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正真正銘OYAZIのブログ一覧

2012年08月25日 イイね!

青サブとメルセデス8

青サブとメルセデス8小生が入社したのが23区内ではバブル真っただ中の1988年。
メルセデスと言えば1979年に新型になったSクラスが一番売れていた時代です。
ヨンオートでも1981,82年のSクラスを良く売っていました。
勝手にメルセデス評価・・・W126
280SE・・・Sクラスのベーシックモデルです。国産のクラウンクラスが400万円位の時約800万円でした。試乗してみて驚いたのが必要最低限の物しか付いてない。シートと運転席側のドアミラーは手動。ハンドルも大きく重い、しかもスペアータイヤは当時はやりのスペースセーバーではなく標準と同じタイヤ。
シートは革ではなく布。
 しかし乗ってメルセデスの良さはすぐに分かりました。まずドアの開閉感が凄く良い。パタンではなくバフと言って閉まるのです。高速を走るともっとその良さを実感しました。まず腰が痛くならない。現在ではシートの中身の材料はウレタンが主となっていますがその頃は植物の皮(やしのような)をウレタンの代わりに使っていたんです。
 エンジンはDOHC、よく回りましたね。それにカーブ走行時足回りがぐにゃぐにゃしない。流石オートバーンの国の車と実感しました。
 当時この車を買った方の殆んどがする事と言ったらエンブレムチューン。280SEのトランクバッチをはがし500SEにしちゃうんです。勿論AWも500SEタイプにしますが。
 中古車になりよくやった事が有ります、それはオールペン!理由・・・白いベンツしか売れないのです。  ヤナセもよくやってましたよ。白い外装なのにグリーンの内装のベンツがヤナセより入庫した時、こんな組み合わせは無いので第一メンバーに貼ってある外装色のコードを確認すると黒。黒のベンツをヤナセが白くオールペンして持ってきたのでした。
 1986年にマイナーチェンジが行われ日本では500SELが560SELとなりました。しかし本国では500SELも売っていましたので並行業者は競って500SELを輸入しお客様の希望によりまたまたエンブレムチューン!
 さて560SELに乗っていた方も気が付く方は少なかったのですが日本仕様と本国仕様は微妙に相違点がりました。まず出力が違いました。日本仕様はアメリカのキャリフォル二ア仕様の車の一部を日本仕様としておりました関係で世界一の排ガス規制車が入ってきました。
 その為300馬力の560SELが日本仕様の場合約240馬力となってしまいました。
 ところが本国仕様の場合は当時排ガス規制が有りませんので300馬力-約10馬力(日産製の触媒の抵抗の為)=約290馬力でした。
 また馬力の関係からか日本仕様のタイヤのサイズは205(500SELと同じ)、本国仕様は215サイズ、その為フロントフェンダーも少し幅が広いものが装着されていました。
お客様の中には並行を新車で買い触媒を外す猛者もおりましたよ。
内装も違いました。日本仕様は梁瀬次郎さんの好みかどうかわかりませんがベロアシートの560SELが多く販売されていました。アメ車も同様にベロアシートでしたね。
 その点並行は本革シートでしたので高級感は並行の方が上でした。しかしこのシートがパンパンに張っているためよく滑るのです。革が良いかベロアが良いかはお客様の好みでした。
また並行車にYANASEステッカーを張りたいという変わったいお客様の為にヤナセの社員から密かに仕入れた事も良い思い出です。
 価格で言うと560のディーラー物が約1500万円の時、新車並行は約13000万円、500SELですと1200万円でした。
その為500SELの560もどきが深夜のギロッポンをうようよと徘徊していたのです。
 おわかりですね皆さんが見た560のほとんどは500と言う事を。
続く
Posted at 2012/08/25 19:05:30 | コメント(3) | トラックバック(0) | 小説 | クルマ
2012年08月16日 イイね!

青サブとメルセデス7

青サブとメルセデス7自分が入社した1988年当時2年遅れくらいで多摩地区にもバブルの風が吹いてきました。
当時のバブル紳士は株をやっている人、不動産屋さん、建築屋さん、土木屋さんでした。
車の商談中の話と言ったら「~で1000万円儲かった」「株が1週間で4倍になった」とか景気の良い話でいっぱいでした。
ちょっとここで中古自動車販売店の営業マンの一日を見てみましょう。
定時に出社するとまずは本日のスケジュールのチェックです。
その後手のあいた社員全員で展示車両の掃除です。
掃除が終わると1週間に一度エンジンを始動しバッテリーが上がっていないかをチェックします。
2週間に一度はWAX掛けもします。
大体午前中で展示車のチェックは終了します。
手を洗い夏場はTシャツを替え事務所に戻り楽しいティータイム。と思いきやお客様からの伝言メモを発見しすぐに電話。
その後何も無ければ車の雑誌等を読み一服。
その後、修理の為お客様へ訪問するスケジュールと代車を確認します。
午後になり来店客の相手をしたり、雑誌を見たお客さまからの電話の相手をします。
管理職になりますとオークションで買った車の入庫時チェックやメーカーからキャリアカーで送られてきた車のチェックをします。
FAJの代理店だったアレーゼ東大和時代の入庫車の逸話をお話し致します。
全て新車の話ですよ。
1、155が入庫しました。外装のチェックをしていたところトランクがおかしいのです。片方だけ1cmほど浮いているのです。工具で調整すると直りました、が、今度は片方のテールレンズがボディー側と1cmずれているのです。製造時の完全なプレスミスです。
2、156が入庫しました外装のチェックをしているとCピラーに綺麗な手形が!。洗剤でも取れない、なんと塗装時にクリアを吹く前に工員が手形を付けてしまいそのまま鹿とでクリアを吹きPDIでもチェックせずに来た車だったようです。良い手相していました。
3、外装は完璧な156のボンネットを開けた時です。第一メンバーが小さくへこんでいるのです。ボンネットも良く見ると交換した跡が有りました。想像です。エンジンルームの第一メンバーの上に工具を置いた事を忘れたままボンネットを閉め「ごつん」ボンネットは交換しましたが第一メンバーの交換はすっかり失念?。
4、プントアバルトが入庫しました。外装をチェックしていましたところ天井のSR周りに多くの塗装の泡発見。ちょうどFAJのサービス担当者が来ていましたのでクレームで塗装しなおしてもらおうと見てもらったところ、オーマイゴッドな発言!
にやにやしながら「藤Mマネージャー。確かにブリスター出ていますが5m離れたら見えませんのでクレームにはなりません」お客様に事情を話し直接FAJと話して頂きました。
現在ではだいぶ良くなったとは思いますがなんせ当時のFAJの車のPDIは日産工場でしていましたから今では考えられない位の品質でした。
続く
Posted at 2012/08/16 15:49:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 小説 | クルマ
2012年08月14日 イイね!

青サブとメルセデス6

青サブとメルセデス6売る新車が足りない状況を変える画期的な方法を考えたのが後にヨンオート東大和の社長に就任する当時、伊藤大商事自動車販売の営業部長だった上司さん。
その時に人づてに知り合い、その車を並行輸入をしたのがヨンオート。
ヨンオートで輸入した並行車(勿論型式不明)に伊藤大のシールを貼ってディーラーの営業マンが売っていたのです。
現在でもクライスラー系のディーラーがメーカー経由で輸入出来ないチャレンジャーを並行輸入して売っていますね。
さて昔から「奢れる者も久しからず」と言われているように有る時期を境に急激に外国車の販売量が激減しました。理由はオイルショック。利益に目ざとい商社はあっという間に外国車の輸入販売から手を引き始めました。
伊藤大商事も例外ではなく業務縮小の連続の為有能な幹部社員もヤナセなどの外国車販売会社に去って行きました。営業部長だった上司さんも次の勤務先を探していたところヨンオートのシゲー吉野さんから電話が有りました。
「ヨンオートの東大和を別法人にしようと思っている、そこの代表取締役なってくれないか」
宮仕えにも飽きてきた上司さんは二つ返事で承諾しました。
当時はヨンオート東大和前の通り新青梅街道が全線開通していなかった時代です。
しかも所得水準の低い多摩地区にアメ車の販売店ですから開店と同時に多くの子供達が見物に訪れました。基本的に一般のお客様へはアメ車の中古車販売と商事会社時代のお客様へはヨーロッパのメルセデス等の新車を販売していました。有る時ヨンオートの下取り車のベンツ450SEL数台をヨンオート東大和で試験的に販売してみました。するとどうでしょうあっという間に売れてしまったのです。
それからは中古車のSクラスベンツと中古車のアメ車の販売店となりました。
まだインターネットが無い時代です、販売の主体は来店客でしたが外車の中古車雑誌を見て地方から電話をし車も見ずに契約するお客様も月に数件おりました。
メルセデス系は地方にも販売店が有りましたので地方からの引き合いはほとんど無かったのですがアメ車に関しては地方からの引き合いもありました。
四国の観音寺に中古のタウンカーを販売し喜んで乗って頂いた事をよく覚えています。
続く
Posted at 2012/08/14 14:37:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | 小説 | クルマ
2012年08月13日 イイね!

青サブとメルセデス5

青サブとメルセデス5ここで簡単にヨンオートの成り立ちをお話し致します。
元々日産自動車の営業マンだったシゲー吉野とベース(米軍基地)へ出入りしていたジミー谷口が調布のヨンオートの創設者です。
昭和30年代、高度成長期の前段階のこの時期車と言えば国産車でした。
外国車は輸入税や輸入車枠の関係から大変高価なものでした。しかし無いものをねだるのが、なり上がりの金持ちや芸能人。
並行輸入その物の制度が無い時代どうしたかと言うと英語が達者で米軍基地へ出入りしていたジミー谷口が帰国前の懇意にしている将校から車を譲ってもらうのです。
そうしてそれを今すぐ欲しい芸能人や小金持ちに売っていたのです。
約3倍くらいで売ったそうですよ。
その後通産省の旗振る中、並行輸入が開始されました。しかし本国メーカーへ行っても売ってくれない。ではどうするか。日本からその国の言葉が堪能な人間をブローカーとして送り込んだのです。色々なディーラへ行き交渉し新車を譲ってもらう。時にはメーカー規制の為1000kmほどわざと走り込んだ車を買わされたこともあったようです。
その後FAIA(外国自動車輸入協同組合)を設立し数十社がまとまって車を輸入する業務を開始致しました。
時は1970年代後半。中古並行も含め外車で有れば何でも売れに売れた時期です。
その時分に相模原市と東大和市に支店を設立しました。特に東大和市の支店長はシンクロナイズドスイミングの日本の第一人者のお父さんです。
並行輸入車が売れているのですからディーラー車はもっとすごい状況でした。なんと日本に到着する前のコンテナ船の中ですでに全て売却済みだったのです
。ここでまた無い物ねだりが人の常、まだ輸入枠が有る時代ですが売れているディーラーは考えました。
「並行輸入してディーラーのシール貼っちゃえばディーラー車だ」。
続く
Posted at 2012/08/13 19:04:09 | コメント(3) | トラックバック(0) | 小説 | クルマ
2012年08月12日 イイね!

青サブとメルセデス4

青サブとメルセデス4車庫証明と言えばヤナセの新車を売った時の事を思い出しました。

2000年頃、ヤナセ販売協力店でも有った為、新車のW220のS500Lを売りました。
それも契約日が6月の25日。必要書類や車庫証明の関係から登録は7月になると考えていましたところ担当の営業マンから連絡が有り「メーカー報奨金の関係からどうしても6月中に登録できないか」と電話でした。
お客様に連絡すると登録は6月でもかまわないとの返事でしたが車庫証明の承諾書がそろうのが6月28日。通常の車庫証明は提出から受け取りが中2日の為無理でしょうと話しましたが「ヤナセで何とかします」との強い返事。自分には関係ない事なので丸投げしましたところ、取れるんですね。翌日の30日に車庫証明が取れ31日に無事登録できました。
不思議に思っていましたが昔小耳に挟んだ、有る事を思い出しました。
「ヤナセに警察幹部のOBが天下っている」事を。
納車のときさりげなく「良いなあ、ヤナセに警察幹部のOBがいて」と囁いた所、営業マンは分かりやすくニヤニヤしていましたよ。
さて登録業務の段取りも一通り学び終えた頃、先輩から指示が飛びます。
「お客様の車を引き取りに行くぞ」
ヨンオート東大和は多摩地区に有ったのですが意外と23区内のお客様が多かったのです、しかもヨンオートに来店した事が無いお客様も数多くいらっしゃいました。
その日は自分の車を運転し助手席には先輩を乗せ渋谷区のお客様へ向かいました。
着いた所は立派なマンション。お客様は既に車の所におりました。
小柄な少々色グロのお姉さま。どこかで見た顔だなあと思いつつ名刺を渡し自己紹介するとハスキーな声で「コンニチハ」。
あ!この声は・・・
当時日本の音楽界で売り出し中の外国人の方でした。
有名人が多かったのもヨンオートの特色でした。
続く
Posted at 2012/08/12 14:13:29 | コメント(3) | トラックバック(0) | 小説 | クルマ

プロフィール

「何故ユーローテール? http://cvw.jp/b/1464538/46721758/
何シテル?   02/03 11:28
都立神代高校出身 家族 娘2人、重度知的障害、強度の自閉症な双子の息子2人、女房1人 昭和63年FAIAグループ㈱サンオート東大和に入社しそれ以降自...

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