『力は入れるけど力まない』
これはスポーツなら何でも共通する部分があるのではないでしょうか?
ずっと全身に力を入れていたら疲れてしまうし、息を止める程の怪力を必要な操作は車は意外とないはずです。
だからと言って緊張感や集中力が抜けてしまうほどユルユルなのも問題。
大事なのは要点に絞って効率的に自分の力を入力するという事です。
例えばゴルフのスイングの場合、テークバックからインパクト、そしてフォロースルーまで全身にずーっと100の力が入っていたらスイング軌道とその軌道を通過するときのヘッドのスピード変化が効果的に置いてあるボールに入力され辛かったり、軌道がずれたりもするでしょう。
プロとアマのスイング中の体の使い方、筋肉の力の入れ方を比べてみると、明らかにプロの方がボールにクラブヘッドが当たる前後のみに集中して力が入っている。
車も一緒です、フルブレーキの時やステアを切り始める時に無呼吸の人って凄く多く、一番体のセンサーを研ぎ澄ませて車が曲がろうとする力を100%発揮する為の操作をする広場のパイロン設定で言う所の2コ目→3コ目の部分で既に酸欠状態だったり、違う所に力が入ってしまっていたりする。
横Gやロール量は本当に力を入れるべき場所で力を入れる時が来るまでは無駄に増やさず状態をキープしておくのみに留め、最後の最後に一番やり易い状況を作った時に”万障お繰り合わせの上”でおもむろに満を持して自分の力を効果的に車を曲げる力に変換する。。。
この感覚で実際にコースを走れている人はまだまだ少ない、ひとっ走りして車から降りたら肩で息をしているような人は明らかに力の入れ具合を間違えていたり、力抜いて~と言ったらゴルフのクラブを放り投げてしまうような(笑)力の抜き方をしてしまっているハズ・・・
これがゴルフだと”ヘッド・ビハインド・ボール” 上手い人は結果的にインパクトの瞬間にヘッドがまだボールより後ろにある事になる・・・というのと同様、上手い人は結果的にCPとAPの関係上、必ずCPの前にこの三角地帯が出来ている・・・という話に繋がるハズです。
この辺はデータロガでプロとアマのステア量の移行(コーナー半径の移行でも分かる)を見ていると凄く分かるし、ゴルフで言うところのヘッドがインパクト直前で返るのを待てずに振り抜いてしまうようなアクセルワークの最初の部分でも手を取るように分かりますよ・・・
これを実際にいざ分かっていてもやるのは難しい・・・だから広場トレであり、シミュトレであるという事。
明日は午後から都内RFCでシミュトレ実施します。2名定員のほぼマンツー体制(2時間制)でお待ちしております。
Posted at 2015/04/17 18:21:52 | |
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