初投稿から2回に渡って、自分がレースを通じて様々なクルマと出会うことができたことを綴らさせていただきましたが、最後に中学生の時に出会った「
鉄人」とのお話をさせてください。
あれは2008年の東京ノスタルジックカーショーだったでしょうか。
入場料だけでも高いノスショーにお小遣いを握り締めて初めて足を運びました。
小学校5年生(?)の時に観た「ALWAYS三丁目の夕日」と「若大将シリーズ」の影響からすっかり旧車マニアになってしまったので、オート3輪から高級サルーン、GTカーなどを見、ミニカーかカタログを買って帰るという目的でした。
終了時間が近づき、業者の方々も片付けを始められた頃、とあるブースでスーツを身にまとった初老の方に声を掛けられたのです。その方こそが、業界で「
サーキットの鉄人」と称される
安川肇さんでした。
日本グランプリ以降の日本の自動車レース・サーキット・マシン・ドライバーなどに興味のある方は聞いたことのある名前かもしれません。
今年70歳になられる安川さんは、第1回日本グランプリからフレッシュマンレース、CAN AM、インディ、耐久など様々なレースをほぼ写真に収められている貴重なお方です。今となっては見ることのできない、船橋サーキットや川口自動車競技場などでのダートレースなども撮られています。
そのコマ数はおおよそ
16万コマにものぼります!!
そして何よりも驚くべきことは、ほとんどのレースをオフィシャル・プラクティスから予選・本選とすべて撮られているということです。それらの写真は、ネガと公式プログラムなどと共に専用の部屋に保管されており、ご要望のある方には
販売もされています。
かつて幾人ものプライベーターやアマチュアが参戦したフレッシュマンシリーズなどでも、ドライバーの名前などがわかっていれば、お写真を予算内で選んでくださります。
専門誌などで目にする写真の多くは、雑誌社や新聞社などの資料室に厳重に保管されているものがほとんどだと思います。安川さんのお写真のほとんどは白黒写真ですが、アマチュアとは思えない
躍動感を感じることができます。ほとんどのお写真は、一般席から三脚などを立てて撮られたそうです。
当時レースに参加されていたご本人やその親族の方のみならず、レースが好きで好きでという当時を知らない方でも一度そのお写真の数々を目にすれば釘付けになること間違いないでしょう。
安川さんは、お写真の展示をノスショーのみで行われています。
ただし紙資料ですので、野外で開催される場合には出店なさらない可能性もあります。ですので事前にご確認ください。
皆様ノスショーに足を運ばれる際は是非!!
サーキットの鉄人HP :http://homepage2.nifty.com/car-tetsu/
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Posted at
2012/03/25 23:26:44