そうは言っても”予習”って大事です。

コースで走れる時間って限られてますよね。
それはレースに参戦するドライバーもそうだし
スポーツ走行を走りたい！というジェントルマンの方々も
それぞれにテスト制限のルールがあったり
予算の都合があったり、
本業と趣味とプライベートのバランスがあったり・・・（笑）

私も20年レースをやってますが、断言できるのは
現場で走るときに頑張っているだけではダメだと言う事。
走り方の事、セットアップの事、進め方の事など、事前にどれだけシュミレーションしておくか？

特にマカオのようなコースはミスが許されない ＝ TRYがし辛い環境です。

セットアップだって今は週末に現場で進められる度合は時間が限られてますから1～2％でしょう。
どれだけ”箱出し”の状態のレベルが高いか？が以前よりも求められるのです。

クルマだってハンドルを切って突然は曲がらないし、突然切ったら挙動を乱す（特にハイスピード）
どれだけ事前に切っても大丈夫な状態にしておけるか？なのと一緒の事です。

そして、ジェントルマンレーサーの方にとっては何をどれだけ事前にシュミレーションするのか？
ここをどうやって知るか？GET出来るか？が重要になってくるのですが
今日は来月のマカオGPに一緒に出場しアドバイザー契約を結んでいるジェントルマンレーサーに
TRACK MAPにポイントを書き込んだシートと私の車載映像を作って送り、
更にこの週末に開催されるポルシェチャレンジカップに出場し帯同してコーチングもさせて頂く方に
同じくTRACK MAPにポイントを書き込んだシートと参考になる車載映像、
そしてMOTECの走行データ（車速・縦横G・アクセル開度などが解るもの）を送りました。
＊　お客様だけが知れる情報なので解像度は下げております。画像拡大した方ごめんなさい（笑）

これで事前にイメトレをして置いて頂き、
少しでも高いポイントから土曜日のプラクティスをスタートしてい貰う事が
より楽しく、結果も良く、私もオファーを頂いた方もHAPPYという流れになっております（笑）

人より何か上回るには如何にそれについて考える時間、携われる機会を作り、増やせるか？

これも現場主義を貫くワンスマではありますが、現場主義で居れる為の準備の1つなんですね。

逆にいうと、走れる時間が限られているからこそ、その事前事後に楽しめるネタを
私たちは今後も提供したいと思うし、皆さんもそこに工夫の余地があるのではないのでしょうか？