今日はメンテの話をしたいと思います。
昨日(24日)の広場トレは最近サーキット走行にハマった以前に
こちら で書いた方々のプライベートグループ広場でした。
今週は27日にお客様とカートで遊ぶ半日コース、午後はFSWにてSupra RZ(ノーマル)のドラサポ&収録(ノーマルでまず何秒くらいで走るか?)、あと86とケイマンRのチェック走行を実施。
翌28日は24日のプライベート広場実施のグループ様で再度グループ広場なんですが、車両が増車されるうえに同時進行でMcLaren 570S GT4のレンタカーが稼働スタートするし、昼にはグループの皆様のFISCOライセンス取得講習も実施と秒を争う忙しい一日の予感。。。
車輛メンテの段取り(メカニック依頼の方々)、車両事前整備の段取り、GT4レンタカーの準備、ライセンス取得の段取りなど今日はデスクワークだらけ(苦笑)
それで、サーキットを走る為に色々な車を色々なところで勢いで買ってきた様でして(苦笑)
86(実は2台買ったらしい)、ケイマンR、NCロドスタ、Civic Type R、WRX、35GT-R、そしてSupra(直4のSZの方)など。
ここに既にお持ちの991GT3RSや600LTなどもあり。
(こちらはディーラーで購入してしっかりメンテをしているので現状走り出す分には問題なしと既にチェック済みです)
→ これからその様なハイパフォーマンス系車両でサーキット走行をするなら、それなりのディーラーでは知らないって事が多いメンテのノウハウも必要。
昨日は86とケイマンRが間に合ったので、それを4人で乗り換えながら走る内容でした。
しかし広場ならまだいいけど、これ今週にレーシングコースでも走らせる予定なんです。
86なんて中古で5万km走っていて、装着されているタイヤはショルダー部分みたら製増年が2014年!! きっと初代オーナーは買ってから一般道を走っているだけでタイヤも全く交換してなかったのだろうと。
(前後で銘柄が違っていたので、こういうケースは怪しいやつ 笑)
タイヤは山があれば何年でも走れるって思っている人、自殺行為です。
(山があってもひび割れしてたりしたら要注意)
一般道で普通に走っていたら何も起きないでしょう。
ABSが作動するようなパニックブレーキや高速でスピンした時などに、あと30cmで当たらずに止まれた(避けられた)みたいな時に後悔するだけ。
でもWetだったりレーシング速度ではそれが命取りです。
グリップしないで滑るだけならまだいいけど、200km以上の速度で走る事考えるとバーストしたら大変です。
パッドやローター、キャリパーなども同じ。
パッドの山があっても劣化してたらNGだし、キャリパーだって開いてしまってたり内部のピストンやブレーキホース内のフルードがどうなっているか?知らないで走るのは危険です。
ローターの交換時期はローター表面を触ればある程度判断できますし、オイルなどの油脂類は抜いた時に黒くなっているのが悪いと思われるでしょうが、それはそんなに問題ではなく実は〇色のオイルが出てきたりしたら問題、あとゲージ一杯に入れればいいわけでもないし、粘度の高いものを入れれば大丈夫ってわけでもないんですよ。
(一般道走る車と一緒で5000~10,000キロで交換なんて言ってたら大変!)
それら全て、ある日突然に調子がおかしくなるものではないのでわかりづらい。
タイヤって新品に交換すると街乗りでも乗り心地良い感じがするのは、ゴムは必ず新品がいいから、そこからは徐々に気温や湿度変化、そして走行による入力で徐々に劣化します。
(これはスタッドレスタイヤみたいな使い方だと逆顕著ですね)
そういう心配をプロはしているからしっかりした眼で判断できるので、まずは広場走行で基本的にちゃんと走るのか作動チェックを実施、その次に走行の合間にショートコースに移動してちょっと速い速度域でどうなるか?チェック。
タイヤがダメな時は広場で走るとこうなるっていうのがあるし走行後にタイヤの顔を見たり、触れば大体ちゃんと機能しているタイヤかどうか分かります。
ブレーキは連続走行でストロークが深くなるのか?ABSの効きが早くなるのか?などの症状で対策が変わります。
これで第一段階のチェックを終えて28日の広場走行&レーシングコース走行に備えて、短い期間で出来る整備を実施、念のため前日の27日にチェック走行をしたり、ブレーキの焼き入れなどをする予定です。
急速にサーキット走行にのめり込んだ方々の場合は、そういったメンテの部分を知らずに勢いで走り出してしまう傾向が強いので、しっかりブレーキを掛けてあげる(笑)
この辺のサポートまでがワンスマの役目でもあると思っています。
車輛が増えてきて、ガレージが必要、チューニングやメンテの体制を構築したい、ドライバーの装備品も用意しないと、クルマも安全装備を充実させよう、そういったハード面のケアに留まらず、走行プランの提案などのソフト面も。
ネットで売ってるいつ作ったか分からない、いつ届くかもわからない様な型落ちの格安タイヤを値段に釣られて買ってきて走ろうとしちゃう癖のある人は”安全を買う”という意識を忘れずに、です。
タイヤ、ブレーキ、油脂類などの定期的な消耗系は走行量(距離や時間)である程度の管理は出来るし、ハイパワー系になれば駆動系の管理も必要です、いづれも自分でちゃんとやるか?主治医を見つけてしっかりサポートしてもらうというのが大切ですよ。
Posted at 2020/05/25 15:49:30 | |
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