さあ、続きどんどん進めますよ~。
ついて来て下さい~。
ハンドルの切り始めの部分
タイヤを縦方向の力から横へ分配をしていく時ですが
キーワードは縦と横を足して100(何度目だ?)
タイヤが転がっている以上
縦が0になることはありません。
富士の1コーナーは比較的速度が低いですから
仮に60キロという最低速度で曲がれるコーナーを縦の力
25で曲がれるとすると横に分配できる力は75までですね。
コーナーの入り口、ハンドルを切り始めてから
コーナーの頂点、一番内側に付くクリップポイントに
到達するまでに
徐々に徐々に縦と横を常に100にした状態で
横の力を増して行き、
クリップポイントにクルマが到達したときに
縦25横75になっていればOKっ!!
ハンドルの切れ角はクリップポイントでMAXとなります。
富士の1コーナーのように綺麗なコーナーの形をしていると話は
簡単ですが、複合コーナーだとやや複雑になります。
ココで言っているクリップとは、コースの形状上の
クリップというよりは
速く走るためのラインを描いた上での一番頂点の部分という意味合いが強いですよ。
速度で言うとコーナーの中で、一番速度が落ちる瞬間。
今まではフロントタイヤを想定して話をしてました。
これはクルマの運手の大前提ですが
コーナー入り口からクリップまでは主にフロントが仕事をする
クリップからコーナー出口は主にリアが仕事をする
だからです。
クルマのセットアップも基本は一緒。
入り口はフロントで出口はリア。
(真ん中は気合っ!←嘘です)
だからと言って入り口でリアを無視してもいけません。
何故ならハンドルを切り込んで縦と横が100と呟いて
フロントが大仕事を遂げているときに
リアタイヤも地味~に仕事をしているのです。
地味だけどクルマの操縦性や動きを左右する
大事な役目でもあります。
荷重はフロントに寄っているので
リアの摩擦円は小さい状態です。
外側は縦横合計でそれでも50以上はあるかもしれませんが、
内側は50以下。
些細なことで滑ります。
チョンッと押すだけで簡単にスピンするのは。この為です。
フロントが仕事をしまっくている時にも
ドライバーはリアタイヤの限界を感じながら
コントロールが必要。
速度が速すぎて
もっと止まらないと・・・とフロントのブレーキを残しすぎると
フロントタイヤは縦に使いすぎて
ハンドルを切っても曲がりづらいし
同時に横に力を配分しなければ行けない時期に
まだフロント荷重が高い状態だから
リアの荷重量も少ない=滑りやすい
これはアンダーステアもオーバーステアも起こりうる。
要するに、アマチュアドライバー程
コーナーリング中は危険な状態になりやすい訳です。
イメージ浮かびますか~??
Posted at 2006/03/01 09:21:31 | |
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ドラテク | 日記