安定性が非常によく、これは長距離走行でも疲れにくいクルマだと思います。もちろんサイズも違うから比較するのも酷ですが500とは比べ物にならないかと思います。それは乗り味にも言えます。スポーツモデルでもゴツゴツさせずに、しなやかな足でスポーツを演出しているのですから、素晴らしいと思います。それも4mそこそこのサイズでこの印象は相当いいと思います。

 一方でなぜかアバルト500にはない「アイドリングストップ」がこのプントには装着されていました。頻繁にエンジンストールし(停止して、クラッチペダルを離すと停止。クラッチペダルを踏むことで再始動)、エコロジーにも気を使っているのも面白いところです。

 これも決してシフトフィーリングはいいとは言えませんが、どこへシフトが入っているかわからないようなことはないので、まずさほど問題にはならないかと思います。

 しかし、残念なことに日本の排ガス規制の問題で、このクルマはもう日本へは入ってこなくなってしまうそうです。地味だけどいいクルマ。残念です。

以上です。
ありがとうございました。

実は今週、夢の「あのクルマ」に試乗予定です。
今から楽しみで仕方ありません!!
Posted at 2013/06/17 20:32:29 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記

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