WEC開幕戦、スパ。
幸先よくクラス3位（表彰台獲得）で終えましたっ!!
『待ってろ!! Le Mans 24h !!!!!』
我々の予選順位、速さからすると、戦略、決勝の強さ、運も含めて”勝利に値する内容”のレースだったと言えます。
これで公式戦183戦で表彰台獲得77回目（獲得率42%）になりました。
（因みに優勝回数21回で11.5%、PP獲得11回、ファステストラップ4回）
海外戦を多く含む生涯成績なので自分のドライバーとしてのキャラがしっかり出ている数字。
WEC Super Seasonを来年終えたら190戦、あと少しで200戦です。
がんばらないと・・・
今年はGTEアマクラス、プラチナ級もゴールド級もシルバーもブロンズも全員ハイレベル。
台数も昨年の5台から9台へと増えて表彰台に上がるのすらEasyではないという状況。
プロローグテストでもフェラーリは一発の速さに苦しみ、ここ開幕戦でも予選は3台とも下位に沈み、PORSCHEやASTONとの差を感じてました。
我々は予選9位でしたから、決勝は少しは良くなるだろうと希望を持ってましたが流石に個人的にはテンション下がりました。（自分が予選走った訳ではないんだけど）
決勝はClearwater Racingの好成績の方程式となっている”澤がスタートしてレースを作る”パターン。
私もプロですが練習からいつも恐らく合計で10～15LAP位しか計測してないと思うんですよね、多めの時でも25LAPは行かないハズ。
そんな準備状態で満タン積まれてレースしてこい!!って言うチームって『どれだけ私の力量を信頼してるんだよ!!』って笑える状態なんですが、私も心の中では『任せなさい、私がレースをお作りしましょうっ!!』って意気込みです。
でも開幕戦はやっぱり緊張しました。
走り出して直ぐにFerrari同士の接触を避けて（これはある程度予想出来てました）、その後は54号車の様子を見ながら、ロングで段々ペースが落ちて来るアストンやポルシェ勢を54号車に料理して貰って私はリスクを冒さずにそれに乗じて・・・作戦。
タイヤも燃料も一番使わずだったのでだいぶ引っ張って私がPit-Inした時には結構、上位まで上がってたのでは?
（SCランのタイミングにも丁度重なったのでGood Timing !）
次のWengもSCランが長引き、我々にとっては更に有利になりました。
（スプラッシュ含む2時間の連続走行でWengも疲労困憊でした 笑）
2回目の澤Stintは5位走行中で、燃費もタイヤも気にせずエアコンOFFでフルプッシュっ!!の指示。
私もプロレーサーの女神が舞い降りてきたように渾身の走りが出来ました。
（ブランシュモンは全開、オールージュはまだ少し戻してたけど）
アストンも長い接近戦の末に抜けたし、同じFerrariの石川さんDrive中のフェラーリもリスク無く丁重に抜かさせて頂き、3位でバトンタッチ、任務遂行。
澤&Wengで3位まで上がっておけば上出来、あとはMattさんがラスト2スティント、安心してみてられる走り＆流石の速さを披露して3位確定・・・という流れでした。
フェラーリ+ミシュランは決勝が今年は更に強い。
ポルシェは一発タイムだけでレースは苦戦の様子、アストンは予選もPORSCHEほどは速くないけど決勝はFERRARIと同等の強さって感じで、レースをしてみると今年もアストン有利か～?って感じです。
我々もまだまだ詰めれるところはあるのが分かった週末でした、次Le Mans 24hのテストデーは6/3（日）、そして本戦6/16-17は3度目の挑戦となります。
自分がちゃんとレースが出来ている、2年目のスパをしっかり走れたという自信を持って挑みたいと思います。
日本からの応援ありがとうございましたっ!!
Posted at 2018/05/06 18:51:01 | |
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