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ご心配をお掛けしました息子ですが、昨晩修学旅行先の北海道から無事、帰宅しました。

やはり若干の腫れがありますが、あとは時間の経過で引いてくれると思います。

みなさんの励まし、とても力になりました。

ありがとうございました。

昨晩の事です。

会社から帰ると、鉄研の部長を務める愛息が、文化祭に向けてなにやらA4の用紙に鉄道の画像を大量にプリントアウトしていました。
家のインクジェットだと、こんなベタプリントを大量にされると、6千円ほどするインクカートリッジ１セットすぐなくなるわけで、、、「おまえそんなの外でやって来い、金やるから。その方が安くていい」と、いつもなら特にどうでもないことなんですが、ここのところの疲れのせいか、無性に腹が立ってきまして、つい、こう言い放ってしまいました。
今考えれば、実にセコい話です。

そうなると、売り言葉に買い言葉です。
息子はフテ腐って「ああ、わかったよ。じゃあ金払えばいいんだろ！」と。
それから、「なんだと！いいから立て！」というような展開になりまして、立つと息子の方がデカいんですね(^^;;;
このくらいの年になると、自分の力も試してみたくなるんですよね、自分もそうでしたから。
そこまでわかっているのに、掴み掛かってくる息子に、なんとかねじ伏せようと、床に倒したところ、尋常じゃない痛がり方をしまして、最初は「大げさに痛がりやがって」なんて思っていたんですが、横になって起き上がらない彼を、さっきから必死に止めていた女房が、「ゆうくん、しっかりして、、、」と、抱き起こそうとすると、顔の下に血溜まりができています、、、
「血ぃ出てるやん、いやあ！ゆうくんしっかりして！」と、半泣きで女房が助け起し、血は鼻血だったのですが、「顔が痛い」と言います。
急いで氷を持ってこさせ、患部を冷やしますが、ただの打撲ではない感じです。
俺はすぐにＢ３を起動させ、手足も痺れが出ているらしく、「俺の肩につかまれ！」と、言って息子を担ぎ、すぐ近くの救急病院へ運びました。
女房は「病院行ってもなんて説明するのよ」と、心配しましたが、「ありのまま、俺が倒してこうなったと言うさ、階段から落ちましたとか、事実を隠蔽するつもりはない」と。
病院では、当直医の先生が、たまたま顔面、頭部の専門家なのだそうで、すぐにＣＴを撮り、状況がわかりました。
診断は、頬骨の骨折（と言ってもヒビが入った程度ですが）でした。その影響で、副鼻腔に内出血した血液が溜まり、鼻血が出たと。
１週間程度で回復し、特別な処置も必要ないということで、実は明日から北海道へ修学旅行なのですが、それも行って差し支えないと、とりあえずは安心しましたが、旅行先でのラフティングについてはDr.ストップとなってしまい、代わりにソーセージ作りの班にジョイントと相成りました。。。

今朝、息子は元気に起きてきてくれ、「腫れるかも知れません」と言われていた頬の腫れも思ったより小さく、ほっとしました。
修学旅行にも元気に出掛けて行きましたが、愛する我が子に大怪我を負わせたという自責の念に駆られ、体が思うように動かず、本日朝は会社を１時間遅らせての出社にしてもらいました。

普段から手の掛からない子で、１年に一度、軽く叩くか叩かないかというところなのですが、ここ最近やはり自我が芽生え、親に対する態度が悪くなっていたのは事実ですが、俺と違いマジメで、中学も難関と言われる私立大付属への入学を勝ち取った、自慢の息子です。
それを俺は、、、こんな目に遭わせてしまって。。。

息子には心から詫び、プリンタもインクは文化祭用に１セットプレゼントするよと言ってやり、今後何があっても絶対に手を挙げないことを誓いました。
それでも、懺悔せずにはいられず、恥を忍んでブログに書きました。

思えば、こんな場面は過去俺が中学生の時に経験したっけ。
なんで大人にはなると、自分の通ってきた道を忘れて、自分ははじめから大人だったみたいな物の見方をしてしまうんでしょう。。。
本来、息子のキモチはよくわかるハズなのに。。。

その昔、会社の先輩が、「女房のために死ねと言われても、即答できないが、子供のために死ねと言われれば、喜んで即、死ねる。笑顔でこの世を去る」と、言っていたのが妙に印象に残っていますが、当時子供がいなかったので、ピンときませんでした。
でも今は、よくわかります。きっと、子を持つ親の共通のキモチではないでしょうか？

本当に、父親失格な俺ですが、今はただ、早く完治して欲しいと願うばかりです。