昨日の投稿に関連してちょっと違う見方で書いてみたいと思います。
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サーキットでのラップタイムって車種によって違うけどどこでタイム差が一番大きく付くか?って考えると、やっぱりストレート = パワー差なんですよね、だから速く走る方法の命題は1LAPでいかにたくさんアクセルが踏める総量を増やすせるか?であったりその言葉の裏に短い時間で止めて、止めている間に沢山曲げられれば結果出口でアクセルが沢山踏めるでしょ?って話に行きつく。
例えば鈴鹿の様なサーキットは少し特殊だけどFSWを題材にすると300Rも入れれば1LAPの間に10回の加減速(コーナーリング)があって1分50秒で走る車両と2分00秒で走る車両と2分10秒で走る車両のコーナーリング中のタイム差ってデジスパデータとか見るとせいぜい1コーナー当たりであってもコンマ3-5秒位。
(タイムが速い車がコーナーリングも必ずしも速いという意味ではない)
つまりコーナーリングを頑張っても1LAPで3-5秒位しか変わらなくて5-7秒はアクセル踏んでいる時間やブレーキ踏んでいる時間にやっている事の差が生じているって事。
・・・と言う事は「上手い人が走ったタイム」から10秒位離れちゃっている人はそもそもアクセル踏むべきところでしっかり加速が出来てなかったりブレーキングも強く短く・・・って言うのが“ある程度”すら出来てないって事が大きな要因だと言えるのです。
だからある程度加減速ゾーンで走れれば上手い人の3-5秒位の差ではコースの難易度や全長やコースの数にもよるけど走れるという事だし、そこまで来てないとセッティングだとか走り方がどうとか、ラインがとかって話はまだ出来ないレベルだって事。
逆に言うとタイヤを変えたり、セッティングを変えたり、脚を変えたりしてタイムアップするのってその3-5秒位のうちの何割かしかないから、走り方を頑張っても、脚やセッティングを変えたところで劇的に何かが変わるって事は少なくて、タイムって意外と変わらず、でもパワーを上げるチューニングをするのはタイムを買うには手っ取り早い・・・と言いたい所だけど、パワーを上げれば上げるほど止められない人、止めながら曲げられない人には効果が薄い・・・と、言うか逆効果って時すらあるのが怖い所。
何が言いたいかって言うと、ある程度車の挙動が感じれて、ある程度の速度域で加減速しても怖くなくて、ある程度コースのレイアウトやライン取りが分かっていれば速い人の3-5秒落ち位までは誰でも少し練習すれば出来るようになる人が多いんですよって事です。
そこから先が実はそういう細かい部分を変えたり調整したりして少しづつレベルが上がっていく部分なのがこのスポーツの難しい所であり面白いところであり、ワンスマが皆さんのお役立ちになりたい部分。
だから調整能力、調整精度、再現性が大切なスポーツだと言われる所以なのです。
レーシングカーはそこから重量だったり、パワーだったり、空力だったり、スリックタイヤだったりと根本が違うからFSWで1分50秒を切る車は上記の話の限りではないのですが・・・
ゴルフで100切れない内は道具何使っても変わらないからまずは自分で100切れる所までは自己調整能力で来てね、話はそこからだ!って私が良く言われるのも逆の立場になると良く分かるっていうのがこの話のオチでした(笑)
今日の鈴鹿の同乗ドラサポでもある程度キッチリアタックすると2分20秒台のマシンで「まずはこんな流れで無理せず余裕を持って走れるように!」って片手で足の動きを見せながら走ると綺麗に25秒台て走っていたりするんですよね~
これもゴルフで言ったらフルスイングで180ヤード飛ばすのではなく6-7割のスイングでスイングプレーンや体の使い方とインパクトのミート率を上げるのが先決で150ヤード位で良いからミスショット少なく打ち続けられるまでやってみましょう~みたいな奴なんでしょうね。
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2017/11/09 21:02:05