澤　圭太のブログ一覧

Buriramサーキットに隣接するAMARIホテルを出てバンコクへの約5時間の道のりを移動中の澤です。

昨日のレースでの疲れは体は意外に少なく、心が少し疲れているだけです（苦笑）

今晩は引き続きチームとバンコクで過ごし、明日は市内から約1時間半のBIRAサーキットへ
いつもコーチングをしているSarunさんの弟、Gyさんも今年からレース参戦するのでそのコーチ。

そして明日の夜便で帰国しますので・・・
安心してください、13日（水）の朝にはFSWに居ります（笑）　→　当然ドラサポ募集中～！

今週は東京オートサロンWEEKなので色々と準備も佳境でワンスマスタッフ達も”オオワラワ”状態。

皆さんにお伝えしたいのは・・・

①　ワンスマDVD新作【FSW攻略実践編】が会場で発売開始ですよ！
②　DVD内容を解説する秘密の座学（少数制 15-16日にそれぞれ1回づつ 定員8名予定）
　　→　ワンスマメールニュースにて近日配信予定
③　KUMHOタイヤプレゼンツ袖-1GPの年間表彰パーティー　16日やるよ！（一般参加可能）
④　ワンスマ新年会＆活動報告会も16日③の後の第2部でとしてやるよ！（一般参加可能）

この辺がポイントとなります～！！

さて昨日までのアジアンルマン戦のフォトギャラを早速作りましたのでご覧下さい。
（Ying Ching Hengさん撮影のシャープな作品を中心に、今回はピット周りのシーン多めです）

こちら

最後に・・・新成人の皆さんおめでとうございます。
（自分がメンタル的に大人になったと感じたのはここ5-10年ですけどね）

Asian Le Mans タイ・ブリラム戦終了しました。

今日は”私たちの日”では無かったです。

スタートは私担当で予定取りクラストップ確保。
5Lap目位にコースアウト車両が発生でSCラン。
2秒程の差がまた詰まる。

SCラン後のリスタートも上手く行って、タイヤプレッシャーもしっかり上がったので本格的にプッシュ！
再度2位以下との差を広げて順調順調～！と思っていた矢先にエンジンミスファイアが発生。

だんだん悪くなったり、突如治ったり、エンジンマップ変えたり、シフトアップ低めにしたり、アクセル80%開度で走ってみたり、色々としてみたけど治らず・・・
でも止まる程でもないので、ごまかしごまかしで走行継続。
クラス3位に落ちつつ、でもトラブルが起きないで1LAP走れると凄く良いラップタイム（苦笑）

予定通り、燃料カラになる迄引っ張ってWengさんに交代、Pit-in時に一旦システムをリセットするもまだ治らず、Wengさんもだましだましで走行し、そのまま最終スティントのRobさんへ。
途中、再度SCランでタイミング悪く、ラップダウンに・・・（この時点でほぼ5位確定）

最後までRobさんもトラブルが起きないLapは凄く良いタイムで走行続け、そのままクラス5位でFINISH。
選手権ポイントは重ねられましたが23ポイント差だったものが20ポイント差となって最終戦へ。

2Week後のマレーシア・セパンにチャンピオン決定は持ち越しです。

いまだチャンピオンシップは非常に有利、でもペースも展開も今日も勝てる内容、チャンピオンを決められる状況だったのでトラブルには正直少しガックリ。。。

もうっ！　ドMなんだからっ～～～！！

自分は与えられた仕事100%完遂したから結果は仕方ないけど全然満足。
今日は悔しいから美味しいウィスキー飲んでパタッと寝ます！！(泣）

応援ありがとうございました。。。

昨日のALMS公式予選は予定通りクラスPP獲得。
Rob Bellさん頑張りました!!
いつもより僅差、全体で17台とALMSも盛り上がりつつある。
（GTクラスは変わらず7台）

今日は私は責任重大のスタート担当。
レースの流れを作るべくいつも通りの走りをしたいと思いますので応援よろしくお願いします。

昨晩は【本来あるべきプロの姿】という話がチームで盛り上がってました。

稼ぐかどうか？も大事だけど価値が認められているかどうか？があってこそ、だと。
価値 = 稼ぎ とも思いますけどね（笑）

私はきっと日本人Drの中で一番は稼いでないけど沢山働いているDrの1人ではある自負がはある。

一番働く事が決して偉い訳ではないという前提はあるが、自分が実現したい事の為に自分が頑張れば頑張るだけ自分の環境が良くなる事を時間をかけて体感してきている自分は会社に属して与えられた仕事をこなして評価されるというメンタリティがほぼ無く、自分でゼロから何かを作る”個人商社”だと思って今までやってきたと思う。

だからこそ状況判断、先を見越す力、振り返り上手、優先順位付けや段取りが訓練されてきた。

【何かのプロ】として最も自分の中で大事なのは・・・
どれだけ自分がやっている事が周りに影響を与えられているか？です。

これは”どれだけ必要とされるか？”や”どれだけプロとしてそのアマチュア業界に貢献しているか？”にも繋がっていて、それらを通じて”理解を広げる一端を担えているか？”と言う意味になる。

関係者100人に求められ認められるのも大事だけどアマチュア1万人に求められ認められる方が理解を広げている可能性は高い。

だからアマチュアの方々の会話の中で【澤はこんな事言っているけどそうだよね！いや違うよね！】と話題にされるのは嬉しいが、関係者の中で【澤が言っている事は間違っている】みたいな声が私の耳に漏れ伝わると”視野が狭くて本意からもズレているな”と倒れそうになる。
それ面白くないから、自分には出来ないから足引っ張ろうとしている”ゲスの極み”でしょう？と。
（お前が面白いかどうか？出来るか出来ないか？なんて興味ないし・・・　笑）

プロとしてレースもワンスマも”2足のわらじ”をやっている事は一昔前では”プロDrとして失格”とか”二毛作”とか言われていたがきっとこれからは違うと思う。
”車のユーティリティプレーヤー”って言うジャンルをプロとしてこの業界で作れたら嬉しいな～と。

車を使っての勝負の世界に身を置きつつ、その技術やメンタルをアマチュアの方に紐解いて継承するという”流れ”が自分スタイルで出来つつある今、こうして決勝日の朝に自分を見つめ直し、立ち位置を再確認してサーキットに向かう、これらがブログのネタになり、その側面がFBのタイムラインに乗る。

ブログの行間を一生懸命解読しようとしてくれる人
新作DVDを心待ちにしている人
あの時のあのワンスマプログラムに参加して私のサーキットライフが変わったと思ってくれる人

こういう方々が日本のどこかに居ると感じられるのが私はプロとして嬉しい一瞬でもあります。

これからもワンスマ活動とレースが出来るだけ長く20年 + α になっていく様に、そして今以上にどんどん高いレベルで融合し、化学変化した結果を沢山の人が享受出来る”しくみ作り”を頑張ろう。

コンマ0.1秒とか0.3秒とかの差にいつも悩んでるけど、そんなの瞬間的な差で”世界の終わり”なんかにはならない！
もっと大切なことが今の自分にはあるんだよな～と思いつつ、その前に今日のレース頑張ろう！！と思う澤圭太 @ Burirumでした。

時事ネタを2個入れてみましたが気がつきましたか？（笑）

頑張ってタイムを出す時は必要だけど・・・
それは裏付けされたものに基づいて”タイムを創る”という延長線上にあるべきもの。

頑張った先のタイムが何秒か？ばかりに気が取られがちなアマチュアDrの皆さんこそ、是非意識して欲しいのがこの点です。

昨日のアジアンルマンの公式練習で私はフル満タン + 新品タイヤの決勝シミュレーションを実施しました。

チームメイトのRobさんが少ない燃料で新品タイヤ（予選シミュ）を実施して34秒3。
私は37秒台からスタートして35秒台で序盤はラップ、Bestは35秒3でした。
だいたい想定通り・・・

でタイヤが落ち着いて（車内の空気圧モニターでチェック）、ペースも安定期に入るとここからが”Drivingの引き出し”創造タイム。

1コーナーはこう走ると入口でセクタータイム（ダッシュボードにリアルタイムで表記）がゲイン
でも出口のストレートから3コーナーヘアピンまではこの位ロストするな。
自分の感覚よりも敢えて抑えて走った方が結果良さそうだな、縁石一杯使うのとそうでないのと、ちょっとオーバーランしてしまった時ではこの位違うな・・・と積み重ねていく。

3コーナーヘアピンは入口のブレーキングをタイトなラインで侵入して距離を稼ぐのとワイド目で出口を鋭くするのと、旋回速度を重視するのとで4コーナーまでのセクタータイムを比較

4コーナーは高速コーナーなので奥まで我慢して飛び込む系と侵入抑えて旋回速度高く車の姿勢をフラットにしたほうがダウンフォースが増えて結果速いか？を比較。

テクニカルセクションはアクセルOFFのタイミングやスピードによってアンダーの出方が変わるか等比較、後半の全開で抜ける大きなS字区間はワイド目で速度高いとステア量増えて抵抗になって意外とタイムに繋がらないとか、縁石に長く乗っていると抵抗になって最終までの伸びでロストするとか蓄積。

これらでタイヤに負担を掛けずにタイムを落とさないで走る方法や各コーナーの走らせ方の最適化を図ります。

20LAP経過位でエンジンマップを変更して燃費やパワーがどうタイムに影響するか確認。
（全てエンジニアとラジオで交信しながら状況を伝えながら）
ベストの走りでマップを変えるとこの位変わるっていうのを把握。
ベストが34秒8で35秒台中盤をキープしてましたが、燃費セーブモードで36秒台で走行の指示がきました。

この際、アクセルからブレーキへの際の空走距離を増やす
（そうするとブレーキの踏み始めの方法も若干変わる）
ブレーキの強度や侵入時の残し具合いを調整する
旋回スピードとのバランスでアクセルONのタイミングを遅らせたり、シフトアップの回転を低めにする等でも調整する

これで36秒前半を綺麗に並べる為に　3コーナー出た時に+0.3秒位、テクニカルセクター前半を抜けた時に +0.8秒位、最終コーナー手前で+0.9～+1.1秒にしておけばあとは最終の走らせ方で調整して36秒1-4が出る・・・というリズム作りをします。

残り10Lを切って再プッシュの指示、今まで積み重ねを総合して走ると・・・
タイヤが40LAP近くても燃料が軽いのと路面も気温が少し下がってラバーが乗ってきて良くなったのも加味されPIT-IN前の最後のラップに34秒6を記録。
ガス欠症状の出方まで最後チェック出来てPIT-INという約70分の連続走行でした。

こうしてプロDrも常に『何をどの位どうすればこうなる』と言うのを積み重ねて走っている。
だからプランを立てて、実施して、その結果や効果に基づいて次のプランを構築するというサイクルが大切なんですよ！

その為には走行しながら”考えて調整して感じて”が出来る状態で常に走れるかどうか？

タイムは出た、でも振り返った時にその時何を考えていたか？どんな操作をしていたか？その結果車に何が起きていたか？を思い出せないと、それは忘年会のビンゴ大会で一等賞が当たったのと同じくらい運が良かっただけで終わってしまいます（笑）

で、この環境でこのセットをベースに予選用にアジャストすれば33秒6ベースの更に0.2-3秒では走れるだろうから悪くないね！　という風にレースWEEKは一切の無駄な事は省いて進んでいきます。

皆さんもスポーツ走行や走行会で1個1個のコーナーをもっと意識を高めて走れば、安全性もスキルアップももっと効果的に出来るのではないでしょうか？

・・・と言うお話でした。

安心してください、アジアンルマンは昨日から順調に走行始めております。
・・・その話は今週たくさん出来ますので改めて・・・（笑）

今日は遠くタイ・ブリラムサーキットよりDVD最新作のお知らせです。

今回の節目のVol.20は正直申しまして”ヤバイ”です。。。


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【ワンスマDVD最新作、オートサロンで発売！】

第20作目となるワンスマDVDは、富士スピードウェイレーシングコースの最新攻略vol.2 実践編です（富士攻略としては通算4作目となります）。

発売中の最新攻略 座学編に続く今作は、最新のワンスマ・ドライビング上達メソッドが満載の2時間近くの超大作。FSWを走る貴方もそうでない方も、最新版のバイブルとなること間違い無し！

4車種の車載映像と共にテーマ別の解説が充実。ブレーキ終了地点は明確か？　目からの情報を上手く処理出来ているか？　効果的な練習法は？　貴方の走りはこう見えている？　など。前作の座学編と合わせて観るとより理解度が高まります。

収録車両：
PORSCHE991GT3、PORSCHE981ボクスター、Lotus Erise SC、Renault Megane Torophe Rの4台

発売は来週開催の東京オートサロン会場『Spark × ワンスマラウンジ』（ブースNo.606）にて。
（先着30名の方には卓上カレンダーも付けちゃいます～）

価格は5,400円(税込)。
映像を観ながらブース内で私が解説を行う『秘密の座学』の時間も予定しています。

タイムスケジュールなどは追って当Facebookやメールニュースでご案内します。

CM映像見ただけで欲しくなるでしょう？
一般Web販売はオートサロンの後になりますので、是非いち早くDVDを手にしたい方は東京オートサロンでお会いしましょう～！