
ローマからナポリへの移動にイタロを利用しました。
フェラーリ新幹線の別名通り真赤な車体で300km/hで走り、ローマとナポリ間を1時間程で結んでいます。
宿泊先からの最寄駅はローマの玄関口であるテルミニ駅ですが、テルミニ駅は盲腸線の行き止まり駅なのでイタロを始めとするイタリアを縦断する高速鉄道の停車本数が少なく、希望時間のイタロは少し離れたティブルティーナ駅から乗る事になります。

テルミニ駅にて、左からイタリア国鉄トレニタニアの
フレッチャアルジェント 銀の矢 ETR600(営業速度250km/h)
フレッチャロッサ 赤い矢 ETR500(営業速度300km/h)
テルミニ駅の薄暗く臭い地下ホームから、落書きだらけで汚いメトロで移動。

地上との違いがローマの表裏を象徴しているメトロ。
スリに注意しながら数駅でティブルティーナ駅へ到着。
フェラーリレッドのイタロが入線

左手はミラノに向かう車両
乗った車両はプリマ(ビジネスクラス)で、2人掛けと1人掛けの横3人
上のクラスはクラブでコンパートメント
下はスマートで新幹線のグリーン車と同じ横4人
インテリアはジウジアーロ

正面ドア上の速度表示は300km/hを示しています、将来は360km/hを予定しているとの事
このクラスではウエルカムドリンクとスナック付いて来ます。

スナックは断りました。
頭の中は「世界の車窓から」のテーマソングが流れて

テーマソングが何回か回っている間にナポリに到着
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フェラーリ新幹線の名の通り、イタロの経営はフィアット会長などの出資によりトレニタニア(イタリア国鉄)の路線を用いて高速鉄道を走らせている第二電電(例えが古!)の様な会社で、合理化の特徴を見る事が出来ます。
乗車券は普通にネット、自販機、窓口で購入出来ます。

自販機は混んでいます
窓口で購入してみます。
実は、テルミニ駅を通るたびにイタロ販売窓口の前を通っていたのですが、窓口の美人度の確率が高い。
ネットや自販機で購入しては勿体無いでしょ?

駅構内に簡易だけどセンスの良いプレハブ建物がイタロ窓口
中はテーブルに普通のノートパソコン2台と家庭用プリンター1台にパンフレット程度しかありません。
それに受付が2人。
ボンジョルノとにこやかな挨拶の後、予約に必要な事項を告げると、パソコンで確認して状況を伝えてくれます。
念のため画面を見せてもらうと我々がネット予約する画面と同じ? (詳細は異なるのかもしれませんが)
確認してカード支払い手続きをして、発券はと言うと家庭用プリンターで出力。
それも、プリンター用のUSB無線LANが一つしか無いので、発券の都度隣りのパソコンからの抜き差し。
「合理的でスマートな方法だね」と声を掛けると、ウインクで返してくれました。
ここで、現金レジが無いことに気がつき、支払いが現金の場合どうするのか訪ねたところ、自販機まで連れて行き操作を代行して、支払いは自分でしてもらうとの事。事務所や店舗で現金を扱わない事はとても合理的な事です。
また、駅に改札が無いので必ず車内検札が来ますが、ここでは車掌さんがスマホで番号確認。
そう、専用機にコストをかける時代ではありません。
これで、同じ路線のイタリア国鉄トレニタニアの高速鉄道より格安なのですから、ローマへの帰りも当然イタロでしょう。
帰りも当然美人さんの窓口購入でね!
Posted at 2015/05/09 01:29:15 | |
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