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正真正銘OYAZIのブログ一覧

2014年10月26日 イイね!

日本昔ばなし・・・金貸し編

日本昔ばなし・・・金貸し編昔むかし、有るところに田吾作というメル、ジャ、リンなどの外国の馬を売っている者が居ったそうじゃ。

お客の中にメルを買うてくれた客が年貢の支払いに困り果て「といち」で貸す、金貸しの越後屋から金を借りていたそうじゃ。

年利に計算しなおすと何と300%以上と言う高利じゃった。

それを聞いた田吾作は「おいらが個人的に金を貸してもいいぞ」と言ったそうじゃ。

お代官様に金利はどのくらいじゃったら良いか確認したところ

「出資法で109.5%以内と決まっておるぞ、しかも貸すのは一人だけだぞ。万が一2人以上に貸した場合は仕事とみなし鬼平に捕えてもらい貼り付け獄門じゃ!」

ときつく言われたそうじゃ。

その為109.5%以内で田吾作はその客に貸し付けその客は越後屋に返済し

「めでたしめでたし」となったそうじゃ。

しかも担保としてそのメルちゅう馬の名義を書き換え、完済と同時に馬を返したそうじゃ。

良い事をすると気持ちが良いのお!

Posted at 2014/10/26 23:08:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | 小説 | ビジネス/学習
2012年09月02日 イイね!

青サブとメルセデス12 お客様

青サブとメルセデス12 お客様私は26歳で中途採用でヨンオート東大和に入社しました。

ではどのようにして成績を伸ばしていったかをお話しします。

入社して3カ月位経った夜の7時頃、帰社する用意をしていると営業部長の丸さんが声を掛けてきました。

「藤森はこれから何か予定あるのか?」

「いえ、帰宅するだけです。」

「じゃあ、キャデラックの商談行ってみるか。」

内容も知らずに二つ返事で「喜んで!」

渡された地図と電話番号は銀座の喫茶店。

1988年型のワインカラーのキャデラックフリーとウッドクーペのV8をゴロゴロ言わせながら地図を片手に喫茶店に向かいました。

「どんなお客なんですか?」

「わからん!電話で問い合わせてきた客だ。着いたら隣の麻雀店に店から電話して伊藤さんを呼び出してくれとのことだ。」

「不良だったらどうするんですか?」

「話し方では大丈夫だと思うがもしそうだったらすぐに帰ってこい、お前が帰るまで待ってるから。」

との温かい言葉を頂いたのを思い出しながら運転し1時間半位で銀座の喫茶店に到着しました。

まだ携帯電話があまり普及していない時代ですが何とか連絡が付き、待つこと約1時間。

「ごめんごめん、待たせちゃったね、勝ち過ぎて帰してくれないんだよ!」

身長190cm位のもろ遊び人風の方でした。

持ってきたキャデラックを試乗し一言

「気に入ったから買うわ、今夜置いていって。只とは言わないよ10万円今渡すからさあ」

とのたまうのです。

「絶対に無理です。」と断ると

「固い真面目な会社なんだ。分かった明日僕の会社に来てくれる、パーソナルチェック切っておくから」

名刺をもらうとそこには聞いたことのない会社名と住所電話番号が有りました。

「何のお仕事なんですか?」

「飛行機チケットの販売会社だよ」

翌日約束の30分前に現地近くにキャデラックで到着し明治屋の駐車場に車を止めまずは敵前視察です。

そこは広尾駅真上の有栖川公園横の古い雑居ビルで階段を上がると4階5階をその会社が借り切っておりました。

約束の4分前にそこの会社に行くと5階の社長室に通され昨日の遊び人と再会。

「経理に全て話して有るから判子とかの必要書類はそこで受け取ってねパーソナルチェックもね。昼食まだだろ食べにいこ!」

社長の後に付いていくと会社から歩いて5分位のステーキ屋に到着。

既に席が用意してあり「ファイヤー」状態の最高級のステーキをごちそうになりました。

「外車屋なって良かった」と思った瞬間でした。

デザートを食べながら「チケット販売って儲かるんですね」と聞いた所。

にやにやしながら

「そのうち教えてあげるね。日本航空のチケットうちの会社が世界一安いんだ。」

その後その社長とは15年ほどお付き合いいただきリンカーンタウンカーカルチェ仕様の新車、E320コンバーティブルの新車を購入していただきました。

続く






Posted at 2012/09/02 18:13:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 小説 | クルマ
2012年09月01日 イイね!

青サブとメルセデス11

青サブとメルセデス111990年代に入るとバブルは関東地方全域に及びました。
新車の560SELを掃除していた時です。
「御免下さい。これ新車ですか?」
と753のようなスーツ姿の紳士がチョイぐれ風の若者を連れて店にやってきました。
「勿論新車ですよ!」
「ヤナセに行ったら6カ月待ちだと言う物で・・・」
税込約1500万円の560SELを即金で買って行きました。
登録時の書類を取りに川越の事務所に行くとそこは真新しい看板のかかった不動産会社。
田舎紳士風な社長とチョイぐれ風な社員2人の生活感が無い不思議な雰囲気の不動産会社でした。
色々な事に興味のある小生がインスタントコーヒーのマキシムを飲みながら社長に尋ねました。
「元々何屋さんなんですか」
「実は現在も大型トラック50台所有するトラック屋さんなんだけど友達が『不動産扱うと儲かるよ』と言われて始めた会社なんだ。先月も2000万円儲かった。」
その後1992年式600SELを購入頂きましたがその後は・・・
この時期はW!126とW140の入れ替わりの時期でした。
ヤナセに行きW140の資料を集めていると衝撃的な報道が小生の耳に届きました。
「セルシオ(レクサス)」発売!
時はバブル真っただ中ですから新車納車まで1年は当たり前。
すると目ざとい輸入車業者はある車に目を付けました。
それはアメリカで発売されているセルシオ・・・「レクサス」でした。
日本仕様には無い「ナカミチ」のオーディオシステムやフロントシートヒーターが選べお客さまには満足感!販社にとっても利益のたっぷりとれる(約200万円)満足できる良い車でした。
続く
Posted at 2012/09/01 00:40:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | 小説 | クルマ
2012年08月31日 イイね!

青サブとメルセデス10

青サブとメルセデス10 ディーラー車ではなく並行車を買う醍醐味とは何でしょうか。
 価格が安い事は当たり前の事なんですがディーラー車仕様にはない車を買うことも醍醐味の一つでした。
 1986年W126がマイナーチェンジを行い280が300、380が420、500が560となりました。
 その中で印象的だった車はマレーシア製造の280SE並びに380SEでした。
 マレーシアがイギリスの植民地だった関係で車のインフラは日本と同じ左側通行。そのためSクラスのベンツでも右ハンドルだったのです。
 バンパーモールは280SEと同じだったのですがサイドモールはツルツルの300SE仕様でした。しかも試乗した280SEはMT仕様。5速までタイヤが鳴いていました。大変に面白い車でした。
 また560SELには車高調整仕様、ドライブコンピューター付き仕様、ショートボディーの560SEが入荷したこともありましたよ。そこそこの速度で高速走行中レーンチェンジする時にSELよりボディー剛性が高い事ははっきりわかりました。
 ご存知の方は少ないのですが1000SELと言う車が有りました。560SELのリムジンなのですが縦だけでなく横もストレッチして有ったのです。
その為ライトはそのままでフロントグリルはSECの物を移植しておりました。リアシートはSECのリアシートが3個並んだ変わった車で運転席と助手席の間が遠く感じました。
 1990年頃になりますと多摩地区にもバブルの影響が出てまいりました。普通の不動産会社がヘリコプターを買ったり投機の為に560SELの新車を5台まとめて買う何とこともありました。投機の為ですからナンバーは付けない状態です。
 アメリカ仕様の560SELを輸入したいと言うお客様が少々ですがいました。遊びに行ったキャりフォル二アで借りて乗ったベンツが気にって購入したいと言う事でした。外装は白で内装はベージュ革、助手席前にエアバッグが標準装備の車でした。
 ただ、世界一厳しい排ガス規制の為日本仕様よりも走らなかったですね。
続く
Posted at 2012/08/31 12:40:45 | コメント(3) | トラックバック(0) | 小説 | クルマ
2012年08月26日 イイね!

青サブとメルセデス9

青サブとメルセデス9 並行輸入車と言いますと新車並行(本国等のディーラーからナンバーが付く前の新車を輸入した物)と中古並行(外国で登録し走行した中古車を輸入した物)の2つにわかれました。
 新車並行はあまり当たり外れが無いのですが(例外は後ほど)中古並行に関しては輸入し販売する会社の考え方から品質に雲泥の差が有りました。
 特に町田近辺の販売会社は凄かったですね。イギリスの王朝みたいな車屋さんに行ったときです。外でM3もどきのBMWを見ているとつなぎ姿のお兄ちゃんがやってきました。「ここじゃ買わない方が良いですよ」
 メーター改ざん、事故車を無事故車として売るのは当たり前。即納車有りますと言って金をもらいその金で外国で買い付けるため納車が6カ月後とか・・・その筋の方も多かったのでこんな事当たり前田のクラッカー状態でした。
 当時はヨンオートでも新車が輸入しずらくなった時期に数社で中古並行車50台ほどを輸入しました。
 輸入した車を確認すると面白い事に気が付きました。走行キロ数が年式ごとに決まっているんです。1986年式ならば30000km前後、1987年式ならば22000km前後と。そうですメーター修理?して日本に送ってきたのです。 
 お客様の中には自分からオドメータの走行距離を少なくしてから納車して欲しいと言う方もいたのであまり気にならなかったですね。
 1990年当時の外車オークションに行くとどんなポンコツベンツでも走行キロの上限は9万キロに行かないのです。
 そのような時プロがチェックするのがハンドルでした。ウレタンハンドルの場合5万キロを超える位から表面のごつごつがなめらかになり10万キロを超えるとツルツルになってしまうのです。それとシートの状態を見れば大体の走行キロが想像できましたので大失敗して中古車を仕入れる事は無かったのです。
 Aさんと言うお客様は不動産業を営んでいた関係で1年で5万キロ位走行します。
 どこからかメーターを修理する事が出来る事を知ったAさんが小生に頼んできました。
 「1年点検の前にメーター修理して4万キロ位無くして欲しい」と。
 最初は断りましたが工賃以外に手間賃として諭吉先生を3枚くれると言う甘い誘いに負け毎年修理していました。
 また23区内に有った大統領みたいな会社にはメーターを修理する機械を作っちゃた人がいたのです。
 メーター修理と考えると大体の方はピンセットや精密工具を使い逆に回すのではないかと考えます。
 ただ、この方法の場合、メーター自体が壊れる事が有るのです。
 そこでその会社の社員が考えた機械とは・・・マブチモーターをメーターの回転軸に取り付けモーターを回すだけ。ベンツのメーターは100万キロを超えると・・・アーラ不思議!・・・0キロになっちゃうんです。
10万キロのメーターに機械を取り付け1晩、回しておくと翌日には3万キロ位になっているのです。
 その社員には社長賞として金一封が送られたとか送られなかったとか。
 さて販売方法で凄い事を考えた方が2人いました。
 1人はその筋の一番トップの方なのですが息子さんに外車輸入販売会社をやらせました。
 勿論輸入したのはベンツ560SEL、ベントレー等の高級外車です。それを下部組織にディーラー価格で販売するのです。それも現金で。しかも無保証。流石その筋のトップの方の考えは違うと思いました。
 2人目はヨンオート近くの自動車輸入会社の社長です。貸金業を営んでいたのですが車が好きで車業もサイドビジネスとして始めたのです。当時ヨンオートの場所の関係から東武レパードの選手がヨンオートから多く購入されておりました。(苫篠さんや伊東さん以下約10人位がお客様でおりました)
ある時、プロ野球選手Bさんから車両入れ替えの話しが持ち上がり560SECロリンザー仕様の見積もりを自宅へ持参しました。
他からの見積もりもあると聞いていましたので商談を続けて行くとBさんが「なんで200万円も違うの!」相手の見積もりを見ると・・・車両価格が原価なのです。インボイスも付けているので間違いありません。
そこで支払い条件を聞いてみました。
 すると「アドオン方式12%の60回払い!頭金もいらないって。得でしょう」
 即座に計算すると1600万円×0.12×5年=960万円!(金利=利益)
 「でも金利が~」と突っ込むと「金利は経費で落ちるから大丈夫」脳味噌まで筋肉質とは聞いていたが・・・
バブル崩壊とともにその会社も不良債権が多くなり過ぎつぶれてしまいましたが、金貸しの考え付く最高の車販売方法でした。
続く
Posted at 2012/08/26 17:34:13 | コメント(3) | トラックバック(0) | 小説 | クルマ

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「何故ユーローテール? http://cvw.jp/b/1464538/46721758/
何シテル?   02/03 11:28
都立神代高校出身 家族 娘2人、重度知的障害、強度の自閉症な双子の息子2人、女房1人 昭和63年FAIAグループ㈱サンオート東大和に入社しそれ以降自...

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