配信が完了しましたのでブログにもWEC上海戦レポートを掲載させて頂きます。
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関係各位
いつも澤圭太のワンスマ活動、レース活動にご支援頂き誠にありがとうございます。
以下、澤圭太が本年参戦致しますWEC参戦レポートです。
お忙しい中恐縮ですがご査収いただけますと幸いです。
「痛恨の接触によりクラス4位、チームタイトルも11ポイント差の3位で最終戦バーレーンへ」
以下のレポートをご覧ください。
フォトギャラリー
こちら
お知らせ:
① 2018年のClearwater Racingの活動について次戦バーレーンWEEKに正式発表の予定です。
② 東京オートサロン 2018 「ワンスマ × Scuderia 46」ブース出展決定!
詳細は改めてご案内しますが2018年1月12日~14日(12日は業界関係者日)にて開催。
是非お楽しみに。
③ 上記東京オートサロン出展に合わせて1月13日(土)夜に幕張メッセ近隣にて
ワンスマ袖-1GP年間表彰式及びワンスマ/レース活動報告会を開催します。
支援者の方々、関係者の方々、そしてメディアの皆様は是非日程確保、宜しくお願い致します。
④ メディア露出情報
上海戦を通じて東京中日スポーツ新聞にもレポート掲載されました。
10/26発売の三栄書房 REVSPEED誌には付録DVDにて
「袖ヶ浦フォレストレースウェイ攻略」という特集で出演しました。
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【以下:レースレポートです】
前回FSW戦でSCランのタイミングで惜しくも今季2勝目を逃したClearwater Racing。
しかし2ポイント差でチームランキングはメキシコ戦前以来のトップに浮上し残り上海戦とバーレーン戦の2週間の連戦を残すのみとなった。
FSWに続いて上海もClearwater Racingにとってはアジアのホームと言えるサーキットの1つ、前回の借りを返すべくシリーズタイトル決定も佳境となり熱い戦いが予想された。
金曜日から公式練習走行ではオーナーDrのWeng選手もFSWに引き続いて慣れ親しんだコースで好走を見せる。
Matt選手はエースDrとしていつもの順調な走り、そして澤も決勝を見越したバランスチェック走行を続ける。
金曜日をクラス3番手で終えたチームは土曜日に予選シミュレートと決勝バランス最終確認を実施。
残り15分で澤に託すもコース施設側の問題で赤旗となりセッションが終了となるなど少し不安が残る練習走行となった。
土曜日の公式予選:
Weng選手とMatt選手がいつものように担当した予選。
Wengはこの週の自己ベストを更新する2分5秒1のタイムでMattにバトンタッチ、そして想定より少しオーバーステア傾向があったというMatt選手が2分1秒8のタイムを出すも平均タイムで争われる予選はクラス4位となった。
日曜日の決勝(6時間):
6日(日曜)も天候は良好で路面はドライでのレースとなった。
コースの特性的にタイヤ(特に左フロント)に厳しく、決勝のスティントではタイムの落ち込みを如何に抑えるかがいつも以上にカギになると読んでいた。
USA、FSW戦に続いてスタートDrに選出された澤はスタート直後に一瞬コースアウトするヒヤッとする場面もあったがブロンズDrがドライブする2台のポルシェ勢を直ぐ交わしてクラス3番手を走行する。
前を走るのはPPからスタートのアストン(現在ランキング2位)と同じ488GTEを使う54号車(前回FSW優勝チーム)という布陣、澤はこの2台から4秒位離れた所で深追いせずに淡々と走行を続け、スティント後半に3台でのバトルになると読んでいた。
しかしタイヤの消耗は3台とも大きく、同様にタイムレベルが落ちていくので追いつくところまではいけない、54号車が先にPITインしたのでクラス2位で澤からWeng選手に交代するもすぐさま3位に戻り周回を続ける。
WengもブロンズDrの中でも素晴らしいタイムで54号車を攻め込むが“好事魔多し”、LMP2カーと54号車が3台交錯する形で接触が発生し54号車と共にダメージを追ってしまう。
2台揃ってピットでの修復作業が懸命に行われたが54号車は損傷が激しくリタイヤを余儀なく、Clearwaterの61号車も修復に時間が掛かりクラストップの6LAP遅れとなって走行再開となる。
途中フルコースイエローによってWengは給油のみで連続Wスティントでルールで定められた最低1時間45分のDriveタイムを消化してMatt選手に交代。
Matt選手もダメージを追って修復も応急措置的なバランスが悪化したマシンでも好走を続け澤に再度バトンタッチ。
澤もコンスタントにラップを刻みとにかく4位でも選手権ポイントを獲得するべく走行続行し最終スティントはエースのMatt選手に再び託す。
結局6LAP遅れは変わる事なくクラス4位のままで上海戦はフィニッシュ、完走し優勝したアストンが11ポイントリードでチームランキングトップへ、2位には今回のレースで3位を獲得したデンプシーポルシェが61号車と僅か1ポイント差で躍り出て、Clearwater Racingは再びチームランキング3位となった状態で2週間後の最終戦バーレーンを迎える事となった。
澤圭太コメント:
今回はアストンが速く勝つのは難しいけど必死に2位を取りに行かなくては行けない選手権を考えると非常に重要なレースだったので残念で仕方ありません。
USA、そして前回の母国FSW戦での好走を継続できる状況だっただけに決勝中の接触はレースだから起こり得る事であり、相手の2台にもペナルティは課せられなかった事から“レーシングアクシデント”と判定されたので文句を言える立場ではありませんがただただ残念です。
個人的には決勝中のベストラップでは15名のGTEアマクラスのドライバーの中でも8位と平凡ですがアベレージラップでは4位と健闘し、またベストラップとアベレージラップの差は15名中1位(つまり、決勝ラップが高い次元でコンスタントに走れているという意味)という事で、自分の決勝の力強い走りが今回も発揮できた事には満足をしていますし、コース復帰が難しいかもしれない大きなダメージを負ったマシンを僅か15分で修復し4位完走をもたらしてくれたチームのメカニックのプロの仕事に感謝しています。
挑戦1年目の世界選手権でチームタイトル争いに加われている事だけでも素晴らしい事なのかもしれませんが“タラレバ“とちょっとの運さえあればもっと楽な戦いが出来ているハズ、これが世界選手権の厳しさなのかもしれません。
当然チャンピオンは獲りたいし諦めずに全力で最終戦バーレーンに臨みたいとは思いますが、シーズンを気持ちよく終えられるように納得のレースが出来る事を切に望みます。
泣いても笑っても今年最後のレースとなりますので集大成の走りがチームと共に出来るよう頑張ります、引き続き応援のほど宜しくお願い致します。
スポンサー様紹介:
2017年協賛スポンサー様:
2017年の澤圭太のレース活動は以下の企業様にご支援によって実現しております。
(順不同・敬称略)
LSFT
FORZA!! KEITA 2017
冨士森内科クリニック
P.S.C. Starch Products PLC.
T.A.O(ティーエーオー)
延命酢
デュアル・ポイント・システムズ
アップリフトモデルズ
アベ・エキスプレス
藤井工務店
REGARO(レガロ)
東京ベストプラン
Arai HELMET(アライヘルメット)
Djac(ディージャック)
ROCKPORT(ロックポート)
生涯成績:
生涯成績(1994~1997のカートレースは除く)
澤圭太4輪レース公式戦生涯成績
全181戦出場、表彰台75回、優勝回数21回、PP獲得11回、ファステストラップ4回
(表彰台獲得率41.4%、優勝勝率11.6%)
https://www.driverdb.com/drivers/keita-sawa/
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。今後共宜しくお願い申し上げます。
株式会社ABSSA 代表取締役 ・ワンスマ主宰・レースドライバー 澤 圭太