WEC メキシコ戦を終えてホテルに戻って参りました。
「悔しいっ!!」以外の言葉は見つかりません。
結果はクラス5位でドライバーランキングは3位に、チームランキングも2位に後退です。
スタートのWengが不運にもクラス違いの他車との接触によるペナルティを受けたり、ドライブスルーの際にピットスピードボタンの押し間違えによる速度超過で更にピットスルーペナルティを受けたりが序盤にありました。
私は第2スティントをまずは担当して、序盤の接触によるフロント周りのダメージによって空力バランスが悪く、右回りのサーキットなのに大事な右コーナーのブレーキングでフロントがロックしやすい症状があり騙し騙しで走行し、フルタンクで目一杯の1時間20分の走行で第3スティントのMatt選手にパス。
序盤43秒台中盤、中盤44秒台前半、終盤また43秒台後半って感じでしたが、Mattさんは序盤43秒台前半、中盤43秒台後半、終盤43秒台中盤と路面も良くなって更にペースアップ。
それでもブレーキングの問題は残っていて彼もフルタンクで1時間20分走行して再度、私が第4スティント担当。
Wengは最初のスティント1回でスプラッシュ&タイヤ交換で最低走行時間の1時間45分をクリアしているのでその後はSawa→Matt→Sawa→Mattでゴールの予定でしたが、私の第3スティント中にコース上に野球ボールが侵入するという珍事が発生(多分、隣の野球場から飛んできた)、フルコースイエローとなる。
ここでチームは作戦を変更してスプラッシュ給油をその間にしてゴールまで足りる燃料搭載量とし、そのままSawaのままでゴールまで行こうというもの。
このスティントは50分~55分だからね・・・って言われて送り出されたのに作戦変更の旨を無線で言われた際に「2回目のスティント既に30分走ってるけどここからもう1時間行けるか?」だって・・・(苦笑)
一応男の子だから「そんなの無理!」って言えないでしょう・・・(爆)
で、そこからはタイヤをちょっとセーブしつつだけど気温が下がってコースもライン上は綺麗になって自分の最初のスティントよりもアベレージでコンマ3~5位は速く走れていた。
残り30分はドリンクも底をついて精神的にも辛かったですが無事に6時間のレースで合計2時間50分も走って・・・でもクラス5位でのゴールとなりました。
2000mの高地で体力的に心配してましたが意外と大丈夫、いつもよりは体に堪えましたが41歳になってもまだまだ気合と根性が残っているな~と(苦笑)
そしてチームとして結果は結果ですが、私個人的にはシルバーストンやスパの時、そしてニュルの時よりも上手に更に走れたという感触があります。
色々な発見もたくさん走った事であったし・・・必ずオースティン、富士、上海、バーレーンで活化せられる。。。
9回も世界を転戦しているレースがあって1回は24時間、6回は2人が初めてのコース、今回は3人とも初めてのコースながら上手く戦えていただけに決勝は残念でしたが、悪運を全て今日使い切ったと思って2週間後のUSA(テキサス州)のオースティンは改めて表彰台を目指します。
皆さん、応援ありがとうございました。
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2017/09/04 10:14:11